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採用の教科書

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ポテンシャライトで生まれたノウハウを公開しています!採用戦略立案、採用ブランディングからオンボーディング、組織課題まで、幅広いノウハウを掲載しています!
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#人事

[新ノウハウ] 「発達段階」別のインサイトについて

「価値観やカルチャーの違い」これで片付けてはならない。 この強烈な気づきを得たのは、2024年の春頃でした。ただ、当時は気づき程度のレベル感で、確信を持てなかったのですが、最近この観点を取り入れることで、あらゆる話がつながりやすくなった感覚があります。これをブログにまとめてみたいと思います。 0. 価値観とは?価値観と混同されやすい言葉に「人間力」があると感じています。人間力は「尺度で良し悪しを図ることができる能力」だと考えていますが、価値観は「尺度で良し悪しを図ることが

「キャリアの志向性」に即したインサイト設計について

「突き詰めるところ、キャリアの志向性は13に分類できるのでは?」 そんなことに気づいたのは本当に最近のことでした。きっかけはスカウトメールの返信率をどう上げるのか?という長年の課題を追求していたときでした。 「この求職者さまは、おそらくマネジメント志向があると思うんだよね」 「いや、業務の専門性を深めたいと思っているのではないかな」 そんな会話をしている際に「いや、それも一理あるな。むしろ、キャリアの方向性は何種類あるのか?」という問いに直面しました。 本ブログでは、ポ

「魅力設計」ごとのインサイト設計について

「採用活動における求職者さまへのメッセージングの究極系とは何なのでしょうか?」 そんな話を社内でしていたのは最近のことですが、この問いについては非常に深いと感じています。なぜなら、採用活動における企業さまからのメッセージング(魅力)は、求職者さまに伝わっているようで、実際には伝わっていないことが多いからです。その理由はいくつかありますが、本ブログではその一つについて探求していきます。 本ブログの主役となるキーワードは「インサイト」と「TIM」の二つです。 では、参りまし

AI活用による業務革命と自己成長

AIを日々使うようになってから、どのようなメリットがあったのか、そしてどのような自己成長があったのか、自分の幅が広がったのかなどを記載したいと思います。 少し過去の話をします。 2023年にAIが本格的に登場してから、僕は「AI=人間の思考力を落とすもの」と潜在的に思っていました。口に出すことは数回しかなかったのですが、人間の本来思考すべきことをAIに代替してもらうことによって、当たり前のように思考する量に差が出る、と考えていました。そのため、 当社メンバーにはAIを積極

スカウトカスタマイズ文章作成における解体新書

「山根さん、突き詰めるとスカウトメールのカスタマイズ文章の最適化って何ですか?」 当社が採用支援に入らさせていただく企業さまから、このようなご質問をいただくことは度々あります。昨今の採用市場において「スカウトメール」を避けて通ることはほぼ不可能です。リファラル採用のみでうまくいっている、エージェントのみでうまくいっているなどの企業さまもいらっしゃるかと思いますが、採用市場はどんどん厳しくなってきています。 「スカウトメール」という事象において、キーポイントになる1つの要素

ポテンシャライト流「バリュープロポジション」について

「会社の魅力のバリュープロポジションをどこにするべきなのかは考えていきたいですよね」 そのような言葉が自然と口から出てきたのが先日のことでした。 「バリュープロポジション」という言葉についても説明は後述するのですが、もしかしたら採用界隈にいらっしゃる方は聞き慣れない言葉なのかと思っています。僕は、Webやマーケティングの世界に入り込んでから聞くことが多くなりました。 本ブログについては、採用界隈におけるバリュープロポジションについての重要性と、その重要度が高い必然性を記載

人事制度をクイックに作った話

「大体2ヶ月程度でクイックに人事制度を作っていきたいですね」 そんなご依頼をいただいたのは2024年3月の事でした。まず、「2ヶ月」と言う期間の設定において、びっくりしたのが本音ではあったのですが、「まぁやってみようか」と思い実施してみることにしました。 結果、本当に2ヶ月程度で人事制度の構築をクイックに、精度が高い内容に仕上げることができたと思っています。 本ブログでは、クイックに人事制度を策定するフローや注意したことなどを記載します。 0. 人事制度とは人事制度に

