23.どうしたら絵が上手くなるの?
今日は本当に根本的で基本的なお話をしてみようと思います。
絵を描き始めた人なら誰しもが思うこと…
「どうしたら絵が上手くなるの?」
についてです。
(※根本的には絵に関する職業だけでなく、他の職業にも通じているお話です)
1.「絵の上手さ」って誰が決めるの?(評価のお話)
そもそも「絵の上手さ」とは何によって決められると思いますか?
自分?学校の先生?友達?取引先の人?ネットの人たち?
実はどれも正解なのです。
え、じゃあ全員に認められる絵を描かないといけないってこと!?
そういう訳でもないんです。
というか「絵の上手さ」を決める人が何人もいるなら、逆にチャンスと考えるべきでしょう。
「絵の上手さ」つまり「絵の魅力」は人によってめちゃくちゃ変わります。
例えば「ピカソ」の作品が素晴らしいと思う人もいれば、そうでない人もいます。
絵に限らず音楽でも、料理でも、Youtube動画、芸能人でも「好きだ」と思う人、「嫌いだ」と思う人どちらも必ずいるのです。
価値観は人によって全く異なるのです。
逆になかなか周りに相手にされない作品でも、自分がこの絵は魅力的なんだと信じ続けて描いていれば、誰かがその魅力に気づいてくれるということもあります。
そしてその誰かがお仕事に繋がる相手であれば、そのまま仕事絵を引き受けることだってあるのです。
だいぶ前にSNSでバズるための絵を描いた方が良いのか、という記事を書きました。
これらの記事で触れたように万人受けしやすいイラストというのは極論言ってしまえば二次創作になります。
元々ファンがいる状態でのスタートになりますから、「好き」と思える人たちがとても多いのです。そうなると当然バズりやすいのも二次創作になりますよね。
ただSNSのこのような表面的な評価に囚われていると、自分の絵の上手さが他人依存になります。
そうしたときに自分の本当の絵の魅力を引き出しにくくなるのです。
だから最終的には絵の上手さは自分が決めるんだと、自分軸にするとブレないです。
2.どうやったら絵が上手くなるの?(技術のお話)
上記では「評価」についてのお話をしましたが、これからは「技術」のお話です。
まず結論を言うと絵が上手くなるためには
短時間でも良いから毎日描き続けること
これが一番大事です。
継続力、これに勝てるものはありません。
何事も何かを始める時、最初の2,3日、また1週間は気合が十分でまだ取り組むのをやめる人はそんなにいないと思います。
ただこれがどうでしょう、1か月、半年、1年、5年、10年、もっと先まで期間が延びた時、その時でも取り組み続けている人ってどれくらいいると思いますか?
私が最近Youtube動画やSNS等でフォロワーやファンが多い人たちを見て良く思うのが、この人たちって活動歴がめちゃくちゃ長いんですよ。
(もちろんバズり等の影響もあって短期間でのびた人もいますが、そういった人たちは例外として)
私はよくキヨさんの動画を見ますが、彼の動画はふざけたものが多いけど活動歴見たらめちゃくちゃ長くてびっくりします。(去年で14周年迎えていましたね。最近忙しくて見れてないけど、しんどい時に彼の動画見るとめちゃくちゃ元気でます。。)その点で彼はクリエイターとしてプロだと思うのです。
今絵を描いている人、または音楽でも、何でも何かに取り組んでいる人、
今は結果が出せていなくて苦しいかもしれない。
でもまず自分はどれくらいの期間取り組んでいるのかを考えて、一旦冷静に考えると気持ちが少し楽になりますよ。
まずは1年やってみることです。
それでも結果が出ないなら、別のやり方を模索する。視点を変える。
そして3年。
何かしら成長はあるはずです。
気づきもいっぱい出てくるはずです。
「石の上にも三年」なんて言葉がありますが、
私が5年描いてきて、3年目くらいになって仕事が一気に増えた印象がありました。
ただこれはあくまで私の例なので、人によってはもっと短期間で成果をあげたり、もしくはもっと長期間になることもあるかもしれません。
大事なのは継続することです。
継続するためにはじゃあ何が必要か…
「好き」という気持ちを忘れないということです。
「好き」という気持ちを失わないためにはどうしたらいいか。
「楽しむ」という気持ちを忘れない。
ただ「楽しむ」ことが難しいなら無理に思わなくてもいい。
つまり無理しない程度に継続できるペースでやることです。
私も本格的に描き始めて5年になります。
(正確には2018年に初めてSNS等で投稿しましたがその年はほとんど絵を描いていませんでしたので、カウントしません…)
昔過去の絵を消してしまおうかなと思ったこともあります。
現在の出来が良いイラストだけを見てもらう方が良いかなと。
でもやめました。その時の投稿があっての今だし、今描き始めようと思っている人達が私の作品の歴史を見て、何か感じ取ってもらえれば良いなと思ったのです。
今日は絵の根本的なお話をしました。
今何かに向かって取り組んでいる、もがいている、大変な思いをしながらも前に進んでいる人達に何かしらのメッセージが届けられたら幸いです。
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