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ひじょうにぼんやりと世界を見ていると、すべてのものは別個に存在せず、つながりあっていて、窮極的には「ひとつのもの」であるように思えてくる

今日も今日とて未来くんとのミーティングだった。

ミーティングの最初は決まって雑談的なことから話し始めるのだけど、今日は先日終演したばかりの『怒る人の気概』の感想を話しあった。

『怒る人の気概』を創作するにあたっては、未来くんとはミーティングしていないので、たぶん純粋に観客として見てもらえたと思う。

私がまず作り手としての感想を述べ、この作品をつくろうとした動機のようなことを語った(だいたい戯曲のあとがきに書いたのと同じことを喋った)。

それから未来くんの感想を聞いた。

第一に、ぺぺぺの会は、「もの」と「もの」の境界を溶かしていくのがうまく、それがおそらくぺぺぺの会の強力な個性になり得るだろうということ(この作品では「舞台上」と「観客席」、「物語内」と「物語外」、「演技している状態」と「演技していない状態」)。

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