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【ライターの仕事】急な依頼にアワアワ。そして若い編集さんのびっくり対応に思うこと。


つぶやきというか、愚痴?

数年ぶりに地方出版社の編集さんから電話がありました。

ずいぶんご無沙汰していて、さらに編集さんは始めましての方(若そう)。個人携帯から電話をくださり、未登録番号からの着信に私は「もしもし」と応対しました。(申し訳なくも旧姓で仕事を続けている手前、電話に出るときは「今の苗字か」「旧姓か」どちらを名乗るか一瞬戸惑い、もしもしで応答してしまうケースがあります)。

相手「お世話になっております。○○編集部の○○と申します」

編集さんは、私の名前を確認することもなく、依頼内容をバーっと喋り始めました。

聞けば広告案件で、15件ほどの記事を書いて欲しい。一件あたり400文字くらいで、ショップに電話して画像の素材集め、原稿書き、校正回収までやって欲しいとのこと。

私「スケジュール次第ですが、いつでしょうか? 私は7件ほど早急にアップして欲しいと言われている原稿がありまして(それ以外に進行中のものと来週の取材アポもある)」

編集さん「こちらも急ぎの案件で。来週動いていただきたいのですが」

私「そうですか…それはちょっと厳しいですね。せっかく久しぶりにお声だけいただいたのに。何もなければお受けしたいのですが」

そうお話しして、電話を切りました。

イメージ写真です

30分後のびっくり電話

それから30分後。同じ人からまた着信がありました。

あれ? なんだろう。人手が足りなくて数件でいいから受けて欲しいというお話かな? と思いながらスマホを操作。

私「はい、ライターの和田です」(今度はちゃんと名乗る)

相手「お世話になっております。先程の件ですが、上司に確認し、1件2500円でどうかと考えているのですが」

????

さっき、私、お断りしなかったでしょうか。

私「あの、私でしょうか? 先ほど、来週は動けないので難しいとお話ししたのですが」

相手「あっ。申し訳ありません! 間違えてしまいました」

イメージ写真その2

名無しライターとしての依頼は厳しいなと実感しました

会社とはつながりがあっても、相手の編集さんとは面識がありません。相手の方は上司に言われるままに、「この辺のライターさんからできる人をあたってみて」と言われて、そのまま動いているだけなのかもしれません。

つまり、相手にとっては「これをやってくれるなら誰でもいい」。

いや、それどころではなくて、この一連の若々しい編集さんの対応が「超やばい」と感じたのですが(そもそも私がお断りした後、別の誰かに電話してギャラで揉めて、上司に値上げしてもらっての電話をかけ間違えたと思ったのです)。

もう知っている編集さんもほぼ辞めてしまわれていて。誰に言えばいいかもわからないため、ここでこっそり吐き出しました。

ただ、思い返せば若い頃の自分も同等、いやそれ以上にやばかったのを思い出します。「頑張って!」と思いながらもこれをフィードバックする方が早く成長すると感じるのですが、どうしよう…。

あと、純粋にこの業務をこの価格で外注するのは、正直「ライターが生きていけない」「マジで生活できない」ので、考え直す方がいいと心から思っております。

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地方の出版社を経てフリーの編集ライターとして活動しています。
○地方でライターの仕事を続けるには
○単価アップを叶えるには
○そもそもライターってどんな仕事?
○編集の視点とライターの視点の違い
などについて、自分なりの解釈をしていきたいと思っています。


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ライター和田知子:CLANG CLANG クランクラン
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