あのノートの謎
みなさんは普段ノートを使っていますか?
ここで話すノートとは、紙を束ねてできたあのお馴染みのノートのことです。
最近、何気なく新しいノートを買おうかなと思い、某有名な「あのノート」について調べてみたのです。
すると出てくる仰天エピソードの数々...。
ツバメノート
私が今回気になって調べたのは「ツバメノート」というノートについてでした。
ツバメノートをご存知でしょうか。
店頭でたまに見かけることがあり、クラシカルなデザインでちょっとおしゃれだなと思ったことが今回調べるきっかけとなりました。
表紙と背表紙の紙の色はグレーで、帯はブラック。洋書のような凝った枠が表紙にデザインされ、“NOTE BOOK”と英字が書かれています。
少しレトロな雰囲気もあり、市販されている一般的なノートの中ではこの「ツバメノート」が魅力的で良いなと思ったわけです。
ノートの歴史とデザインの謎
ツバメノートは1947年(昭和22年)から現在まで変わらないデザインで販売されているようです。
そのデザインについてですが、誰がデザインしたのかというと
戦後間もない時期にやってきた占い師の方だそうです。
よくある、社長がデザインしたり有名デザイナーの方が手掛けたデザインではないということに驚きました。
しかも、その占い師の方は知り合いでもなんでもなく単なる通りすがり。
初代の建物を見て「輝いて見える、気みたいなものを感じる」と話し、一気に描いたデザインを会社側が買い取ったのだとか。
たったそれだけのやり取りで、現在の70年を超える月日までデザインが変わることなくツバメノートとして販売されているというお話には、ロマンを感じました。
実際にそのことについて書かれたインタビューのページはこちらです⇒ 表紙をデザインしたのは通りがかりの占い師!?
他社からどのようなノートが売られていたとしても、通りすがりの占い師がデザインしたという、滅多にないような不思議エピソードにときめくものがあり、買うならますますツバメノートにしようと思ったわけです。
最強のホームページ
ツバメノートにはどのような種類の製品があるのだろうかと思いホームページを検索し、開いてみました。
仰天しました。
気になる方は見てみてください。
ホームページ⇒ ツバメノート株式会社
ネットではよく俳優の阿部寛さんのホームページが話題になりますが、ツバメノートさんのホームページはその勢いを超えたのではないかと思います。
記録更新。軽くていつでも開けます。(それはまるでノートのようです)。
ノートついて
ホームページにはメインとしてB5サイズとA4サイズのツバメノートが掲載されていますが、更に細かく何らかの商品情報が掲載されていることに疑問を持ちました。それぞれ何が異なるのだろうかと。
どうやら、それぞれの商品ごとにページ数が異なるようです。
例えばB5判の大学ノートについてですが30ページのノートからはじまり、100ページのノートまで存在しました。
100ページのノートの分厚さは実物を見たことがなく画像でしか見ていませんが、圧巻です。
たかがノートだと思っている人でも、きっと実物を見たら「そのノートちょっと分厚くない?」と言ってくれること間違いなし。
“200枚 特厚ノート”という、200ページにも及ぶとんでもない分厚さのノートもありましたよ。200ページがどれくらいかというと、人に見せたら「辞典?」くらいの言葉にも期待できるかもしれません。こちらの製品に関しては、表紙が特殊素材で無地でした。
ツバメノートとのコラボ商品で、サンリオの絵が載った製品も、ポイントで少しだけ赤色が使われていたりなどして可愛かったです。
ミッキー、スヌーピー、ムーミン、ミッフィー、スターウォーズ、スカイツリーなど、種類も豊富です。
これらはプレゼント用にも良いかもしれません。
まっすぐノート
こちらは変わり種。
まっすぐノートという、罫線が斜めに引かれたノートがあることをご存知でしょうか。私は初めて見ました。
文字を斜めに書いてしまうクセがあるという方向けのノートのようです。
斜めなのにまっすぐに書いていけるという、言葉だけでは非常に伝えにくい、日本語の難しさを実感するノートです。
個人的には、速書きに適しているのではないかと考えています。
事務用箋
「事務用箋」と書かれた、1枚1枚剥がして使えるタイプの製品があります。
この事務用箋、ツバメノート(大学ノート)よりも更にノスタルジックな雰囲気を醸し出しており、何かを書きたくなる魅力があります。
昔は、この事務用箋に仕事の引き継ぎ内容などを万年筆で書いたりしていたのでしょうか。
noteで文章を書いているという方の中には、普段は紙に小説や詩を書いているという方もいるはず。
そのような方であれば、事務用箋の良さがわかっていただけるのではないかと勝手に思っています。
廃盤になってしまったようなので、気になる方はネットで手に入るうちに是非。
今回は「昔から変わらず販売され続けている製品に魅力を感じた」。というお話しでした。
謎のエピソードを持った製品は、強い。
次の記事⇒ 当たり障りのない正夢
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