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エンタメwatch|わたしの宝物 第9話

今回はエンタメ感想回です。
これから見る予定✋という方は、
最新話まで見てから戻ってきてくださいね♪

フジテレビ系列 木曜夜10時放送
『わたしの宝物』

第9話予告▼


▼前回(第8話)あらすじ
美羽に離婚を切り出した宏樹。
とはいえ、娘の父親のことが気にかかり具体的な話し合いはできないままでいた。
美羽は、”宏樹が出す答えを受け入れる”と決意するも「それでも栞と離れてはダメだ」という親友:真琴の言葉を受け、”娘のために何ができるのか考えなければならない”と感じていた。

徐々にピースが繋がり始めた宏樹は、娘の父親が冬月だと勘づく。
「妻が不倫してたんです。その相手は、冬月さんですよね?」
冬月を呼び出し、そう詰め寄る宏樹。

同じ頃、冬月の同僚:水木は、冬月が不倫をしていたこと、その相手が美羽であることを突き止めた。
口実を作って美羽を呼び出し、問い詰める水木。
「あなたは冬月を傷つけた。」「私はあなたが許せません。」

緊迫した空気の中、第8話は終了しました。
正直、あまりストーリーは進展しなかったので前回は感想を割愛したのですが。
第9話は一変してググっと話が進みました。

▼第9話

水木に詰められた美羽は、「さっきからなにをおっしゃっているんですか?」とシラを切ります。
強い口調で「はっきりいって、こういうのは迷惑です。」「つまらない嫉妬に私を巻き込まないで。」と突っぱねる美羽。
カッとなった水木は、グラスの水を美羽にぶちまけます。

なんともかっこいい女性同士のシーンでした。
どちらのセリフも力強くて、互いに大切なものを守りたい・・・強い意志を感じる場面でした。
水をかけるのはよくある演出ですが、頭に血が上った者同士を一瞬にして冷静にしてくれます。
2人の言い合いを、こちらも緊張しながら視聴していたので、
張りつめていた空気が一気に変わった感覚があり、姿勢を直しました。
それにしても、このドラマのサブキャラは余計なことをしてくれますね(笑)


場面は、宏樹と冬月のシーンに変わります。

宏樹は様々な言葉で冬月を責め立てます。
それに対し冬月は・・・
「中学の頃の夏野(美羽の旧姓)は、笑うときはいつも嘘がなくて素敵な笑顔だった。
だけど、再会した時の夏野はうまく笑えてなかった。
痛みを感じなくなるほど追い詰められてた。
心はずっと泣いてて、ボロボロになって・・・だから・・・。
間違ったことをしたと思ってます。
彼女をどうしても救いたかった。
でも、もう終わったことです。」
そう答えます。
「勝手に終わらせるな!あの娘はどうするんだ!」と掴みかかる宏樹。
そして気づくのです。
冬月が本当に何も知らなかったことを。

こちらも緊迫したシーンでした。
憎しみと悔しさと情けなさが混じった田中圭さんの演技は見ごたえがありましたね。
いつ手が出るかとヒヤヒヤしましたが、殴ることはなく終わりました。
冬月も、自分が見たもの、感じたものを正直に話していて、本当に誠実で嘘がない人間なのだと思いました。
謝ろう???とも思いましたが、
謝ったら美羽との思い出を消してしまうような気がしているのかもしれません。
間違ったことだった。でも、好きになって、救いたいと思った気持ちは、間違いではなかったのでしょうね。
宏樹も、なにも知らない冬月を責める気持ちにはなれなかったのでしょう。
また、自分の娘だと冬月に知られてしまうのも怖かったのではないでしょうか。

冬月もまた、宏樹の言動をみて「もしかしたらあの娘は自分の娘なのでは」と気付きます。
真琴に会いに行き、真実を聞き出そうとしますが、彼女は何も言いません。
「いっぱい余計なことをしてきました。でもこれ以上はもう何もしないと決めました。美羽さんのこと、守りたいと思っているのならこのまま関わらないであげてください。」と頭を下げる真琴。
それをみた冬月は、黙るしかありませんでした。

