部活の人間関係について
こんばんは。かえもんです。
今日は「部活の人間関係」について書こうと思います。
部活をもっていると必ず起こるのが「人間関係のトラブル」です。仲が悪いということから始まり、グループができてしまったり、最悪の場合いじめに発展してしまうこともあります。
子どもは色々と失敗しながら成長していくので、トラブルが起こることはそこまで大きな問題ではないです。
しかし、トラブルが起こり続けた結果「弱い組織」になってしまうことは大きな問題です。
「弱い組織」とは、協力ができず、一人ひとりがそっぽを向いている組織を指します。
逆に「強い組織」とは、全員が同じ方向を向いて進もうとしている組織です。
つまり、目標に向かって全員が進んでいる状態です。
部活で結果を出そうと思えば、この「強い組織」を作ることがコーチにとって大きな仕事になってきます。
しかし、人間関係をどうにかしようとしても上手くいくことは稀です。なぜなら、他人の気持ちはなかなか変わらないからです。昨日まで仲が悪かった人と「はい、今日から仲良くしろよ。」と言われてもなかなか難しいです。
だから、選手の気持ちを変えるのではなく行動を変えさせる必要があります。
そのために、コーチができることが2つあります。
1つは「求める行動が出る仕組みや状況を作る」ということです。
例えば、「コミュニケーションをきちんととってバスケをする」という行動を選手に求めたとします。そうなった場合、「チームの選手が良いプレーを決めたらハイタッチする」「チームの選手がプレー中に倒れたらすぐに駆け寄り起こしてあげる」というルールを作ります。あとは、そのルールが守られるかどうかに意識を向けることで自然とコミュニケーションが生まれるきっかけが増えてきます。
そして、練習中にもコミュニケーションを取らざるを得ない場面を作ります。例えば、コールネームパスとか4on3パスドリルなどです。どれも他人の名前を呼んだり、「誰々について!」といったコミュニケーションを取らなければうまくいきません。
このようにして、良い行動が生まれる環境を作ることがまず大切です。
もうひとつは「指導者がブレずに考えを伝えること」です。目標に向かって全員が進んでいくことが大切であること。これを何度も伝えていくことが大事です。さらに、起こった行動に対しても「強い組織を作るために必要か」「チームの理念に沿っているか」などといった明確な基準をもって対応することが大切です。
これら2つのことを粘り強く行うことで少しずつ組織はより良いものに変わっていくと私は思っています。
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