【理系名門大学留学】5%の壁を突破する出願戦略!
こんにちはPolymathのイトクです。私は高校を卒業と同時に神奈川の実家を飛び出し、18年前にアメリカにやってきました。コロンビア大学のデータサイエンス大学院を卒業して今はニュヨークのAmazonで働きながら、皆さんの理系留学をサポートさせて頂いています。
9月になり、アメリカの大学院は新しい学期がスタートしました。多くの新入学生たちがアメリカの大学で新たな学びの旅を始めています。これから大学留学を目指す皆様も、この時期に受験対策を本格化させていることでしょう。前回のブログではエッセイの書き方に焦点を当てましたが、今回はエッセイ以外の大学院受験に必要な提出書類について、そして他の応募者と差をつける戦略について語っていきます。
ちなみに、現在サポートさせて頂いている生徒さんの中にはコロンビア大学を目指す方がおられます。先日、その生徒との面談中にコロンビア大学の出願資料を一緒に確認する機会がありました。そこで、今日はコロンビア大学を具体的な例として取り上げ、より詳しく情報をお伝えしていきたいと思います。
大学院の出願要件
コロンビア大学エンジニアリングスクールの出願要件を確認すると以下のように記載があります。
Transcripts(成績証明書)
TOEFL(TOEFL試験)
Personal statement(エッセイ)
Three recommendation letters(推薦状3通)
Resume(履歴書)
第一審査の書類
これらの書類は2つのカテゴリに分類されます。まず最初の2つ。
成績証明書
TOEFL
これらは足切り基準として使われます。コロンビア大学やアイビーリーグの大学には何千もの願書が届くため、まずはスコアで一定のレベル以上のものを選び、その後他の資料を精査するというプロセスを採用しています。なので学生の方はGPAを上げることを意識して下さい。もう既にに大学を卒業された方は、TOEFLのスコアメイクがまずは重要になります。
第二審査の書類
足切りをクリアした願書に対しては、3, 4, 5の書類を基に入学評価委員会が詳細な審査を行います。これらの書類の内容や完成度をどれだけ高められるかが合格への鍵となります。Polymathではこれらの書類を非常に重視しており、数ヶ月かけて何度も繰り返し見直しを行い、合格レベルのクオリティままで引き上げていきます。
3.エッセイ
4. 推薦状
5. 履歴書
5%の壁を乗り越えろ:差別化戦略
コロンビア大学の大学院コンピューターサイエンス専攻の合格率は例年約5%と言われています。その狭き門を目指し、世界中から優秀な候補者が応募してきます。多くの候補者がTOEFLで高得点を記録し、質の高いエッセイや推薦状を提出しています。では、どのように差別化を図ることができるのでしょうか?
コロンビア大学の大学院の出願書類は6つ指定されていますが、実は7つ目として提出できるものがあります。それは「ポートフォリオサイト」です。直接的に提出するのでなく、履歴書にそのリンクを記載し、エッセイでその内容に言及することで、自らのスキルをさらにアピールすることができます。
前回の記事で、アドミッションがあなたのエッセイを評価する際、「あなたのスキルや経験をどう活かせるかのイメージ」が合格の鍵となることを述べました。このイメージをポートフォリオサイトを通じて目に見える形で表現することが出来ます。また、大学側が特に避けたいのは、授業に追随できない学生の合格です。そのため、コンピューターサイエンスの経験がない者がCS専攻に申し込む際に、このアプローチは特に効果的と言えます。
私が実際にコロンビア大学院に合格した際、ビールのレコメンデーションエンジンの開発経験をエッセイ、推薦状、履歴書に取り入れ、私のスキルやモチベーションを強調しました。先日、久しぶりにその教授と会話する機会があり、「君の作ったビールのレコメンデーションエンジンのおかげでお気に入りのビールを見つけられて、今でも大変役立っているよ。ハハハ」と言って何年も前の事なのに覚えていてくれました。
成功の実例:ポートフォリオサイトの紹介
Polymathでは、これまでの経験を視覚的に示せるポートフォリオサイトの作成を推奨しています。見える化示すことで、アドミッションの納得感が格段に向上します。特筆すべき点として、他の留学エージェントとの違いは、私たち全員がアメリカで働く現役のエンジニアやサイエンティストであることです。このことから、出願戦略のアドバイスだけでなく、技術的なサポートも行っています。
以下は、生徒さんたちと一緒に作成したポートフォリオサイトのサンプルです。
ポートフォリオサイト、サンプル1
ポートフォリオサイト、サンプル2
まとめ
トップレベルの大学やアイビーリーグへの入学過程は、厳しい足切り基準に基づく書類審査から始まります。この初期段階で重要な書類として「成績証明書」と「TOEFL」が挙げられ、そのスコアが一定のレベルをクリアすることが次のステップへ進む鍵となります。続いて、エッセイ、推薦状、履歴書などの書類の完成度が合格の可能性を大きく左右します。
アメリカのコンピューターサイエンスやデータサイエンス学部は、競争が激しく、合格率も非常に低いとされています。この厳しい状況の中で、自分を差別化する一つの方法として「ポートフォリオサイト」が有効です。このサイトを利用して、自分のスキルや経験を具体的かつ視覚的に示すことで、アドミッションの納得感を高めることが可能となります。
さらに、Polymathでは、アドミッションが求める「あなたのスキルや経験をどう活かせるかのイメージ」を具体化するサポートや、技術的なアドバイスを提供しています。私達は全員が現役のエンジニア・サイエンティストなので出願戦略だけでなく、具体的な技術的なサポートも行っています。
ポートフォリオ作成に興味がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。私たちと共に良い準備をして留学の夢を現実に変えましょう!
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