後で後悔をしないように 採用活動をする "前" に取り組むべきこと

「すぐにでも採用活動を開始したいのですが、まだ取り組まなければならないことがたくさんあると思っており…」 そんな一言をつぶやいていた企業さまと出会ったのは数ヶ月前の事でした。その企業さまは、プロダクトが顧客に導入するペースが速くなってきており、カスタマーサクセスの重要が急増していました。それと同時に、機能開発のニーズも大きくなってきており、エンジニアの採用も急務になってきた、そんなタイミングでした。そんな中、こんな一言をおっしゃっておりました。 「実は、過去に小さな組織崩

面接見極めで非常に重要な「深掘り質問」の解体新書

「面接における見極め方がよくわからないのですよね」 こんなご質問・ご相談を毎日のように頂戴しています。まず結論としては、面接の見極め(選考の仕方)は非常に難しいです。おそらく体系的に学んだことがある人は少ないのではないでしょうか? 私も、これまで人材業界で約6年間仕事をしてきましたが、面接には「謎の自信」を持っています。根拠はない自信で、「自分は見極め能力がそこそこあるだろう」と思っている人間です。ただ、いざ「良い」と評価していた人材が入社したら、思ったように活躍しなかっ

「安全性」と「成長/チャレンジ」の共存についてポテンシャライトとしての意見を書いてみる

「自分の能力を大きく超えたチャレンジをしてみろ、失敗をする可能性は高いけれども、失敗をしたら俺(マネージャー)が責任をとってやる」 これは僕が学生時代にサッカーをしてたときに先輩のメンバーから言っていただいた言葉です。自分よりもスキルがある先輩メンバーと試合をしていた時に、このような言葉をかけてもらいました。 団体スポーツ経験がある方はわかるかと思うのですが、団体スポーツにおいて、そのチームの中で自分のスキルが低いとわかった場合、とてつもなく不安になります。その場合、萎縮

「採用」とは全く別だと思ったほうが良い。「人事組織界隈」で起こりうるパラダイムシフト

「採用業務と人事組織系の業務は使う筋肉が圧倒的に違うよ」 と、社内外でお話しすることが多いのですが、この文章自体は、今でも意見は変わりません。ただ「使う筋肉」の正体が、自分の中で明瞭化してきました。本ブログのタイトルに「パラダイムシフト」と書いておりますが、僕の中での大きなパラダイムシフトがありました。「あ、これは本質的にうまくいかないわけだ」と言う大きな気づきがあったわけですが、本ブログでは細かく説明していきたいと思います。 0. 人事組織業務とは?本ブログで使う言葉の

対極の要素をあえてPRする「デュアルアトラクト戦略」

「魅力を照らす角度を2方向にしてみてはどうか?」 そんな気づきを得たのが最近のことでした。 「魅力を照らす角度を変える」この言葉は、ポテンシャライトが創業した直後から使っていました。ただ、この言葉の深い意味を、最近感じることができ、且つこの言葉が直近の支援企業さまの魅力設計における課題解決となりましたので、ブログにしてご紹介させていただければと思います。 0. 採用活動における「魅力」とは?採用活動を実施する際に、どの企業さまも感じることであると思うのですが、「自社の魅力

エンジニア採用の鍵は心に響くラブレター 他社と差をつける効果的な「1to1文章作成術」ご紹介します!

こんにちは、ポテンシャライトの峯です! ベンチャー採用支援に強みを持つ弊社ポテンシャライトは、 これまでに350社さま以上のエンジニア採用に携わらせていただきました。 採用難易度が比較的高いエンジニア採用での母集団形成では、スカウトでの1to1文章のクオリティが命運を決めると言っても過言ではありません。 そんな中で・・・ というようなご相談をいただくこともあります。 お任せください!これまで、約1500名以上の1to1文章を作成して参りましたが、峯的ベストプラクティス構文

380社のHR支援に入ってわかった 人事組織設計に取り組む「前」に必要なこと

「あれ、いくら人事組織系の業務に取り組んでも、会社は良くならないこともあり得るのではないか?」 こんなことをここ最近感じています。 誤解がないように申し上げると、人事組織系業務が悪いと言うわけでは一切ありません。むしろものすごく重要であり、間違いなく取り組むべきです。ただ、人事組織系業務に取り組むよりも重要なこと、言い換えると人事組織系業務に取り組む「前」に重要なことがあると個人的に思っています。 これがなければ、むしろ様々な「思想」や「制度」は、最大限の効果を発揮するこ