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【#パリでシンプルライフ】Able Carry Max EDCを約1ヶ月使って、よかった点と気になる点

昨年終わり頃に、Able Carry Max EDCを導入しまして、ここまで、こう言った記事を書いてまいりました。

開封&第1印象をまとめた記事

実際にMax EDCを使用したパッキングを詳細に書いた記事

本来Max EDCという名前にある通り、EDC = EveryDay Carryということで、日常遣い、毎日、持ち歩くことを目的としたバックパックなのですが、私の目的は、ずばり、【旅行】。ちょうど、購入してから、記事でも書きましたとおり、今年の1月に、

パリからの日本里帰り旅行(約2週間)

それと付随して、日本国内でも1泊2日旅行のような経験も2回したので、完全に、【旅行】として使っていくバックパックとなりました。

今回は、これまでの記事の内容を踏まえ、このバックパックの良かった点と気になる点について、触れていきたいと思います。

今回も案件、提供、PRではありませんので、純粋に、率直な自分の感想を書いていきます。
このバックパックが気になっていらっしゃる方にとって、少しでも、情報として、役立てていただけるとうれしいです。


良かった点

複数のコンパートメントで構成されており、ポケットも豊富

明確にどこに、何を入れようか決めていらっしゃる方なら、非常に使いやすいと思います。

例えば、私の場合、以下の内容で購入前の段階から明確な構成を考えており、実際、旅行の際に実行したところ想像通り、うまくいきました。
ポケットの位置でそれぞれの役割が明確にできたことで、構成に慣れたら、迷うことなく、スムーズに取り出せる配置も非常に気に入っております。

PCコンパートメント
IPad mini6とガジェットポーチに入れる内容のもので構成(結果、ポーチを減らす効果に)

メインコンパートメント
基本、移動時には南京錠で施錠し、開けない場所として扱い、着替え、日本国内移動時の化粧品類など、移動中、すぐには使わず、実家や滞在先で使うものを入れていました。

フロントコンパートメント
移動時、取り出す可能性のあるものを収納する場所として考え、実際には、カメラ、上着、国際線移動時の化粧品類(欧州内ではまだ、液体物は別途、保安検査場でのチェックが発生するところが多いため)などを入れていました。

サイドボトルポケット
飲み物と季節用品(今回、旅行が冬だったので、冬物)を収納する場所として考え、実際には、飲み物、カメラグローブ、耳あて、ネックゲイターなどを入れていました。

シルエットが崩れない

荷物を入れると、バックパックの形が歪になりがちですが、これは、各種コンパートメントやポケットに入れ込んでいくタイプなので、たくさん、荷物を入れ過ぎたとしても、そこまで、歪にならず、綺麗に形を保ってくれます。

また、普段、パリに住んでいるので、移動中、ペットボトルや傘など、例え、サイドポケットでも、外にむき出しの状態にしておくと、安全面でも非常に心配なので、一見、わかりにくい方が良かった点も良かったです。

背負った時、手に持った時以上、重さを感じない

荷物を入れて、ハンドル部分を手で持った時は、さすがに重さを感じるのですが、背負ってしまうと、実際の重さより重さを感じなくなるのが不思議です。このブランドの代名詞である

  • Aフレーム構造

  • 無重力バックパック

の意味がしっかり、納得し、理解できたような気がします。
また、ハーネスがしっかりしているので、守ってくれている感覚もあり、肩に重さが食い込まないので、ある程度の時間、背負っていても、疲れにくく感じます。

ガジェットポーチとPCスリーブの動線が明確で、位置が独立している

PCコンパートメントがメインコンパートメントと独立しているところが気に入っています。

これは、移動時、上にも書いた通り、メインコンパートメントは、基本、安全面考慮で、南京錠で閉めっぱなしの状態にし、基本、そこから、荷物の出し入れはしたくなかったので、PCコンパートメントが独立しているタイプのものを探しておりました。

その結果、移動時、タブレットで作業したりする機会が結構あったのですが、独立しているおかげで、すぐ、取り出しやすかったのと、PCコンパートメントにあるポケットのマチが結構あるので、これまで、ガジェットポーチに入れていたケーブル類、折りたたみキーボード、充電器をすべてしまうことができ、位置も明確で、非常に使いやすかったです。

PCコンパートメントのガジェット収納ポケットに荷物を詰めたところ
これによりガジェットポーチを持ち歩く必要がなくなり、よりシンプルに
メインコンパートメントからPCコンパートメントのガジェット収納ポケットを見たところ
下部にマチがあることがよくわかる
これにより、厚みのある充電器や折りたたみキーボードなどもスムーズに収納可能に

