双極性障害とうつ病の誤診について
皆さんこんにちは。今回は、双極性障害とうつ病の誤診と、その見分け方についてお伝えしていきたいと思います。
18歳から病院に通っている私は、つい1年前に双極性障害と解りました。しかし、18歳のころはおそらく、双極性障害ではなく、『抑うつ神経症』今でいう、気分変調症だったと思います。
これは何で解るかというと、心理検査を初回に受けています。この中で、ロールシャッハという、インクの染みが何に見えるか?という検査を受けています。
古い概念だと思いますが、精神的な病気は、「神経症」「境界例」「精神病」の3つに分けられるというものがあります。現在では、神経症という分類は診断上なくなっていると思います。
精神病にあてはまるのが、統合失調症と双極性障害で、これは治らないとされている病気です。
神経症については、自分の思考のゆがみでどんどん、自分を追いつめていくものです。例えば、抑うつ神経症であれば、自分の思考が不安感を生み出し、さらに不安になっていくというものです。
18歳のころには確かに、神経症の分類だとされていました。10年前なので、解っていなかった事も多くあることは、念頭に置かないといけません。しかし、ロールシャッハの診断結果は一つ、信頼できるソースでしょう。
双極性障害というのは、最初から双極性障害というよりも、どこかで発症ポイントがあるようです。双極性障害には、1型と2型がありますが、2型に関してはとても、うつ病に似ています。本人も医師もなかなか気づきません。
双極性障害には、衝動性と抑うつ状態の波がでます。2型の場合は、患者さん自身が、「調子が今日はいい」と錯覚するため、医師に特に報告しません。また医師も、お薬が効いてきたと思ったりするため、双極だと思いにくいのです。
うちのコミュニティでは、すでに3名ほどが、うつ病→双極性障害へ、処方箋や病名が変更になっています。しかし、患者さん本人の訴えだけでは、なかなか医師に伝わらなく、伝え続けても処方が変わらない事が多いです。
そして困ったことに、双極性障害の人がうつ病の治療薬を飲むことで、双極性障害が悪化します。悪化してはじめて、双極性障害を疑われることになります。
10年以上うつ病の治療をしている人の中には、こういった、隠れ双極性障害が一定数居ると考えられています。私も、その一人でした。
今回は、コミュティでみんなにやってもらっている、誤診チェックを公開したいと思います。
①問診URLに入力をしてもらう
私が作成した体調管理ノートをベースに、問診URLを作成しました。これに入力をしてもらうと、衝動性があるかどうかが解ります。
うつ病で、衝動性がある人には、セカンドオピニオンと、次の手法をオススメしています。
②体調管理ノートをつける
毎日の衝動性と抑うつ状態をチェックシートでつけ、その後グラフに起こします。これは、1日に3分程でできます。
このノートをもって、診察にいくことで、メンバーは、誤診が解消しています。2か月間伝え続けても伝わらなかったけれど、ノートで即誤診が解消した人や、初診から3か月ですぐに双極性障害だと認められた人もいます。
医師は、具体的な体調が知りたいと考えていますが、患者側から医師が知りたい情報を与える事はなかなかできません。体調管理ノートには、それが詰まっています。
購入も簡単にできます。770円で販売しているので、ぜひ活用してください。
また、もし、不安な方はぜひ、問診URLを活用して、相談をしてきてくださいね。
注文フォーム:https://form.run/@pomhc1
患者自身も、きちんと知識を持たないといけない。という考えの元、コミュニティでは、様々な知識をみんなに伝えて、病院を上手に使うコツを教えているよ。
気になった人はぜひ、コミュニティに参加してね
オープンチャット「メンタルが辛い人の居場所」参加はこちらから!
各種案内
火曜日隔週で、20時~ プロの臨床心理さんとラジオ配信をします。2時間お話をします皆さんぜひ、ご参加ください。
ホームページ: https://www.pomhc.net/
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