【22年6月】読書まとめ
2022年6月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:2450ページ
ナイス数:69ナイス
■どうしても生きてる (幻冬舎文庫)
直近で読んだ朝井リョウの作品がエッセイだったので面白いお兄ちゃんという印象だったけど、この小説を読んで「桐島〜」や「何者」の作者だったことを思い出した。
さすが時代を反映するのがうまくて、6話あるのに登場人物たちがみんな実在しそうで。
どのお話も苦しいんだけど厭世的というわけではない。
『そんなの痛いに決まってる』には目から鱗。
読了日:06月28日 著者:朝井 リョウ
■斜陽
4年ぶり、おそらく5回目。(いつの間にかずこの年齢を超えてしまった)
前回は「かず子が幼く思えた」というようなことを書いていたけど、今の感想としてはとにかく強いなと思う。率直に、かずこやるじゃん!と感じた(笑)
それは弟の直治と比べて。でも直治は弱いというか仕方がないのだけど……。
太宰治はいろいろとどういう気持ちで書いたのか。
ほんものの貴族であるお母さまの、スウプを飲む描写が好きです。
読了日:06月22日 著者:太宰 治
■体調予報―天気予報でわかる翌日のからだ (講談社プラスアルファ新書)
読メで出会った本。気圧の変化で体調が悪くなることがあるので気になり。花粉症にも悩まされているし。天気予報はありがたい。明日の天気は〜〜だから不調になるかも、とあらかじめ分かっているのと分かっていないのとではやはり身体への負担が違うそうだ。
1年で最も日が長い夏至に読み終わりました。
読了日:06月21日 著者:河合 薫
■桜桃
4回目なのですが…桜桃ってさくらんぼなのですね。桃を想像していた。それは黄桃だった。自分が恥ずかしい。今日、私もさくらんぼを食べた。旬。このくらいの時期だったのでしょうか。
小説の感想は、短いのにしんどい。
妙に冷静というか奥さんの気持ちを分かっていそうなのに。
読了日:06月19日 著者:太宰 治
■マイフィンランドルーティン100
ヘルシンキの魅力は都市なのに自然があり、静かなところ。そういえば電車のアナウンスがなかったことに、この本のおかげで思い出せた。
著者さんがフィンランドで寿司職人になるための修行をしていることを何かで見て知っていたけれど、この春実現していたとは。仕事というのか生き方というのか、好きなことと仕事とどう折り合いをつけるか。
行動力やコミュ力があるし、料理上手でかっこいい。
紹介されているお店に行ってみたくなる。
読了日:06月19日 著者:週末北欧部 chika
■認知症世界の歩き方
当たり前のように日常生活を送っているけれど、意外に能力が必要だったとは。判断とか動きとか。認知症の人のためにデザインが重要だと。
イギリスでは高齢者や認知症の人向けの『スローレジ』や『スローショッピング』という取り組みがあり、名前の通りゆっくりとお買い物できるそうです。とても良さそう。高齢者が多い日本でも必要だと思う。
あと飲食店情報サイトに音や光など環境の情報を載せてほしいとあって、それは認知症の人以外にも需要がありそう。
読了日:06月16日 著者:筧 裕介
■激せまキッチンで楽ウマごはん
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一人暮らしを始めた女性が主な対象だと思うけれど、そうでなくてもおすすめ。
最初はどうかな、と思ったけど読み進めたらおもしろかった。
料理というか生活の本と言っていいと思う。1口コンロでどのように自炊をするか。(自炊ができないくらい疲れているときにコンビニで買うといいものまで)栄養やお金の使い方についても載っている。
とりあえず野菜を買って帰りました。あとはしらすを食べよう。
普段の食事は簡素に、ハレの日は豪華に。
読了日:06月08日 著者:草野かおる
■悩みのるつぼ〜朝日新聞社の人生相談より〜
Amazonプライムにて。
YouTubeに悩み相談の回答を解説している動画があり、それがとても参考になったのでこちらも読んでみた。
朝日新聞の人生相談の回答者だったらしい。
悩んでいるとあれこれ考えてしまいまとまらない。その余計な部分を削いで、悩みの本質を見つけること。「解決」が目的ではなく。解決できるのは結局は自分だもんね。
論理的だけど理詰めせずに相談者の気持ちに寄り添ってくれるところが良い。
あと解答の一文が短くて簡潔。
友人に相談を受ける前に読めばよかった。実際に思考法ができるかは別として。
読了日:06月06日 著者:岡田斗司夫 FREEex
■47都道府県女ひとりで行ってみよう (幻冬舎文庫)
30代女性がひとりで47都道府県制覇とは、気合が入っている。と思いきやゆるい旅。やる気がなくて心配になる場面も。ひとり旅ならではの良さ、あるいは不便さが飾らない文章で書かれている。さらに費用が載っているのがおもしろい。経費ではなく自腹なのですか?驚き。
よく考えたら20年近くも前。今と比較して調べ物が気軽にできないだろうにひとり旅。ガイドブックや紙の地図を参考にする様子に時代を感じた。
とはいえ今でも定番の場所は変わらないというのも分かった。
器がお好きなのですね。
四国に行きたくなった。あと網走の流氷。
読了日:06月02日 著者:益田 ミリ
■遅咲きも晩婚もHappyに変えて 北欧マインドの暮らし
毎週金曜日に生放送のラジオを聴いています。(厳密には職場で流れます)
LiLiCoが10歳の時にスウェーデンのテレビで「日本人男性の99%は浮気する」と言っていて、その時に日本人男性とは結婚しないと思ったそう。
さらに大人になり結婚相手にはお酒を飲めることを望んでいたそうですが、今のご主人はお酒があまり飲めない。やはり結婚は条件ではないようです。
読了日:06月01日 著者:LiLiCo
▼読書メーター
6月は太宰治の命日、いわゆる桜桃忌。特に傾倒しているわけではないのけれどね。太宰の良さはね、青空文庫で読めるところ。笑
Kindleで読むと便利なのです。
そして短編が多く、文章がきれいなので読みやすい。
そういうわけでたまに太宰治を読みます。もしかしたら前にも書いたかもしれない。
「斜陽」を初めて読んだときの興奮を求めて再読するのだけれど、若いときの感受性がなくなっている気がする。あの頃はもっと夢見る夢子ちゃんだったのかも。
朝井リョウはやっぱりすごいんだなと改めて。(えらそうである)
どうして経験したことがないことをまるで経験したみたいに書けるのだろうか、とばかみたいな感想。だからプロの小説家なのよね。
体調予報の本は良い本なので、最新版を読んでみたい。(2001年発売)
1年中気をつけることばかりね。
春は空気が良くない、秋は寒暖差。
「激せまキッチンで楽ウマごはん」は1口コンロではないけれど結構参考になった。手作りのサンドイッチを冷凍してお弁当にできるとか。
47都道府県の本はゆるい感じだからおもしろかった。益田ミリさんってすごく人気なのよね?
私の密かな人生の目標は、全都道府県制覇なのです。また読みたくなってきた。
すっかり夏になったので、吉本ばななのTUGUMIが読みたいのだけれど、あれは2010年・2015年・2020年とたまたま5年に1度読んでいるので2025年まで我慢しよう。
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