飛行機の座席下収納スペースにも置ける大きさ

個人的に、ここが購入時、非常に気になっていたところでした。
購入前の段階から、日本へ里帰りすることはすでに、決定しており、以前使っていたバックパックより、大きくなることが明確だったので、座席下の収納スペースに入るかどうかが気になっておりました。(私が探していた頃は、この点について、レビューで取り上げてくださっている方がいらっしゃらなかった)

昨今、長距離の国際線で座席上の荷物置き場から盗難事件もあると結構、耳にしますので、元からあの位置に荷物は絶対に入れたくなかったので、座席下に入れられることは購入段階で、結構、私の中では当時、情報があまりない中で、大きな賭けではありました。

実際、今回、私が利用したのは、エールフランス機のエコノミークラスで、行き帰りともに利用しましたが、問題なく、収納できたので、結果、安心しました。
他の会社、機体の種類によっては、対応できるかどうかは、専門家ではないので、わかりかねますが、気になっていらっしゃる方は、1つの参考にしていただけるとありがたいです。

https://wwws.airfrance.co.jp/ja/information/bagages/bagage-cabine-soute

ちなみにエールフランスの座席収納スペースの現在の規定はこのようになっています。

気になった点

荷物を入れて、手に持った時の重さが思った以上にずっしりする

これは、良かった点に対するもう1つの側面になるのですが、背負った時は良かったのですが、手に持った時、ある程度、余裕あった状態で荷物を詰めていたとしても、手に持った段階では、想像以上の重量を感じます。

それもそのはず、バックパック単体だけで、1.5kgあるので、少し荷物を入れただけでも、重量を感じやすいです。

また、機内持ち込みの旅行でこのバックパックを選択された場合、制限重量のこともあるので、思ったよりもあまり、荷物を詰めることができない可能性もあるんじゃないかと思いました。

私は、基本、荷物が少ないので、余裕はありますが、バックパックで、荷物を結構、ギリギリまで詰め込むタイプの方は、逆に気になる点になりそうです。

自立しない

バックパックに求める条件の中で、人によっては、自立するタイプを希望される方、いらっしゃると思います。そういう方は、このバックパックは、自立しないタイプなので、ご注意ください。

ただ、ある程度しっかり、荷物を入れ込むと、荷物の配置ぶりによっては、自立する場合もありますが、基本は自立するタイプのバックパックではないので、ご注意いただけたらと思います。

PCコンパートメントもしくは、書類ポケットにペンホルダーがない

これは、個人的にもすごく気になっているところなのですが、このバックパック、ペンホルダーがないのです。特にiPadユーザーの方ならApple Pencilの置き場にも直結してくるので、この辺りは、PCコンパートメント側に1つ、メインコンパートメントの書類ポケットに1つあたりあってくれると、助かった人多いのではないでしょうか?

現在、PCコンパートメントのガジェット収納ポケットにApple Pencilは入れておりますが、ガジェット収納ポケットだと取り出すまでもうワンアクション、ファスナーを開けるアクションが発生してきてこれが、地味に、ストレスを感じるので、これは、やっぱり、タブレットとセットにすぐ使いたいものなので、ペンホルダーは用意しておいて欲しかったです。

シルエット保持が故に、人によっては想像より荷物が入らないと感じてしまう可能性がある

このバックパックの特徴でもあるのですが、各コンパートメント、ポケットそれぞれ、拡張性を持たせた作りになっており、その点が良い点であり、また、サイドポケット等が外側に広がっておらず、中にしまい込むタイプなので、各ポケットの拡張機能を最大限に使ってしまうと、メインコンパートメントの容量が小さくなってしまうのです。

実際、第1印象の記事で参考にさせていただいたというこちらの動画でも、このことは触れられております。詳細はこの動画の7:02以降をご覧ください。

例えば、具体的に申し上げるのであれば、

メインコンパートメント26L
フロントコンパートメント 8L

とあるのですが、これは、26L+8L=34Lという考え方ではなく、メインコンパートメントとフロントコンパートメントのスペースを共有して使う考え方になります。なので、例えば、フロントコンパートメントに最大容量8L使ってしまった場合は、メインコンパートメントのスペースは、

