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採用の教科書

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ポテンシャライトで生まれたノウハウを公開しています!採用戦略立案、採用ブランディングからオンボーディング、組織課題まで、幅広いノウハウを掲載しています!
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記事一覧

[新ノウハウ] 「発達段階」別のインサイトについて

「価値観やカルチャーの違い」これで片付けてはならない。 この強烈な気づきを得たのは、2024年の春頃でした。ただ、当時は気づき程度のレベル感で、確信を持てなかったのですが、最近この観点を取り入れることで、あらゆる話がつながりやすくなった感覚があります。これをブログにまとめてみたいと思います。 0. 価値観とは?価値観と混同されやすい言葉に「人間力」があると感じています。人間力は「尺度で良し悪しを図ることができる能力」だと考えていますが、価値観は「尺度で良し悪しを図ることが

「キャリアの志向性」に即したインサイト設計について

「突き詰めるところ、キャリアの志向性は13に分類できるのでは?」 そんなことに気づいたのは本当に最近のことでした。きっかけはスカウトメールの返信率をどう上げるのか?という長年の課題を追求していたときでした。 「この求職者さまは、おそらくマネジメント志向があると思うんだよね」 「いや、業務の専門性を深めたいと思っているのではないかな」 そんな会話をしている際に「いや、それも一理あるな。むしろ、キャリアの方向性は何種類あるのか?」という問いに直面しました。 本ブログでは、ポ

「魅力設計」ごとのインサイト設計について

「採用活動における求職者さまへのメッセージングの究極系とは何なのでしょうか?」 そんな話を社内でしていたのは最近のことですが、この問いについては非常に深いと感じています。なぜなら、採用活動における企業さまからのメッセージング(魅力)は、求職者さまに伝わっているようで、実際には伝わっていないことが多いからです。その理由はいくつかありますが、本ブログではその一つについて探求していきます。 本ブログの主役となるキーワードは「インサイト」と「TIM」の二つです。 では、参りまし

【NPSスコア +65.1】 顧客満足度が倍増した上半期の歩み

皆さんこんにちは 🙋🏻‍♀️ ポテンシャライトの阿部です。 昨年の春、当社note にてご紹介したNPS(ネットプロモータースコア)の改善に向けた取り組みから、さらに1年半が経過しました。その間に、私たちのスコアは大きく向上し、ついに、ポテンシャライト第8期 上半期の顧客ロイヤリティ調査にて『NPS + 65.1』という大変喜ばしい結果を達成しました。このスコアは直近1年半で倍増しています。これは単なる数字の向上に留まらず、私たちポテンシャライト組織全体の進化を象徴している

AI活用による業務革命と自己成長

AIを日々使うようになってから、どのようなメリットがあったのか、そしてどのような自己成長があったのか、自分の幅が広がったのかなどを記載したいと思います。 少し過去の話をします。 2023年にAIが本格的に登場してから、僕は「AI=人間の思考力を落とすもの」と潜在的に思っていました。口に出すことは数回しかなかったのですが、人間の本来思考すべきことをAIに代替してもらうことによって、当たり前のように思考する量に差が出る、と考えていました。そのため、 当社メンバーにはAIを積極

1からデータ系エンジニア採用を始めるあなたへ|データ系エンジニア採用の教科書

こんにちは!ポテンシャライトの峯です! 近年、データエンジニアやデータサイエンティストなど「データ系人材」の採用がますます注目を集めています。私たちポテンシャライトも、スタートアップやベンチャー企業の採用支援を行っている中で、「データ系人材の採用に関する知見を貸してほしい」という相談が増えています。 実際に、わたしが担当させていただいている企業さまでも直近半年以内でのデータ系エンジニアの採用需要が高まり、現在、データ系エンジニアはまさにレッドオーシャンの市場へと変化しまし

スカウトカスタマイズ文章作成における解体新書

「山根さん、突き詰めるとスカウトメールのカスタマイズ文章の最適化って何ですか?」 当社が採用支援に入らさせていただく企業さまから、このようなご質問をいただくことは度々あります。昨今の採用市場において「スカウトメール」を避けて通ることはほぼ不可能です。リファラル採用のみでうまくいっている、エージェントのみでうまくいっているなどの企業さまもいらっしゃるかと思いますが、採用市場はどんどん厳しくなってきています。 「スカウトメール」という事象において、キーポイントになる1つの要素

