リカえもん
かわいいいぬちゃんのお話です。
いぬは神妙な面持ちでお母さんの言う事にみみを傾けていた。理屈に通らない小言から発展して「居候の癖に偉そうだ」とか「何もしてない癖に太って憎たらしい」とか「毛が汚い」とか嫌な事をたくさん言っていた。最後にいつもの決め台詞「言う事を聞けないなら出ていけ」があって、嵐は去った。 この嫌な人間一号は、わたしだけに人格を蹂躙する言葉をずけずけと飛ばしているのかと思ったらそうではなかった。いぬちゃんにもそうだし、お父さんにもそうだ。お父さんとお母さんの喧嘩を見るたびに、もう別れちゃ
ついに来てしまった、と思いながら朝を迎えた。パソコンやら絵の道具やらをカバンに詰めて、帰省の準備をしてみたが気持ちが全然晴れない。頭痛とため息があった。 コーヒーをドカ飲みして、眠気を飛ばそうとなんともならない。飲んだ分だけお腹が温かくなった。 自分の救えない部分を感じる。そっとしておいてほしい部分のことを。変に体がほてる。 休んだほうがいいんだろうか、休んだところで焼け石に水じゃんか。何かキリのいいことがありますように。100万円くらいあった余裕で助かるから。
目覚めから胸焼けがして、非常に気が悪い。毎日お酒を飲みすぎているからなのか、暑さのせいなのか…… 昨日は京都のこもれび書店へ行って、新刊を置いた。リリオムくんとも久しぶりに会うことができてわりかし良い日だった。 ↑新刊は「白帆のどけき」です。こもれび書店で買うとステッカーのおまけがついてきます。 香川文フリから1週間たって、もうほとぼりもさめてきたころ。なのに頭の中は香川でいっぱい! 二日酔いみたい気持ちの悪さ、お腹が張ってるのとまんぷくなのはぜんぜん違う。
今朝は布団から起き上がれなかった。特になにかあったわけではないんだけど、動くのは無理。こういうのを仮病と言っちゃうと自分を追い詰めるのでそうは思わないでおくけどやっぱり、後ろめたさがある。 とりあえず書いてみた。 これは今読んでる本。上にあるのは文フリの打ち合わせをしてたときのなにか 9時くらいから元気になってきたので、昨日考えていた読書ノートを作った。この習慣は学生の頃からあって、働き始めてやめたから復活になるのか? 賢そうなメモ書きを探してみたがろくなものが出
昨日の帰り道、なんかすごくいいことを思いついたのに全然思い出せない。涼子さんと千里さんのことで、特に千里さんの思う涼子さんなのだけど、すごくいい書き出しを見つけていたのに。 次の新刊は来年の京都文フリで出そうと思っています。今回の香川で出したのは、仕上げが駆け足すぎてちょっと荒々しいのではと思うところがあったから。でも、全体的には向上しているように感じる。読み返してみての恥ずかしさは未だない。 できればさっそく、メモ書きみたいなショートショートを投稿したいけど、そう
昨日、e5489で新幹線と特急の切符を取りました。バスはもうだめだった、たぶん男木島のいぬちゃんも今年は新幹線に乗ってくると思う。 今の職場の唯一かつ最高の良いところは休みが無茶苦茶取りやすいこと。今年のお盆はなんと10連休にもなっちゃった。ちょっとゆっくり、丸亀の風を感じたい。 実家に帰ったら、まずは自転車を買いたいんだけどどうだろう。乗らないとすぐに潮風でチェーンが無茶苦茶になるからやめといたほうがいいかな。 お盆にすることは2つ、護国神社で終戦記念祭後のスタ
一昨日(2024/7/28)に開催された文学フリマ香川に参加してきました。香川は僕の地元なのでなんなんかわからないけど「文フリ高松」って言っちゃう。香川は香川だから… 今回は新刊も持ち込んで、学生の頃に書いたチムレンガの文集も出品しました。会場には文芸部のメンバーがいたり、直島のときの先輩がいたりして目眩がしました。 ブースの設営中、一般参加者がなん人来るんかけっこう心配していたのですが、開場の瞬間にさっきまでの静かな雰囲気は消え去って展示場全体が殺気立ちました。な
近ごろ、激烈な体験が足りない。 おひがしさんの風もすっかり大昔のことに感じてしまう。まだひと月も経っていないのに。 今年起きた新しいことを指折り数えてみると、人間のじゃ足りないくらいあった。ムカデの足を借りてやっと足りるかも。 心がもやもやする、もやもやするというよりは動いていない。風がない。 風がないけど温かい? これまでにない、覚えのない平穏さ。 夕凪みたい、島から島へフェリーで行った日を思い出す。 発ったのか戻ったのか。 ゆるい波のリズムにゆっくり浸されていく感じ
