「学び合い」スタートブック【@毎日1冊「教育」本チャレンジ16日目】
16日目です!
今日は後輩から紹介してもらった本、西川純先生の「学び合い」スタートブックを読んでみました!
【忙しいあなたに】Yuki's Summary📚
本書で紹介する授業法は題名の通り「学び合い」。子どもたち同士で学び合うことを促進する授業展開を紹介している。
「学び合い」をする上で大切なのはゴール設定が一点ある。例えばゴールが「全員がこれを解けるようにすること」であればそこに向かって子どもたちは学び合いを行っていく。そして、このような新しい取り組みにしていく際にもう一つ重要な点は授業を始めるきっかけとなる教師の「語り」である。どういった思いでこの「学び合い」を実践していくのか教師の思いが子どもに伝わることで、この活動がさらに意味を持つものになる。
「学び合い」はみんながゴールすることが目的である。その上で求めるのは「過程」よりも「結果」である。授業内で誰か一人でもできない子がいたのならばそれは失敗として判断しなくてはならない。ここで、もし頑張ったという評価を出してしまえば、できなかった子を取り残してもいいことになるからだ。
「過程」より「結果」を求める
学び合いにおいて、あくまで求めるのは「結果」である。
学び合いというくらいだから確かに、過程は大きく変わる。
そして、過程はすごく大切である。
しかし、教員が求めるべきなのは「結果」だ。
授業内で誰か一人でもできない子がいたのならばそれは失敗として判断しなくてはならない。ここで、もし頑張ったという評価を出してしまえば、できなかった子を取り残してもいいことになるからだ。
例えば、ものすごく従業員同士が中のいいレストランでも。
味がまずければ潰れてしまう。
誰も取り残さないという結果をこだわることが必須になる。
個別最適化との違い
「学び合い」の面白い点は、
「学び合い」がいい意味で個別最適化であるとも、ないとも言える所にあるのではないだろうか?
個別最適化とは主に、各個人に合わせた適切なレベルの問題提供を通じた効果的な学習方法である。
その点から、学び合いを見てみるとみんなが扱う教材はいっしょである。
しかしながら、これだけで個別最適化がなされてないとは言うのは早い。
なぜならば、同じ教材に対して、できる子は教えるという勉強法、できない子は教わるという勉強法をとるからだ。そういった意味では、一つの教材に対する学びの個別最適化とみることもできる。
また、研究によると
「苦手な子供に教えるのは先生よりも子どもの方が上手」であることが明らかになったそうだ。
これが本当だとすれば、学び合いの効果はもっともっと評価されてくるはずだろう。
学び合いについて自分が思ういい点
学び合いの何がいいかっていうと、一つの目標に対して、みんなの矢印が一つの方向を向き、その中では「得意」「不得意」という多様性が認められ、子どもたちは自分の有能感に気づくことができる点だと思う。
あくまで、クラスのゴールである点は、クラスに一体感を生む良いきっかけになる。
すごくいい点がたくさん見えてきた学び合い。
本書でも述べられているように、学び合いをする意味は教員そして、子どもが理解していなくてはならない。
その上で「語り」は必須であり、「学び合い」の効果を高める特効薬だ。
思い切って、教師がなんで「学び合いをするのか?」心の内を明かしてみれば、子どもはますます張り切って授業に参加するだろう。
16日目終了しました!
最後までお読みいただきありがとうございました!😃