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めぐ@詩のソムリエ
2021年8月30日 09:21
おはようございます。詩のソムリエです。あっという間に、8月の終わり。どんな夏をすごされましたか?すっかり涼しくなった風や虫の音に、秋の訪れを感じますね。巨峰や梨が今年は当たり年のようで、体の中もだんだん秋にシフトしていっています。今週の詩は、八木重吉(やぎ・じゅうきち 1898-1927)の「秋のひかり」という短い詩です。「秋のひかり」ひかりがこぼれてくる秋のひかりは地におちて
2021年8月15日 21:31
詩と戦争8月15日。今日は第二次世界大戦が終わった日。この日になると、戦後すぐに作られた、女性詩人によるこの詩を思い出す。「美しい国」 永瀬清子はばかることなくよい思念(おもひ)を私らは語ってよいのですって。美しいものを美しいと私らはほめてよいのですって。失ったものへの悲しみを心のままに涙ながしてよいのですって。こんなスタンザ(連)からはじまるこの詩は、戦後すぐ、手漉き
2021年8月10日 09:18
おはようございます。詩のソムリエです。今朝、目がさめて外に出たら、すーっと涼しい風。空をあおぐと、いつもより透明感がまして空高く見えました。昨日はまぶしい青にもくもく入道雲だったのに、急に大人っぽい…。"夏と秋よ おまえたち「きのう」と「きょう」のあいだでどんな話し合いをしたんだい?"工藤直子さんの「秋の手帖」の一節がふいに頭をよぎりました。こんな詩です。「秋の手帖」
2021年8月2日 18:27
おはようございます。詩のソムリエです。毎日暑いですね!暦のうえでは大暑(たいしょ)、大雨(たいう)時々に降る。まさに昨日、福岡ではにわか雨がざっと降りました。今週は「虹」の詩を紹介します。子どものような瞳で。ワーズワースの名詩The Rainbowきのうのこと。わたしが部屋でPCに向かっていると、パートナーから「めぐみさん、虹を見ませんか」と声がかかりました。書斎を出て、窓から