風は龍穴へと注ぎ込んでいるはず。おひがしさん広場は風の通り道らしい、一体どこへ。たぶん京都駅あたりへ吹き込んでいたんじゃなかろうか、だってサンダーバードが止まっていたし… 三月二十日ははちゃめちゃな一日だった。フェリーから瀬戸大橋を見ていた時の陶酔感とは全くの別物。(なんとなく海の感じはお酒で酔っぱらった時みに似ている) 突風、悪寒、雨あられ等恐ろしいものを全部詰め込んだような天気だったから。 昨日何しに京都に行っていたかというと、こもれび書店さん主催のブックイベ
小さなころからなんとなく心地よかった香りたち、お寺の本堂や祖母の家にあった不思議な空気感。 本堂の匂いは沈香によるもので、祖母の家のにおい(たぶんタンスの防虫剤とお線香と仏壇の花)はムスクのお香で再現できた。 つい二週間前、高校生ぶりに絵を描きはじめた。仕事で子どもたちのために絵具を使っていたのがきっかけ、忘れていたけど絵具を触るのは楽しかった。 段ボール片に自作の小説に出てくるものとかお気に入りの建物とか風景をかいています。昨日はモルゲンタウの袋と岩谷のライタ
長いものがほどけてみると、今まで締め付けられていた部分は確かに温かかった。 2023年は、怒涛のようだけど北斎の波のように泡立って艶やかな一年だった。面白いけど見るたびにくたくたに疲れる映画みたいな感じだった。 水の方から眺めてみても、年の瀬は瀬戸際なのか。年の瀬にみぎわがあるなら去年は陸だったのかな、とかそんなことを考えていると香川が揺れた。その後すぐに緊急地震速報が入って、新潟か石川県の方で大きな地震があったことが分かった。nhkのニュースキャスターの切迫した声が
「西天満のどんぐり」 「お前んちのいぬしりがんほ!」 子どもたちは公園の真ん中からぱっと散って行って、真ん中にいぬちゃんがポツンと残った。いぬちゃんの赤いマフラーの先がひらひらと風を受けていて、公園にはたばこを吸いに来たオトナたちと、そんないぬちゃんしかいなかった。 いぬちゃんはベンチに場所を移して、公園中を見回した。やっぱり子どもたちはいなくなっていた。 「なんだってんだよ、あのダボ」 いぬちゃんは小さく吐き捨てた、すると寂しそうないぬちゃんを見かねたカラスが
みなさまご機嫌よう、りかえもんです。 一昨日ぐらいに念願のショップカードが届きました。 置いたり配ったりするのが楽しみです。 完成したのがこちら↓ いじわるなので裏と内ページは見せません。 現在、ポッカ二号館というサークルを作って活動しています。 二号館なに?ポッカなに?ニッカポッカ?ってよく言われるので、 少なくとも二号館については、この建物だよって説明できて とても便利です。 ポッカは秘密。 印刷はラクスルでしました。dpi300、原稿の大きさは指定されたとおり
今月の10日にあった大阪文フリにポッカ二号館として出店してきました。今年の京都での開催ではじめて出店したのでコレで2回目になります。前回は大学のサークルとして出たのですが、今回は独立して初。メンバーも変わりました。かなりのドキドキとわくわく、スリル。 会場へまいろう 僕は兵庫県に住んでいるので、大阪へは西から向かいました。三宮で阪急に乗り換えて大阪へ。京都にはよく遊びに行くのですが、大阪は乗り換えか居眠りくらいでしか降りないので緊張しました。。。 阪急梅田駅に到着し
ひとりでお茶を沸かすと、ちょうど悪い。 二人とか数人とかだったら誤魔化せた、残尿みたいな量が残ってしまうし。 母にもらったハーブティーを飲んでいます。 そういえば六月は30日まででしたね。 7月と言えば文フリのブース代の振り込み期日でしたね。 とりあえず、九月の大阪文フリに向けて作品を書いちゃおうと思っているのだけど、それと同時にこれからは文学賞を狙った作品も作っていく気持ちがめきめきと湧いて立つ。 なんか、これは直感的に感じることなんだけど、同人作家で思い描いている生活
大阪に来ると変な汗が出る、 神戸と京都より気温が2度高い。 昨日と今日は長い日だった、 最近おもしろいことばっかり。 交通費がかさむけど。 駅前でエナジードリンクを貰ったので、 電車に乗る前がぶ飲みしたから気分が悪い。 今回の京都は、恩師に久しぶりに会いにいって これから何をどう書くかという話をした。 自分は知識を書く技術をもっていないので、 どうしても他のメンバーに比べて劣ってしまうのだけど、 書くと決めたテーマは心持ちのことだから、 もっと現金な態度で挑みたいと思う。