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0188 江戸時代から300年戦火災害を逃れた奇跡の強運「根津神社」(東京都)

記事の見出し画像(写真提供:文京区観光協会)

根津神社ねづじんじゃのご利益

恋愛運、縁結び、邪気払い、厄除け、除災・災難除け、開運・運気上昇、商売繁盛、心願成就、安産、家内安全、学業成就、病気平癒、健康長寿、五穀豊穣


根津神社の360度ビュー

根津神社ねづじんじゃについて

300年にわたり江戸の大火、関東大震災、東京大空襲をくぐり抜けた奇跡的な強運の神社で、恋愛運、厄除け、学業成就、など多岐にわたるご利益があり、特に女性に人気の縁結びのパワースポットです。

表参道の鳥居

1900年前に日本武尊やまとたけるのみこと千駄木せんだぎ付近に創祀した歴史ある古社です。
宝永3(1706)年に五代将軍徳川綱吉が現在の地にうつし、社殿など大造営を行いました。そこから300年、幾多もの災禍を乗り越えてきました。

楼門。江戸時代の建築美を今に伝える国の重要文化財です。
江戸時代の楼門が現存しているのは都内では唯一ここだけです。
楼門の向かって右の青い随身(守護神)は水戸光圀公がモデルと言われています。
© (公財)東京観光財団
千本鳥居の入口。© (公財)東京観光財団
千本鳥居。境内社の乙女稲荷神社、駒込稲荷神社へと続きます。© (公財)東京観光財団

千本鳥居をくぐることで邪気が祓われ、乙女稲荷神社ご祭神の倉稲魂命ウカノミタマノミコトは女性守護と縁結びにご利益があります。
境内を見渡せる高い場所にあるため、眺めと気持ちが良いところです。

駒込稲荷神社。華やかな乙女稲荷に対して厳かな石造りです。
根津神社が千駄木から遷座する前からこの地にまつられていた神社です。

駒込稲荷神社は日本が生まれることになった国造りの夫婦の神、伊弉諾尊いざなぎのみこと伊弉冊尊いざなみのみことがまつられているので、縁結びの強いご利益があります。

唐門からもん。神社の正門にあたります。重要文化財。朱色に黄金の装飾が映える美しい門です。
社殿の周囲を囲んでいる「透塀すきべい」(重要文化財)につながっています。透塀は全長200mあります。
写真提供:文京区観光協会

唐門からもんをくぐると左手に、神の使いの白い蛇が住んでいる伝説の「願掛けかやの木」があり、願いごとをかなえてくれます。

絵馬を奉納する人が後を絶たないので、無数の絵馬が掛かっていています。
学業にもご利益をもたらしてくれるパワースポットです。

拝殿です。重要文化財。
写真提供:文京区観光協会

社殿は総漆塗りの権現造ごんげんづくりで圧巻の荘厳さがあり、江戸の神社建築としては最大の規模です。権現造りの傑作とされています。
権現造りとは、拝殿本殿幣殿へいでんでつながって一体化されている建築様式のことです。

千本鳥居西側にある約2000坪「つつじ苑」。ここは江戸時代の景勝地でした。
100種類3000株ものつつじが咲く都内屈指のつつじの名所。
4月のつつじまつり期間中のみ入苑できます。
© (公財)東京観光財団

お祭りを紹介します。
4月のつつじの開花に合わせて「文京つつじまつり」が開催され、甘酒茶屋や露店などが出されます。文京花の五大まつりとして知られています。

根津神社例大祭」は毎年9月に開催される根津神社最大のお祭りです。
その歴史は300年を誇り、大神輿が千駄木や根津の街を練り歩き、舞が奉納され、露店も多く出されます。

手水舎

境内には森鴎外や夏目漱石などの文豪たちの旧跡が残されています。
「谷根千」といって、谷中・根津・千駄木の地名の頭文字を取ったもので、文豪たちが愛した街の総称ですが、この神社の近辺に住居がありました。

根津神社は文豪たちのオアシスであったようで、ともに氏子でもあった森鴎外や夏目漱石が腰を掛けた「文豪の石」や、森鴎外が日露戦争の勝利を祈願し奉納した台座を転用した「森鴎外碑銘水」があります。

池の鯉

最後にお知らせです。
森鴎外の旧邸があった旅館が閉館したことで存続が危ぶまれていた旧邸宅は、令和7(2025)年秋ごろに根津神社に移築されることになりました。

クラウドファンディングで支援金が集まったこともありますが、都内でありながら境内が七千坪もあり、鴎外ゆかりの根津神社だからこその移築受け入れですね。本当によかったと思います。

アクセス(GoogleMaps)

公式サイト・参考サイトなど

▼3~5分で読めます。歴史、見どころ、お祭り、アクセスなど10点の画像▼

▼読みやすく境内をしっかり紹介。画像は20点以上▼

▼起源・歴史、7つの重文など文章多めでガッチリ読みたい方へ▼

▼【公式】由緒等社殿社宝境内社つつじヶ岡例祭祭典等祈祷挙式境内案内御守御朱印東京十社アクセス等▼

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