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マブヤーマブヤーウーティクーヨー

「マブヤー」とは、沖縄方言で「魂」を意味します。
この言葉が持つ響きはどこか懐かしく、心の奥に響きます。
日常生活の中で、私たちが何気なく失いそうになるもの――夢や情熱、大切な感情――それが「マブヤー」なのかもしれません。

「マブヤーウーティクーヨー」というフレーズは、「魂よ、帰ってきてくれ」という祈りのようにも聞こえます。
古くから沖縄には「マブヤーを落とす」という表現があり、驚いたり恐怖を感じたりしたときに魂が抜け出ると考えられていました。
そのため、魂を呼び戻す儀式「マブヤーウィー」が行われることもあります。
この伝統的な文化は、私たちが忘れがちな「心の安定」の重要性を教えてくれます。

現代社会では、私たちのマブヤーは多忙な日々やストレスの中で容易に迷子になります。
スマートフォンの通知音や終わりの見えない仕事の山、そしていつの間にか見失ってしまった自分自身の軸。
私たちは、日常の雑踏の中で、自分の「マブヤー」を探す旅をしているのではないでしょうか。

私もかつて、自分の「マブヤー」を見失ったと感じた時期がありました。
両親は夫婦喧嘩していたり祖父や叔父さんが亡くなったり、無力で無気力な自分がいました。
そこで私は自分が何をしたいのか分からなくなり、焦りと不安の中で自信を失っていきました。

「マブヤーウーティクーヨー」と心の中で何度もつぶやき、自分の魂を取り戻したいと願っていました。その願いが届いたのか、ある日ふと立ち寄った本屋で一冊のエッセイと出会い、そこに書かれていた「自分を信じる」というシンプルな言葉に救われたのです。

「マブヤー」とは、自分自身を大切にし、心の平和を保つことの象徴のように思います。
大切な人の一言や、夕焼けに染まる海の景色、子どもの笑顔――それらが私たちの迷子になった魂を呼び戻す手助けをしてくれるのです。
もしあなたが日常の中で心を失いかけていると感じるなら、どうか静かに「マブヤーウーティクーヨー」と心の中でつぶやいてみてください。その言葉の響きが、きっとあなたの内なる魂に届くはずです。

この言葉が教えてくれるのは、魂を大切にすること。
そしてその魂が宿る自分自身を愛すること。
たとえ迷子になったとしても、私たちにはその魂を呼び戻す力があるのだと信じています。

そう、心の中で「マブヤーマブヤーウーティクーヨー」とつぶやくたびに。


オススメのアニメがあります。
沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる、略して沖ツラです。

第一話で子どもが泣いていたときに、喜屋武さんがマブヤーマブヤーウーティクーヨーと子どもをあやすシーンが印象的でした。

鬼頭明里さんのウチナーグチを聴けるのも新鮮な気分になります。

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