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演劇の方法論をつくってみること

「〇〇論」って書くと、途端に堅苦しくなって、取り付く島もなくなってしまうものですが、つまりは「〇〇について自分が考えていること」っていうことなのだと思う。今、自分が演劇をつくる際に考えていることをまとめようとしています。この記事はその序文の一部です。

https://twitter.com/yamatomyzw/status/1624231116973694976?s=20&t=tZ-a4IfEQY9r8zZo4NJ95Q


方法論をつくってみること、を初めて奨められたのは確かぺぺぺの会を結成してから1年も経たないうちのことでした。初めのうち、私はその奨めに反発する姿勢を示していました。いったん方法論をつくってしまったら、自分たちの表現を型に嵌めてしまうようなことになりかねない。自分たちの表現の自由さを、自分たちで失うことになりかねない。と考えたからでした。私は、確かにそのように反論をしました。

しかし、方法論をつくってみることを私に奨めてくださった方もなかなか折れませんでした。かれは根気強く私を説き伏せようとしました。参考文献として、いくつかの書籍を私に貸してくださって、「ほらね、演劇を長いこと続けていくためには方法論というものが必要なんだよ」と、かれは私を説得しようとしました。そこまでやられてしまうと、私にも頑なに断り続ける理由なんてとくにないわけで、「それじゃあ頑張って書いてみるよ」と応じたのを憶えています。

今のところ、の方法についてを書けばいい。そうすれば自分たちの表現が型に嵌まるようなこともないだろう。今書けること——過程——だけを書いてみよう、と思ったのです。このプロジェクトは『No. 1 Pure Pedigree』という公演と並行して進行していました。

『No. 1 Pure Pedigree』は、2020年に実施予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、翌2021年に上演延期を決定。私が方法の過程についてを書こうとしていたのは2021年に『No. 1 Pure Pedigree』を創作している折のことでした。


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詩性


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宮澤大和
今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。 これからもていねいに書きますので、 またあそびに来てくださいね。