プライドを捨てて「学ぶ」「頼る」
オリエンタルラジオの藤森慎吾さんの「プライドレス」という本を読みました。とても学びの多い本だったので、学んだ内容を書きたいと思います。
①余計なプライドを捨てる
藤森さんは、相方の中田敦彦さんを始めとして、芸能界の偉大な人達と接する中で「自分には特別な才能がない」事を悟り、「自分は特別である」「何でも一人でできるんだ」という余計なプライドを捨て、成功している人のやり方を踏襲したり、人に頼る生存戦略を採ったそうです。
私も、特に学生時代は若気の至りで悪い意味の特別感を持っていましたが、社会人経験を経て徐々に余計なプライドを捨てられるようになりました。
加えて、これから社会的にも年次が上がるにつれて下の世代に助けてもらう事も増えてくるでしょうから、今の内にプライドは捨て去り、うまく人に頼る術を身につける必要があると思っています。
②仕事や人に優先順位を付けない
藤森慎吾さんは、芸能人である自分への態度が礼儀正しくても、自身のマネージャーに対しては横柄な態度を取る方は警戒してしまうそうです。
確かに、以前よりは是正されているとは思いますが、会社組織にも上司には媚びるのに部下には厳しい管理職の方は未だ居ますし、そういう方を見るとげんなりしてしまいますよね。
しかも、恐らくそういう方の評判は必ず周りにも伝わってしまうので、本人にとってもデメリットだと思います。また、いつ立場が逆転するかもわからないですからね。
私はマイルールとして「基本年次が下の方にも敬語で話す」「さん付けで呼ぶ」事を徹底しており、これにより上司部下関わらずフラットにコミュニケーションができている気がします。
仕事についても同様で、藤森さんは芸人の他に、役者業や司会業など幅広くご活躍されていますが、優先順位を付けず、慣れたレギュラー番組でも全力で取り組まれるとの事でした。
私も、タスクが溜まっている時は内容によって優先順位を付けてなりそうになりがちですが、そんな時は仕事仲間や過去の自分を思い出し、彼らに恥じない仕事をしようと心掛ける事で、手を抜かないようにしています。
③やれる事をやった上で、誰かに頼る
周囲の素晴らしい人に囲まれる藤森さんは「誰かに頼る」事を躊躇わないようにしているそうですが、端から何もせずに頼る訳ではなく、とりあえず自分でトライしてみて、ダメだった場合に頼る事にしているそうです。
確かに、仕事を頼られる側としても「丸投げ」されるよりも途中までやってもらってから渡された方が楽ですし、何より依頼側の努力の跡が分かった方が気持ち良く協力できますよね。
④ポジティブな事柄に絞ってメモを取る
藤森さんは自称「メモ魔」だそうで、例えば2011年頃に「チャラ男」としてブレイクした頃はキャラを固める為に、日々チャラ男に関するメモ(ex.「イッちゃいましょータイム!」などのワード)を作っておいて、いつでも引き出せるようにしておいたそうです。この辺りはすぐにでも実践できそうなので見習いたいですね。
そして、メモを取る際のルールとして、ネガティブな事はメモを取らず、自分への『賞賛』や『肯定意見』のみをメモる事にしていたそうです。
自分の短所に目を向ければキリが無いですし、よく言われる事ですが短所を直すよりも長所を伸ばす方がメリットが大きいので、ポジティブな事のみをメモる戦略は理にかなっていますし、何よりメンタルを健康的に保てそうですよ。
⑤自分の活動の幅を広げる
芸人に留まらない活躍をされている藤森さんですが、これからも幅広いジャンルに挑戦し「あと何をやっていないの?」と言われるような状態になりたいそうです。
確かに、とかく大きい会社に勤めていると、職能によってキャリアパスが規定されてしまい、自分が活躍できる幅も狭まってしまいますよね。(企業経営的にはこの方が効率的なので仕方が無いと思いますが。)
ただ、個人の市場価値がスキルや活動の掛け算で決まる性質があると考えると、個人としては会社組織に頼らない形で幅広く活動し、スキルを身に着けていく方が合理的だと思います。私自身も、この点は今後の人生のテーマになりそうです。
⑥貪欲に学び続ける
成長の為には貪欲に学び続ける必要がありますが、藤森さんは特に若手芸人の方にアドバイスを求める事が多いそうです。
確かに、最新のテクノロジートレンドは若手の方が詳しいですし、柔軟な発想が出来る方が多いですよね。
私の周囲を見渡しても、プライドが高く若手から知識を吸収できない人は考えが硬直化し、人間的な魅力も減衰してしまう方が多い気がします。
②に関連する内容かもしれませんが、年を取っても貪欲に学び続け、死ぬまで成長を実感できる人間になりたいですね。
以上、本日は最近読んで良かった本の紹介をさせて頂きました。
参考になった場合は、いいねかフォロー頂けると嬉しいです。
これからも応援よろしくお願いします!