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【編集とライター】ラフは手描きの方がいいかもしれない気がしてきた。

最近、パワポはとても高性能だし、canvaだって便利だし。誌面をデザインしてもらうためのラフ原稿を美しく作ることは簡単な気がしている。

だけど、誌面デザイナーさんに資料を渡して、上がってきたページデザインを見た時に違和感というか、ラフ通りじゃね? みたいな感想を抱く時がある。ラフ通りでいいはずなのに、ラフ通りじゃね? って何事だろう。

もっとメリハリつけてもいいのに。
必要のない写真は削っていい感じにしてくれていいのに。→画像の優先順位も伝えきれてないのにこういうこと思う。

わがまま。

そこで考えたのは「何が大事なのか。一番伝えたいことはどれか。それを大切にするためには別に他のものを犠牲にしてもよい」というのが伝わっていないということ。

もっといえば、私自身が美しいラフを作ることに躍起になり、見た目にこだわりすぎて「このページでは何が大切なのか。何を一番伝えたいのか」を考え、練り上げることができていないということ。

そして昔の資料を振り返る。

その昔。ラフは手描きだった。

これは10年くらい前に作ったエリアガイドの全14Pの企画の前半8Pのラフ

めっちゃ楽しそう〜。

これは「手作り体験ができるショップ」つまり、今で言うならワークショップ体験できるお店だけを集め抜いた特集のラフ。

実際に手作り体験をすることをコンセプトに、読者モデルを連れて行ったり、自分が登場したりしてハンドメイド体験、編み物、家具作り、ファブリックパネル作りなど色々やってみるという企画だった。

ネタを集めてから、それを入れ込むためのラフをザーッと手描きしたのだけど。

この時はデザインが上がってきた時も「めっちゃ楽しそう〜」だったので。

もちろんラフの段階で想定していた写真と、実際に取材に行って撮影できる画像は別物なので、デザイン入稿の際にはちょっと変更する。

デザイン入稿の資料はテキストで指示する方がいいかも。

上記のことはなんとなーく知っていたはずなのに。

今は便利なアプリケーションがたくさんあるから、欲が出てしまう。私もちょっと綺麗なラフを作ろうって。

でも本当は箇条書きで文字を羅列してコンセプトを伝えるようなやり方の方が、デザイナーさんが想像力を掻き立ててくれて、いいものが出来上がる(気がする)。

それは人によるのだと思うし、パワポでサクサク素敵なラフを作ることができる人もいるはずだけど。

今の私、もしかするとやっぱり手描きでラフを描く方がいい気がしてきた。ただ、常に場数を踏んでいないと描けなくなる。

次にデザイン入稿をするときは手描きにしようと思う。

そういう機会がたくさん欲しい今日この頃。

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地方の出版社を経てフリーの編集ライターとして活動しています。
○地方でライターの仕事を続けるには
○単価アップを叶えるには
○そもそもライターってどんな仕事?
○編集の視点とライターの視点の違い
などについて、自分なりの解釈をしていきたいと思っています。


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ライター和田知子:CLANG CLANG クランクラン
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