不眠の日々、再来!
昨日の続き。
その後のおはなしです。
息子たちの進学や親の病気など、バタバタの日々を経て、私はまたもや自分のカラダの声に次第に耳を澄まさなくなっていきました(喉元過ぎれば熱さを忘れ…ちゃうのが、にんげんだもの💦)。
そもそも、あるていど健康体でいると(自覚症状がないと)自分のカラダのことは忘れている人が大半だと思うんです。
それも日々多忙であればあるほど。
40代も後半にさしかかった頃、あるトラブルがきっかけで眠れなくなりました。
真夜中の2時~3時のあたりで中途覚醒すると、その後まったく眠れません。
もともと寝つきが悪く、眠りが浅い体質ではあったのですが、明らかに
「これは変だぞ」と感じました。
その頃はまだ夫の遠距離通勤は続いていて、朝5時起きで弁当を作り、駅まで車で送る…というルーチンワーク。
夫の帰宅も遅く、当然就寝時刻も…。
夫と息子たち全員を朝そんなふうに送り出して、家事をして、読み聞かせ活動の打ち合わせに出て帰宅してからも、夜まで眠くなることはなく。
夜になったからと言ってぐっすり眠れるわけでもなく。
この状態が続くと、カラダも脳もどんどん疲れてきます。
この頃はもう、婦人科の経過観察期間も終え、精神科通いもしなくなっていました(抗うつ薬と安定剤もやめてました)。
抗うつ薬をやめられたことは、自分にとって完治を意味することだったので(勝手にそう思っていました)嬉しかったし、ハリキっていたのです。
ドラックストアなどで手に入る(睡眠効果を高めるという)ドリンクやサプリなども試しましたが、私にはまったく効果がなかった。
結局、不眠の原因になっているトラブルを解消しなければ治らないんだろうな…と、ぼんやり考えていました。
その頃、認知行動療法のトレーナーをしている友人に電話で不眠のことを話したら、
「一般的には、起きている物事と不調に直接的な関係性があるわけではなく、その人の物事に対する捉え方に歪みがある場合が少なくないのよ」と指摘されました。
なるほど!と思いました。
確かに同じ事柄に直面しても、それをストレスと感じる人ばかりではありません。
感じたとしても、ストレスの大きさも持続期間も人それぞれ。
私のストレス耐性が低いことに問題があるのか~。
それと、物事への捉え方にも。
彼女に認知行動療法のことを詳しく訊くと、効果を感じるようになるには、ある程度の細かくツラい作業(過去のイヤな出来事を思い出して書き出し、その捉え方の問題を客観的に見つめて書き直すなど)と、
あるていどの期間が要ると。
そこから(書籍の情報を最も信用している私は)いつものように認知行動療法に関する書籍やワークブックなどを購入して読んだり、試したりしてみましたが、どうも私には向いていなかったようで…。
やればやるほど辛くなるばかり(いや、向いている人もいるんですよ!)。
でも悪いことばかりじゃなかった。
(行動すると何かしらよいことにぶつかるもんです)
書店で認知行動療法関連書籍を探す中で、同じ棚にあった一冊の本と出合うことになりました。
その本の背表紙にはじめて見る言葉がありました。
「マインドフルネス」。
…ってなに⁇
(続)