【ライターの話】ZINEに触れる、ZINEを学ぶ。私も何か印刷したい。
新しく買った手帳に毎月目標を書く欄があり、脳みそを絞って考えた目標の一つが「本を作ってみる」こと。
でも、何を? どういうふうに?
私は何を作りたい?
テーマは?
体裁は?
というわけでリサーチの小さな旅へ。
私が暮らす浜松市でZINEを扱っている店を探し、取り急ぎ「谷島屋本店」を訪れる。浜松駅ビルの最上階にある大きな本屋さん。
その片隅にひっそりと、リトルプレスコーナーがありました。
そこでパラパラと見本誌を見て、購入してみたのが写真の2冊。
「月刊ドライブイン」は意表をつくタイトルと表紙も良いし、中身はかなりしっかり取材されたドライブインの記事が2つ。ただこちら乱丁があって、33ページの記事からスタートしてる!
それも味?
もう一つの富山の「itona」はかなりプロっぽい本。女性だけの制作チームが力を合わせて作り上げた記事は全文英訳付き。
でも、ここまで壮大な本から始められるもの?
ということで、もう少し個人的なZINEに触れてみることに。
次に訪れたのは、駅から徒歩10分くらいの場所。古いビルの1階奥にある「プスプスbyZING」さん。
インスタなどで拝見したことがあり、いつか行ってみたい場所でした。
こちらは、もっと個人色の強いZINEも含めて、たくさんのリトルプレスが並んでいます。
さらに、理想科学工業が販売している「リソグラフ」というプリントゴッコの超進化系みたいな印刷機があり、利用料を払えば印刷させてもらえるそう。
プスプスbyZINGさんが作っている「kakomiZINE」とか、「あみちゃんへZINE」とかを購入。
私がそもそもZINEに興味を持ったのは、松本を旅して「栞日(しおりび)」さんで本に満たない4つ折りの紙を「ZINE」として売っていたのを見てからなのですが。
プスプスbyZINGのオーナーさん達は、毎年松本の5月の工芸月間に現地を訪れ、シルクスクリーンやリソグラフのワークショップをされているそうで。
「kakomiZINE」は内容がオール松本でした!
栞日さんのオーナーさんも記事にいっぱい出てきます。
(よくわからんが)ご縁!
そして、スタッフさんが毎月書いている(っぽい)、自己紹介ZINEのようなものがかわいい。
ああ、こういうのがいい。
自分のふんわりした経歴を、ペライチの紙に手書きで書いて、しゃべらなくても自己紹介がわりに配れる何かを作ってみたい。そんな気持ちがむくむく湧いてきたのです。
「私、名刺がわりに配れそうな紙っぺらのZINE? を作りたいです」と相談したら、それならこうやって書いて、こんな感じで印刷して、料金はこれくらいですよ〜と教えていただき。
突如嵐のように湧き上がるやる気。
その思いが冷めないうちにと。
自己紹介ZINEを作ってみました。
書きながら、
「え、、、、こんなの、誰が読むの?」
「っていうか、本当に誰が読むの?」
と自問自答しながら作り上げた書いてみた「ライターとしての自分マガジン」みたいな不思議な何か。
来月、身内が浜松のコーヒーイベントに(コーヒー以外の内容で企業枠として)出展するので。裏側に企業のPRをしっかり描けば、イベント時に「私の謎ZINE」を配ってもよいというお達しが出たので。
頑張って裏面を描き、勇気を出してリソグラフで印刷し、配れるような体制を考えてみたいと思います。
熱が覚めたら恥ずかしくて倒れそうに違いなく、その前に印刷しないと。
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地方の出版社を経てフリーの編集ライターとして活動しています。
○地方でライターの仕事を続けるには
○単価アップを叶えるには
○そもそもライターってどんな仕事?
○編集の視点とライターの視点の違い
などについて、自分なりの解釈をしていきたいと思っています。