ほたるん

此処に在るのは99に1匙の真実だけ あとはすべてフィクション

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此処に在るのは99に1匙の真実だけ あとはすべてフィクション

最近の記事

季節は巡りいちねんは思うよりほど遅く瞬きよりはやい

寒いと輪廓がはっきりする自他境界のボヤけもなくなるわたしはわたしだとわかるしあなたがあなたであることもまた然り 今年の夏はあまりに「自他境界が溶けるのは危険」という言説を唱え合うようなことが多すぎて、たぶんあなたもそしてわたしも踏みとどまれたと思うとてもそれはまるで互助会のように生き延びましたね 順番を間違えたなんてことはよくある話で、そう、例えば雑木林の中にいるときに出会ってしまったことや もっとはやくどこかで交差していたら現在のありかたが絶対的に違っていたこともそれがぼ

    • 夏がきらいです、夏に消えるひとはもっと

      覆水盆に返らずとは_______ ここから始まるnoteはいくつか前に書いたよな もうずっとそんなこころ持ちが続いているのでしょう ゲリラ豪雨がいつのまにかゲリラ雷雨と呼ばれるようになり、梅雨と夏の境目も曖昧なままの湿度と茹だるような暑さがすべてを気怠くしてしまう季節、亜熱帯になってしまった島国で、台風がくると連日言われながらただ気圧がすべてを圧しつぶしてしまうだけの毎日で 全部手の届かないところに行ってくれたらわたしは平気になると知った だから懸け捨ての命は惜しくないし

      • ありえないほど近くも遠くもない距離感で生き急ぐ

        ずっと水の中にいるみたい毎日息がくるしい わたしの「死にたい」は病んでるとか助けてほしいとかそんなんじゃなくてもっと向こう側のはなしでほぼ「死んでる」みたいなこと そんなことないよ待ちの言葉なんていまさら吐かないよわたしをなんだと思ってるんだ ぼくたちはもっと生き急いでいいはずでこんなにのんびり歩いていると背中から刺されるんだよばからしいね 死生観の近さや諦観、それは人生レベルでの話であって生きてきた歳月に関わらず積み重なり蓄積されるものでそこにひとの足跡は如実に現れるから

        • 不可逆それは真実と虚構とばか

          覆水盆に返らずとはよくいったもので起きたことは2度とそれが起きる前の状態には戻らない いなくなったひとが戻ってこないのとそれはおなじこと それは嘘だったと言われたとて発された言葉は相手の脳裏に残りつづける 冗談だよ、って笑ったって傷つくときは傷つくし相手が冗談として受け取らなければそれは冗談ではないのだよ 同様にあなたがしたことをわたしは忘れないしいまなお忘れてもなくて許せないまま なかったことにして何度も何度も都合良く気持ちいいとこだけ触らないでくれないかな、大切なんだよ

          青は棲んでいるし澄んでいる或いは深いベイビーブルー

          陽がのぼるのがはやい 朝がくるのがいまだにこわいわたしはカーテンの隙間から光の入ってくる時間がだから嫌いだ きみも?そう あたしときみとは違うからね 何年もクリープハイプ もっと言えば尾崎世界観に呪われてるかのようなとり憑かれているようなこころもちがある それこそ10年続いてもうきっと終わらないんだろうな肩が重いよ闘ってるという表現をしたらなにについて?!と言われたのだがきっと愛についてだと思う 左耳を聴くともはや背筋が凍る ときめきなどなくくるしさもなくただただホラーノ

          青は棲んでいるし澄んでいる或いは深いベイビーブルー

          輝きはもどらない

          わたしが いましんでも 翳りゆく部屋を聴くたびにわたしの人生だなと思う どんな運命が愛を遠ざけたのとか、そうだよね愛はこの手にいくらでもあるけど愛したひとがもどってくることなどないどんなかたちで失ってもそれは手放したとしても手放されたとしてもどちらにせよ、だ 溺れるナイフを観てくらったひとと話をした なにかはわからないけどなにかの気持ちを思い出して苦しくなるらしいそのひとは繊細で優しいけど言われてみれば女という存在に一線引いていたような気がする 誰にでも人懐こいようなツラ

          輝きはもどらない

          わたしを離さないで

          知らないまますぎゆくのは夏か あたしがもう随分と眠ってしまってからどのくらい経つのだろう気づけば冬さむくてさみしくてこころぼそい季節 果敢なく蜃気楼のように消えたきみは夏の中に置いてきたはずなのにどうしてだかなにかを期待したまま気紛れに付き合っている今日日わたしは突然思い立ってきみに会うことにしてしまった 迷子を拾いに僻地へ行くのはやぶさかではない このまま心中しませんかと云うきみもわたしもあまりにもばかであまりにも唐突で否そもそも心中なんて云うものは計画的におこなう

          わたしを離さないで

          99に1匙の嘘あるいは99に1匙の真実を

          vol.2 きみの話がフェイクだらけなことに気づいたのはいつだっけ もうずいぶん前のようでつい最近のような気がする ひとつまみの嘘とひとつまみの真実だけをその言葉から読み解くことがわたしの頭を回転させる唯一のゲーム わたしがたったひとりで永遠に迷い込んだ螺旋階段と迷宮 こたえなどなく 応えなど要らない 淀みなく語られるそのことばのほとんどがフェイクだとしても一生笑って騙されてあげるし 真実が含まれているのならそこは注視して大切にしておきたいそこだけは見逃さずに捉えておきたい

