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ぽっぷこーんじぇる
2024年3月3日 05:37
前川佐美雄『秀歌十二月』の二月では木下利玄の歌が紹介されている。『李青集』は歌文集だ。ここで『李青集』所収の散文から利玄の歌風を考え、そこから一気に現代短歌へと繋げてみたい。利玄略歴「道」で利玄は自身の略歴を語る。李玄は1886年に現在の岡山県北区に生まれる。藩主であった伯父が早々に亡くなると、五歳の利玄が跡取りとされ、すぐに東京行きが決まった。故郷の実の親とは離され、会うことはほとん
2023年12月3日 22:25
尾山篤二郎について尾山篤二郎(1889-1963)は石川県金沢市生まれ。15歳のとき、膝関節結核により右足を大腿部から切断。生涯を文筆一本で生計を立てる。歌壇最初の総合誌である「短歌雑誌」の編集に就く。歌集のほかに歌論、古典和歌評釈を書いた。『現代短歌大事典』では「家庭的にも経済的にも、幸せであったとはいえないが、狷介孤高、奔放不羈、近代短歌史上に特異な光芒を放」つと評価されている(滝沢博夫)