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三宅香帆がめちゃくちゃアプローチしてくるから惚れた

私は死ぬまでに「文豪作品を読みつくしたい」という欲望がある。

太宰治や夏目漱石、三島由紀夫などの文豪たちについての話し合う会話に混じりたい。幼少のころから本ばかり読んできた文芸オタクたちと語りつくしたい。「あの作品のあのセリフは時代背景がこうで宗教がどうで作家の性がどうのこうので」なんてよくわかんない深読みをしてみたい。

だけど、読んでみたらみたで意味わからんし眠くなるし難しい言葉が多くてぶっちゃけ何がおもしろいのかよくわからん。学生のときにもっと勉強してたら理解できていたのだろうか。27歳で読書にハマって4年。そんな経歴ではまだまだ理解に遠く及ばないのだろうか。だったらもっとたくさん本を読んで読解力が身についたらおもしろさがわかってくるのだろうか。


そんなことを考えていたときに目についた本が、


『(読んだふりしたけど)ぶっちゃけよく分からん、あの名作小説を面白く読む方法』 三宅香帆




え~私です!生涯の目標にしています。こんな私でも面白く読む方法ありますか?教えてください。ペルソナです。圧倒的ペルソナです。

こんなタイムリーなことってありますか?
もうタイトルもドンピシャじゃん!!私のこと狙ってました?好きなんですか?

実はこれだけじゃない。私が何かの欲求にかられたとき、いつも目の前に現れるのは「三宅香帆」である。



自分が面白いと思ったものを人に伝えたいんだけど、全然言葉がでてこねー。「とにかくヤバかった」しか出なく、いつもちくしょー!と叫びたくなる。面白さを言語化して熱く語れる人間になりてーぜ!って思ったときに

『推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない 自分の言葉でつくるオタク文章術』


一度でいいからバズりてー。Xでもnoteでもいいから「いいね」の嵐を巻き起こしたいぜ。という欲求にかられたとき

『文芸オタクの私が教える バズる文章教室』



どんな本を読んでいてどう感じているのだろうか。そんなことがまとめられた、いわゆる「読書エッセイ」みたいな本ないかな~

『人生を狂わす名著50』


もお~~、刺さる刺さる刺さる刺さる刺さる刺さる刺さる刺さる刺さる刺さる刺さる刺さる刺さる刺さる刺さる刺さる刺さる刺さる刺さる刺さる刺さる刺さる刺さる刺さる刺さる刺さる刺さる刺さる刺さる刺さる刺さる刺さる刺さる刺さる刺さる刺さる刺さる刺さる刺さる刺さる刺さる刺さる刺さる刺さる


これ以上俺を刺さないで。


てかまって。やっぱり俺のこと好き?だってそうじゃん。全部刺さるもん。俺のことが好きすぎて俺のために書いてくれる奴じゃん。そんなにアプローチされても困ります。照れます。惚れます。


文章も柔らかくてわかりやすいしこの人京大の大学院出てるんでしょ!大学のことはよくわからないけど、京大ってめちゃくちゃ頭いいんだよね。しかも大学院って将来研究職につきますよーみたいな人がいくようなところだよね(何もしらない)そんな人だったらもっとガチガチのお堅い文章書くのかなっておもうけど、高卒で頭の中がボートレースとエロでいっぱいの俺にもわかるくらいかみ砕かれててわかりやすい。


ヤバいよ!もう惚れてしまったよ。文芸オタクになりたかったのに三宅オタクになりそうだよ。


そういえば上半期にバズって新書ランキング1位になった『なぜ働いてると本が読めなくなるのか』っていう本がある。


読みたい。私は逆に働きはじめてから本を読むようになったけど気になる。ということで、これからもカホ様の作品は追っていきたいと思う。


以上。終わり。

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