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輝きはもどらない
わたしが いましんでも
翳りゆく部屋を聴くたびにわたしの人生だなと思う
どんな運命が愛を遠ざけたのとか、そうだよね愛はこの手にいくらでもあるけど愛したひとがもどってくることなどないどんなかたちで失ってもそれは手放したとしても手放されたとしてもどちらにせよ、だ
溺れるナイフを観てくらったひとと話をした
なにかはわからないけどなにかの気持ちを思い出して苦しくなるらしいそのひとは繊細で優しいけど言われてみれば女という存在に一線引いていたような気がする
誰にでも人懐こいようなツラしてみんなにキラキラって言われながらその眼の奥が濁る瞬間をわたしは見逃したことはないよあたりまえに
閃光のような煌めきを放つひとには必ず闇があり、その闇に触れるかどうかはあたしが決める
そう或いは
くるしくなるのはコウちゃんサイドだからじゃない?って言ったらしばし考えたあとにわからなくもなかったからかもしれないという曖昧なこたえを出してきた
いつだって曖昧なんだよなきみの言葉は
どんなに画が美しくてもそういうひとにぶち刺さるようなものをつくるのが山戸祐希で、その完成度はエグいほどに瑞々しい
そのひととはそんなだからメンヘラ製造機になっちゃうんだよって笑い合ったけれど慣れてることがもう笑えなくて可笑しくてもはや可哀想かわいいみたいになってくる
しかしコウちゃんサイドだとしたらきっとそうだしそれと同時に数年単位で引きずる何かが在るのもそれはそうでいちばん好きみたいな気持ちを向けられることの怖さだったり歪なほうがまだマシだったりきっとそんなことが恋愛ってなんだろう、、という渦中の時期であると同時に相手に勘違いさせるからそんなつもりないと言われても結論メンヘラ製造機なんだよな…などと思っていた深夜3時
ちなみにわたしは誰にも感情移入はできなかった気がするしそもそもジョージ朝倉の原作の方を高校生あたりで読んでいるからあまりに多感で憧れの方が強かったのかもしれない
いまのわたしならなつめみたいに2番目の男を選ぶだろうね
惰性のにばん きみがいちばん
きみが深い海に沈んでもわたしは助けられないし助ける気も起きないだろうしなんならわたしも入水しちゃうんだろうな
ばかみたいじゃんだって
運命とかないし永遠も一生も絶対もないんだよそんなんキモくてダサいじゃん
うんめーだねー♡って言えるのは友達だけ恋愛に運命持ち込むのはマジで嘔吐
きみとあたしがどこでどうなろうとそんなんただの必然でしかないよだって選びとった人生がそれなのならばなるべくしてそうなってるそういうふうに世界はできてるしひととひとはそういうふうに出会うものだから、本質
運命じゃなくていいから
好きじゃなくていいから
もっかいだけヤらせて
𝓯𝓾𝓬𝓴 𝔂𝓸𝓾𝓻 𝓿𝓸𝓵𝓭