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ピルの副作用をご存知ですか?②(ピルの基礎知識編)
前回の記事の続きです。
約5年前、再びピルを服用することになりました。
残念ながらお薬手帳等は紛失してしまって、ピルの名前は忘れてしまいました…本当バカですよねごめんなさい。
「ア」から始まるものだったと思うのですが…
私のアホさはともかくとして、今日は低容量ピルの基礎知識等についてお話しします。
そもそも、低容量ピルとは⇩
月経周期をコントロールしている女性ホルモン(卵胞ホルモンと黄体ホルモンの2種類)が含まれている合成ホルモン剤のことです。その中でも、含まれているホルモンの量をできるだけ少なく抑えているものがOC(oral contraceptives)、つまり「低用量ピル」と呼ばれるものです。
女性ホルモン(卵胞ホルモン・黄体ホルモン)の働きとしては、一定のリズムで増えたり減ったりしながら、女性の月経周期をコントロールしています。ピルは、この女性ホルモンを抑えることで月経周期をコントロールします。
ピルの作用としては⇩
ピルを服用することにより卵巣を休ませた状態にし、排卵を起こさないようにします。
また、子宮の内膜を厚くさせないで着床しにくい状態にし、子宮内に精子が入りにくくなるよう、子宮の入口の粘液を変化させる作用もあります。よって避妊効果が高くなるのです。
ピル服用の主なメリットは⇩
①月経周期が正しくなる
②月経困難症(月経痛など)や月経前症候群(PMS)の改善
③月経量が少なくなる
④貧血の改善
⑤にきび等の改善
⑥卵巣がん・子宮がんの予防/改善
⑦子宮内膜症の改善
⑧受験や旅行前の生理日コントロール
⑨避妊効果
など…
他にもあると思いますが、私がざっと浮かぶのはこのくらいですね。
逆にデメリットと言えば⇩
❶吐き気、嘔吐、下腹部痛、頭痛、乳房の張り、不正出血、眠気、気分の落ち込み、むくみ、肌荒れ、ニキビ、倦怠感、うつ症状等の副作用
❷血栓症等の重大な副作用
❸子宮頸がんのリスクがやや高まる可能性
❹パピローマウイルスの感染率が上昇する可能性
❺長期間の服薬で肝機能障害を起こす可能性
など…
この辺りでしょうか。
1度目の服用の時には「太りやすい」という情報があって、当時摂食障害末期だったため、すごく抵抗があったのを覚えています。
しかし、ピルと体重増加の因果関係は無いとされているそうです。
ピルを服用すると、一時的にむくんだり、食欲が増したりする可能性があります。
これは、ピルに含まれる黄体ホルモンや卵胞ホルモン(エストロゲン)が体内のホルモンバランスや水分量を変化させるためなのですが、これらのむくみは一時的なもので、服用を続けるうちに体が慣れて気にならないことがほとんどだそうです。
とは言え、摂食障害脳の当時は、本当に0.1gも太りたくなくて。
その情報が嘘だったとしても、一時的な作用だとしても、耐えられなかったのです。
(摂食障害のお話は、また後日しますね)
そして服用を始めて1ヶ月ちょっと。
結果的に、生理は思った以上に軽くなりました。
PMSも楽になったし、生理痛もゼロでした。
不順だった周期もちゃんとコントロールされていて、その時は飲んで良かったねと当時の彼氏と話しました。
でも、すぐに異常は現れました。
先程のデメリット❶〜❺のいずれかが発症してしまったのです。
そしてそれが、後々の私を非常に苦しめることになったのです。
あなたは、❶〜❺どれだと思いますか?