          99に1匙の嘘あるいは99に1匙の真実を

          君はつまらないから面白いってどんなカタルシス

          そんなことは起きない 一周回って面白いみたいなことがあるとすればそれは最初から少し期待していたからにすぎない やっぱりねみたいなことは思っても極力言いたくないのでファーストインプレッションおよびフィーリングは大切にしたい選ぶ方向信じる道大切なひとを間違えてないことだけがわたしの人生の唯一の誇れることでありその他になにも持っていないのだから絶対的で在りたいそれは相手に求めることとは違う 侫言は忠に似たりとはよく言ったものだ ビジネスガチ恋ビジネス推しとかめちゃくちゃいて好き

          君はつまらないから面白いってどんなカタルシス

          感情の叩き売りを勘定それは円都の円盗

          盗まれるくらいなら最初からあげるよそんな感情要らねえから 安易に安易なわかるよを言いたくないのは世の常で そう 例えば精神病のカムアウトのときだとか わたしも同じだよみたいな寄り添いは絶対したくないしされたくない 何度自殺未遂をしたかを数えたり何度閉鎖病棟にぶちこまれ何度希死念慮の夜を超えてきたかなんて絶対に誰もがおなじじゃない わたしもあなたもきみもおまえもそれぞれのやりすごし方とそれぞれの重みがここまで命を繋いでいるだけ その座標の上で偶々出会えただけでしかない わた

          感情の叩き売りを勘定それは円都の円盗

          ラブレターは往々にしてキモいし世界はこんなにもつまらない

          vol.1 気持ち悪いのわかってるくせに でも愛って気持ち悪いものでしょう? それがわからないのならば何もかも届かないのと同じ 言葉を尽くしても届かない気持ち悪い愛ならばなにもないのと最初から然して変わらないのだから わたしは無機物でいい だからこんなものは スクラップしてすぐに破棄掃き捨て棄てたほうがいい だいきらい あなたがわたしという人間にミリ興味ないのわかってるからなにを書いても同じなのにこういうことをするその1分1秒の不毛さを誰にもわかられたくないな できれ

          ラブレターは往々にしてキモいし世界はこんなにもつまらない

          この世に起きるすべての美しい事象の総称を「君」とするならば

          「君と書いて「恋」と読んで 僕と書いて「愛」と読もう」……… 否、読まねえええ〜〜てかさこの歌詞出てくる歌2つもあるの最近知ったんだけど何回擦るんだよ読まねえからな!!! といいながらこのnoteのタイトルがそれっぽいなと思って恥ずかしくてダサかったからなんか思い出してごめん 淡い死のにおいのするギリギリで生きているひとがこの世には溢れるほどいてそれをせきとめられるちからの方が弱いのはその堰き止める側が力不足なのではなく彼岸と此岸の間にいるひとがあまりにも増えてしまったとい

          この世に起きるすべての美しい事象の総称を「君」とするならば

          曖昧な不安定なありきたりな嘘みたいな

          なんかあったような何かの歌詞に まあいいか ググる余力もねえ朝 仕方のないことばかりで嫌になる 日々がそういうふうにできていたとしてもそれはそう仕方ないで片付けられることほどやるせない事象はない わたしの中でクリエイターはその人間性やパーソナリティと作品を切り離して考えるべきだなという素地がいつしかあって 混同した瞬間それは客観視できていないのだから作品として受け取ることができていないのと同じだと常におもう だから あなたが何者でなにをしてきたとかどんなふうに生きていた(

          曖昧な不安定なありきたりな嘘みたいな

          超伝導脳をつなぐさきにある愛

          僕らはやっぱり支離滅裂に愛し愛されようじゃないか この曲だけで救われ〼だから騙されたと思って聴いてみてよ 待ちくたびれて朝がきちゃったじゃんそこで出会えたきみ、調子はどう? 絶対にあなたのきみのおまえのあたしの明日は9月1日であるように それは祈り なんにもしなくていい 居てくれればそれでいい 夏が終わるということそれは 夏の果て、夏果て 長い長い終わらない夏の中にいることはできないの人間は だからこそ 夏を撃ち殺したあとは駆け抜けるしかない 或いは タイムリープし

          超伝導脳をつなぐさきにある愛

          なんもないはなんかしたいってだからそういうことじゃん

          きにぴがすきぴになってきらぴになるらしいとは某マブアイドルとの会話の中でもいっとう好きな話だ 人間の真理 それはつまり男女の友情は「双方が」相手を性的に見ることのない場合のみに存在するように 片方がバランスを崩したら関係が破綻するように ただ見てるだけでよかったのにからの恋に落ちて無駄に首を突っ込みパーソナリティを知ったが故におきるあーあまじなんなんだこいつ思ってた奴と違うやん感情って稀にというよりは往々にしてあるように思う。 これについては「すきぴ」の感情をいったん挟むこと

          なんもないはなんかしたいってだからそういうことじゃん

          落ちてた犬を拾った夜に

          え、このタイトルダサくね? あい◯ょんの「おいしいパスタがあると聞いて」みたいじゃん、え、ダサ まあいっか。 あーあいつからこんなふうになっちゃったんだっけ もう思い出せないよ 屋上がないだけで屋上なんかいったら端に立って引き戻されそうなのただ周りに心配かけたいみたいでキッツ きみにキモッ笑 て言われた回数正の字で数えてたよ知ってた?ってんなわけないじゃん ビビった? 好きな男には一生不幸でいてほしいのに尾崎世界観が幸せに生きてそうでもうそれだけでつらくなる 一生初期

          落ちてた犬を拾った夜に