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https://instagram.com/yusukesakai0911?igshid=NTc4MTIwNjQ2YQ== 映画の感想とか写真の話とか発達の話とか

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「知らない星」という写真展をしたこと

昨年の秋、東京の大島で写真展をひらいた。あれからもう1年が経とうとしているけれどこれまで落ち着いて振り返ることができていなかったので、展示のことと展示した「知らない星」という作品のことについて、書き残しておこうと思う。 1. 「知らない星」のこと 「知らない星」は2017年から撮影を続けているポートレート作品だ。被写体はTwitterでの募集に応じてくれた人達で、一部の例外を除いては僕がその人達の住む街まで出かけていってそこで撮影した。 古い記憶の話をする。僕の一番最初

    • それができたらADHDではない、のか?

      ツイッターで呟くADHDライフハックに対して「それができたらADHDではない」みたいな反応がよくある。「ADHDの自分がバグってミスるまでの流れを外側から分析、介入してそれを防ぐ」みたいなツイートに対してもそれはあった。 「ADHDは脳の実行機能が弱く、見通しが効かない、計画を立てたりできない障害」いやそれはその通りなんだけど、それはその観点で「定型に比べたときに障害と表現されるくらいに著しく能力が低い」という意味であって「完全にゼロ」だということではない。俺だって当事者だ

      • 写真展のお知らせ

        写真展を開催します。 緒方翠さん(@midori_531)と私(@yusukesakai0911)の二人展です。 同棲時代の夫を撮った写真と、遠距離恋愛を経て別れた元恋人を撮った写真を展示します。 皆さま是非ご高覧ください。 【展示概要】 写真展 「告白/リトルプラネット」 緒方翠・阪井悠介 会期 2024年1月29日(月)~2月11日(日) 会場 PlaceM(東京都) https://maps.app.goo.gl/pdixv93ibfN8snn46 時間 12:00~

        • “僕らの星”という夢

          2023年9月に開催した写真展「知らない星 / インターホン」の会場に置いた文章。 “僕らの星”という夢 夢から覚める直前はいつも苦しくて、海の底から“戻ってこよう”としてもがいている。そして水面から顔を出した瞬間に目が覚める。 「夢から覚める夢」をみることがある。同じく僕は水面に浮上するように夢から現実へと戻ってくるのだけれど、夢の中で夢から覚める二重の構造のなかで、夢と現実とのあいだには「夢のなかにある現実(という虚構)」がある。これを「現実(仮)」と呼んでみる。夢か

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        「知らない星」という写真展をしたこと

          2人展をします。

          9月9日(土)-18日(月・祝)の日程で松村七分さんと2人展を開催します。 会場の関係で先にお客さんの来る時間を大体把握する必要があるため、来られる日付と大体の時間帯を予約していただく方式(予約フォームは記事の下にあります)をとります。前からやりたかった会場(というか方法?)なので今回このようなお話をいただき嬉しいです。 その会場から逆算してこの会場で2人展をするなら何を展示するべきか、と考えた結果3年前に展示をした「知らない星」にすることにしました。 ぜひお越しください。

          2人展をします。

          先輩の話 1

           先輩の話をする。  先輩と僕は大学のサークルで出会った。  先輩はドラマのような人だった。  大学2年の夏休みに僕と先輩は小樽と舞鶴を27時間で結ぶフェリーに乗って帰省した。先輩の地元は僕と同じ関西だった。時間はあるけれどお金がない僕たち学生にとって、雑魚寝の2等船室の5千円という運賃はとても魅力的だった。夜の8時過ぎに小樽のフェリー乗り場に着くと、ちょうど船内への搭乗が始まったところで、案内口から30人くらいの行列が残っていた。  切符を買い終わると僕達もその後ろへ連なっ

          先輩の話 1

          僕の推し燃ゆ

          1 4月に人事異動で新しい部署にきた。 デスクを寄せ合ってできた“島”を見渡せる位置にある管理職の席は酷く居心地が悪かった。8年という長い時間を静かな狭い部屋に引きこもって過ごしてきたのに、一転してガヤガヤと騒がしくてだだっ広いフロアの一角が職場に変わった。いきなり巣穴から引っ張り出されて日当たりのいい教室の席をあてがわれた気分だった。外まわりから自席に戻ってきてもそこが“自分の場所”という感じがしなかった。転職でもしたらこんな気持ちになるのだろうかと思った。 後ろの席を

          僕の推し燃ゆ

          深夜高速と青春ごっこ

          1 フラワーカンパニーズというバンドのことはよく知らないし、ましてやファンというわけでもないけれど、「深夜高速」という曲は昔から好きだった。リリースされたのは2004年とのことだ。 今から10年以上前になる。当時の僕は札幌に住む大学生で、コンビニの深夜バイトをしていた。深夜のアルバイトのメリットといえば「時給が良い」ということに尽きる。けれど、昼間の時給が北海道の最低賃金の630円くらいだったそのコンビニでは深夜の時給もわずか800円程度だったし、最初は先輩と2人で仕事を

          深夜高速と青春ごっこ

          コマーシャルな写真

          ツイッターを始めて以来更新してなかった古いブログを読み返していたら、途中で書くの飽きて放置していた7年前の文章が残っていた。2014年。写真を撮り始めて4年くらい経ったときの文章。7回分のコピペ。 コマーシャルな写真 1 写真を続けるうえで、自分の頭の中をグルグルと回り続けている言葉がある。 コマーシャルな写真。 僕は4年前に写真を始めた。GANREFというインターネット上の写真共有サービスの一つに登録し、のめりこんでいった。 写真を投稿する。 「お気に入り」された

          コマーシャルな写真

          ADHDがジョギングを三日坊主にしないために

          メンタル改善のためにジョギングを始めたADHDが考える自らの特性と継続のためのライフハックについて。 1.なぜ俺はジョギングをするのかまず「なぜジョギングなのか」だけど、メンタル改善という目的が大きい。というのも、このコロナ禍で俺のメンタルはめちゃくちゃにやられている。周りの人達は口では「しんどいしんどい」言いながらもその実たいしてダメージがなかったりする印象なのだけれど、俺は本当にまいってしまっている。例えばTwitterなんかにもそれは影響していて、以前の俺はもっとポジ

          ADHDがジョギングを三日坊主にしないために

          竜とそばかすの姫の感想(ネタバレ)

          最近夜にジョギングを始めたせいで晩御飯に酒を飲めなくなって、まあいい機会だから緩く禁酒しようかと思ったんだけど、習慣というのは悲しいくらい脳にも身体にも染み付いてしまうもので、コンビニの氷の入ったカップに檸檬堂のカミソリレモン500ミリ缶をダバダバ注いで近所の唐揚げグランプリをとってない唐揚げ専門店の唐揚げをカミソリレモンで流し込む、みたいなのが俺にとっての夕食だったから、急に檸檬堂を失ったら晩御飯がひどく味気なく感じて、禁煙者が禁煙パイポを咥えるみたいな激変緩和の措置として

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