26L - 8L = 18 L

となり、この場合のメインコンパートメントの容量は18Lになります。なので、この感覚が、人によっては、結果、

思ったよりも荷物が入らないかも。。。

という印象につながるかもしれません。なので、荷物を目一杯入れ込むタイプの方は、気になる点になる可能性があります。

価格

やはり、ここが最大の懸念点でしょうか?バックパックにしては価格が高価すぎると思います。
ただ、作り、機能、材質見たら、ちょっと納得できてしまうところもありますし、その分、妥協点はなく、真剣に作り込まれているバックパックだということは、よく伝わります。

ただ、やはり、他のモデルの価格ラインナップ見ても、もうちょっと、消費者に歩み寄ることはできなかったのだろうか?と思わざるを得ないです。特にこのブランドの最大容量であるMax BackPackよりも価格が上というのも初見の人からしたら、一番の大容量モデルより価格が上とは?と疑問になりうる要素になると思います。

ただ、フォローさせていただくと、作りは非常にしっかりしていて、所有感もかなり満たされるので、実際、手にとってみると、納得はいくのですが、ただ、その商品すらも実際、手にとって見ることができないと考えると、かなり、不透明さを感じずにはいられないところが正直なところです。

購入前、商品を手にとって見ることができない不安さと在庫の不安定さ

これは、購入前、最大のネックでした。ネットショップだからという特性もよくわかりますし、だからこその14日間の返品保証付きというのもよくわかります。

しかし、ここフランス・パリでは、Able Carryの商品、他のモデルも含めて全く、取り扱っているところがないので、かなり、今回、大きな賭けではありました。ましてや、1つ前での項目でも取り上げている通り、価格だって、バックパックの価格にしては、簡単にすぐに決断できるというレベルのものでもないのが現状です。

そこにきて、ブラックがすぐに完売、11月の時点で、再販したものの限定100個のみ。。。

そこに、強迫観念に駆られて、購入みたいな流れだったのが今回の現状です。確かに、売り上げとか見れば、【即完売】というのは、その会社にとって、大きなキャッチコピーになるとは思います。しかし、消費者に対する歩み寄り、気持ちはあまり、いいものではなかったというのが、正直な気持ちです。

おまけに、郵便事情、お世辞にも良好とは言えないフランスです。そういう国で14日間の返品保証付きましてや、香港までの国際郵便、様々な箇所でトラブルの不安要素しか感じられません。その辺りのアフターケアも考えて欲しいかなと正直思っております。

素晴らしい商品を作っている会社だけに、非常に残念に思う点です。

特筆すべき点

Peak Design Everyday Sling 6Lも収納可能

これは、かなり、ニッチなところではありますが、実は、もちろん、荷物の構成によってではあるのですが、カメラをやっている方でお使いの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

Peak Design Everyday Sling 6L

がメインコンパートメントにすっぽり入るサイズになっているのです。以前YouTubeで、別の方がこれの旧モデルで、私も以前愛用していたEveryday Sling 5Lがすっぽり入るということをおっしゃっていて、そこも購入前にグッときてしまったところだったのです。

着替え2セット分とPeak Design Everyday Sling 6Lをメインコンパートメントに入れた状態
ただ、更に他のコンパートメントに何か入れるというのは、
場合によっては容量ギリギリで、入らなそうな予感

ただ、その5Lと比べ、こちらの6Lの方がサイズが大きいので、入るのだろうか?と気になっていたところではありました。なので、これで使うことは、あまりないとは思うんですけど、私の普段のカメラバッグではあるので、場合によっては、このように、使えなくもないので、使い方次第では、ちょっと、考えたいと思います。

以上、かなり、ニッチな領域ではありますが、実際、6Lでも入ったので、私のように気になっていらっしゃる方いらっしゃいましたら、こちらでご報告させていただきます。

最後に

2025年2月上旬時点で、こちらの商品、欠品状態で、もうすぐ、再入荷するという情報も出ております。私も昨年11月の段階で、同じ気持ちで、商品を待っていた立場で、商品に関する情報がフランスだと日本以上に入手することが難しく、実際、Able Carryの他の商品ですら、手にとって見ることができない状況での購入、かなり、不安でした。

気になった点でも書きましたが、自分の今回の経験を踏まえ、ネットショップだからこその商品のわかりづらい部分を自分のわかる範囲そして、他のレビュアーさんにはない視点も織り交ぜながら、これまで、綴ってまいりました。

ご購入を検討されている方、少しでも、これまでの記事を参考にしていただけると幸いです。

以上、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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point2vue410(ポワン・ドゥ・ヴュ・視点)/パリ
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