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#エッセイ

深夜高速と青春ごっこ

深夜高速と青春ごっこ



フラワーカンパニーズというバンドのことはよく知らないし、ましてやファンというわけでもないけれど、「深夜高速」という曲は昔から好きだった。リリースされたのは2004年とのことだ。

今から10年以上前になる。当時の僕は札幌に住む大学生で、コンビニの深夜バイトをしていた。深夜のアルバイトのメリットといえば「時給が良い」ということに尽きる。けれど、昼間の時給が北海道の最低賃金の630円くらいだった

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婚姻のこと

この度、自分の人生でただ一人この人が良いと思うほどに愛した人の戸籍がたまたま異性であったため、入籍にいたりました。子供に縁があるか否かはまだ未来の話で、ただ生涯共にしたいという志が一致した二人の人間がいるというだけなのですが、私は婚姻制度の恩恵を受けることができます。同じ願いを長い間持ちながら、それを理不尽な理屈で阻まれている方々がたくさんいます。全ての人に結婚の自由がある社会を心から望んでいます

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SNSで死なないで

SNSで死なないで

中学生がヒッチハイクでアメリカ横断を試みて、ツイッター上でちょっとした騒ぎになっていた。ふつうに常識があればありえないほど危険な話だし、そもそも本人のツイッターやInstagramの投稿を遡るとまるで勇気と無謀を履き違えていて、どうしてこんな歪んだ認識をするに至ってしまったのか…とうろたえてしまう。

彼が正しいとか間違っているとか、それは一旦置いておいて(彼がしていることは間違っていると思うのだ

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私達は今日も、昼下がりの人妻が動く日を夢見ている

私達は今日も、昼下がりの人妻が動く日を夢見ている

先日、ヘアカットに行きました。長い外出自粛から反動のような忙しさに見舞われた影響で美容院に行くチャンスを逃してしまっていたため、随分久しぶりです。

私はもう15年ほどこの店に通っているので、美容師である店のオーナー(50代ぐらいの男性)とも顔なじみであり、カット中は気軽に楽しく雑談をさせてもらいます。その中で、「鬼滅の刃の勢いすごいですよね」「読みました?」という話になったのですが、その中でオー

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妹に、「出産に立ち会ってよ」と言われた日のこと。

妹に、「出産に立ち会ってよ」と言われた日のこと。

海のそばで育った。

波が止まらないのが不思議だった。
いつ止まるのか、その瞬間が見たくて、僕はいつも波打ち際にしゃがんでいた。

海って、常に音がある。
風、波、砂、魚が跳ね、海鳥が鳴き、
繋いだ船の縄が軋む。
けれど、すべての音が偶然消え、なんの音もしない瞬間もある。
そんな時、周りを見渡す。
今、時間止まらなかった?
と、そんなふうに感じる。

兄と妹というのは、いろいろを気を使うことが多く

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