採用面接における”評価基準”の大切さ:成功を引き寄せる評価フォーマットを紹介します

皆さんこんにちは 🙋🏻‍♀️ ポテンシャライトの阿部です。 ポテンシャライトでは、日頃からHRパートナーとして、採用企業さまさまそれぞれのニーズを伺いながら、多岐にわたるお仕事をご一緒させていただいております。 採用活動を実施している企業さまで「絶対に切り離せないもの」といえば「採用選考( = 面接)」ですよね。昨今は多くの採用企業さまが選考体験の向上のため、様々な取り組みをされていると思います。 本noteのタイトルにもあるように、ズバリ「採用面接における評価基準設定

ポテンシャライト流「バリュープロポジション」について

「会社の魅力のバリュープロポジションをどこにするべきなのかは考えていきたいですよね」 そのような言葉が自然と口から出てきたのが先日のことでした。 「バリュープロポジション」という言葉についても説明は後述するのですが、もしかしたら採用界隈にいらっしゃる方は聞き慣れない言葉なのかと思っています。僕は、Webやマーケティングの世界に入り込んでから聞くことが多くなりました。 本ブログについては、採用界隈におけるバリュープロポジションについての重要性と、その重要度が高い必然性を記載

人事制度をクイックに作った話

「大体2ヶ月程度でクイックに人事制度を作っていきたいですね」 そんなご依頼をいただいたのは2024年3月の事でした。まず、「2ヶ月」と言う期間の設定において、びっくりしたのが本音ではあったのですが、「まぁやってみようか」と思い実施してみることにしました。 結果、本当に2ヶ月程度で人事制度の構築をクイックに、精度が高い内容に仕上げることができたと思っています。 本ブログでは、クイックに人事制度を策定するフローや注意したことなどを記載します。 0. 人事制度とは人事制度に

後で後悔をしないように 採用活動をする "前" に取り組むべきこと

「すぐにでも採用活動を開始したいのですが、まだ取り組まなければならないことがたくさんあると思っており…」 そんな一言をつぶやいていた企業さまと出会ったのは数ヶ月前の事でした。その企業さまは、プロダクトが顧客に導入するペースが速くなってきており、カスタマーサクセスの重要が急増していました。それと同時に、機能開発のニーズも大きくなってきており、エンジニアの採用も急務になってきた、そんなタイミングでした。そんな中、こんな一言をおっしゃっておりました。 「実は、過去に小さな組織崩

面接見極めで非常に重要な「深掘り質問」の解体新書

「面接における見極め方がよくわからないのですよね」 こんなご質問・ご相談を毎日のように頂戴しています。まず結論としては、面接の見極め(選考の仕方)は非常に難しいです。おそらく体系的に学んだことがある人は少ないのではないでしょうか? 私も、これまで人材業界で約6年間仕事をしてきましたが、面接には「謎の自信」を持っています。根拠はない自信で、「自分は見極め能力がそこそこあるだろう」と思っている人間です。ただ、いざ「良い」と評価していた人材が入社したら、思ったように活躍しなかっ

1からデザイナー採用を始めるあなたへ|デザイナー採用の教科書

こんにちは、ポテンシャライトの寳田です👩‍💻! 「デザイナーの採用を進めているのですが、なかなかうまくいかなくて…」 「デザイナーの採用ってどのように行うのですか?」 と、あるデザイナー採用に関わる方からご質問をいただきました。 デジタル化の進展によりウェブサイトやモバイルアプリ、デジタルマーケティングのコンテンツなどさまざまなデジタルプロダクトのデザインの重要性が高まっているだけではなく、多くのデザイナーがフリーランスとして働くとを選ぶようになっていることが故なのかデザ

「安全性」と「成長/チャレンジ」の共存についてポテンシャライトとしての意見を書いてみる

「自分の能力を大きく超えたチャレンジをしてみろ、失敗をする可能性は高いけれども、失敗をしたら俺(マネージャー)が責任をとってやる」 これは僕が学生時代にサッカーをしてたときに先輩のメンバーから言っていただいた言葉です。自分よりもスキルがある先輩メンバーと試合をしていた時に、このような言葉をかけてもらいました。 団体スポーツ経験がある方はわかるかと思うのですが、団体スポーツにおいて、そのチームの中で自分のスキルが低いとわかった場合、とてつもなく不安になります。その場合、萎縮