なにかと波乱を呼び起こしてきた真琴ですが、
ここはグッジョブというしかないですね。
真実は、人を介してきくものではないと思います。
また、今まで散々美羽を責めてきた真琴が、美羽側にちゃんと着地していることも嬉しく思いました。

今度は、冬月が宏樹を呼び出します。
「夏野の心の中には俺はいません。あなたとお子さんしかいません。
彼女はいまの家庭を幸せにしたいといいました。あなたとお子さんのことを大切にしています。
俺は、夏野を救えませんでした。彼女を救ったのはあなたです。夏野の心をちゃんと取り戻したのはあなたですから。
俺は、余計なことをしました。本当に申し訳ありませんでした。」

黙って冬月の言葉をきく宏樹でしたが、表情は複雑でした。
冬月が持つ”自分にはないやさしさ”を直に浴びてしまったのでしょうね。
私自身、やさしい人間ではないので、こんなに清らかで陽だまりのような人がいたら、それが自分の愛する人の大切な人だったら・・・
宏樹と同じように何も言えないだろうなと思いました。
冬月の”夏野の心をちゃんと取り戻したのはあなたですから”
これが真実だと私は思います。
意地を張らないで、宏樹にもそれを受け止めてほしい…。
そして冬月もまた、ここで初めて(?)きちんと謝罪をしましたよね。
これで、きっちりとけじめをつけたつもりなんでしょう。
冬月の心の動きを感じ取れる第9話だったと思います。

ふたりで出掛けた宏樹と美羽。
宏樹は、娘とともに海に入ろうとしたことを話す。
「親子でいられないなら、死んでしまおうと思って。俺、そこからずっと前に進めない。美羽、全てを話してほしい。」
その言葉を受け、意を決する美羽。
『妊娠が分かった頃、彼が亡くなったというニュースをみたの。産んでから、彼が生きていることを知った。でも、もう私は宏樹と栞と一緒にいたいと思ってたから、言わないって決めた。彼のことを話したら、宏樹の栞への愛情が変わるんじゃないかって思って。』
『私は間違ったことをした。だけど後悔はしない。このことがなかったら栞に会えなかったから。』
「話してくれてありがとう。」そういって微笑む宏樹。
そうして、宏樹は家を出て行った。
「栞を、幸せにして。」そう言い残して。

やっと、2人が本音で話し合えたシーンです。
宏樹は聞きたかったことが聞けて、
美羽はずっと心に秘めていたことを話した。
でも、個人的にはもっと!
「いま!あなたと栞と一緒にいたい!」と美羽には協調して話してほしかったなと思います。
どうしても、この夫婦がまた夫婦に戻ってほしいと願ってしまいます。
だって、お互いとっても想い合っているのがわかるから。

このあと、弁護士を通して離婚協議にはいります。
娘の親権は美羽が持つことで合意していたので、
面会や財産分与等の条件を決定することになります。
が、ここでまた展開が・・・!
宏樹は、一切の面会を拒否したのです。
その代わり、もう一度だけ3人で出掛けたいと。
待ち合わせ場所にいくと、そこには・・・

宏樹・・・😢
なぜそうなる・・・
そもそも私は離婚に同意していないので!(勝手w)
冬月は自分が身を引こうとしているし、
宏樹も同じく身を引こうとしているし、
美羽は宏樹と離れることを決意した。
みんながみんな、大切な誰かを思って行動した結果が、
こんなに誰も幸せにならない終わりになりますか?
個人的には。
最初からずっと言っていますが、夫婦の再構築を希望します。
そして、第7話で美羽と真琴の会話の内容が切り取られていたシーンがずっと気になっています。
あの場面は回収されるのか、されないのか。

来週最終回です。
どんな結末が待っているのか。
どうあっても、娘の栞ちゃんが一番幸せになる方法に着地してくれることを心の底から祈ります。


長くなってしまいました💦
お読みいただき、ありがとうございました。
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