”痩せる仕組み”を理解していれば、ダイエットは超カンタンです!
今まで皆さんはどんなダイエット方法を試しましたか?
毎年のように一過性のダイエット法が世間を賑わせ、試しては失敗し、また試しては失敗し、挙句の果てに効くわけの無い健康食品に手を出し何十万と散財し、そんなことを何年も繰り返し『結局痩せなかった……』
なんて話よく聞きますよね?
そんな話を聞くたびに、目にするたびに私は心が痛い…
はっきり言って
『そんなんだから痩せんのやろ…』と言いたくなります。
ダイエットには原理原則があります。
これから話す内容を理解してもらえれば、あなたはもう
・騙されたり
・失敗したり
・無駄なお金を消費したり
ということがきっと無くなるはずです。
ですので今ダイエットがうまくいってない人、これからダイエットをしようと考えている方々は是非最後まで目を通していただきたいと思います。
①基本を制す者は、ダイエットを制す
皆さん三大栄養素と言われて、秒で説明できますか?
三大栄養素と言われているのは、
タンパク質・脂質・糖質の3つです。
そして皆さんが気にしているカロリーを含んでいるのもこの3つであり、シンプルにカロリー計算をすれば痩身することは可能です。
そしてそれぞれの1g当たりのカロリーですが、
タンパク質:4kcal
脂質:9kcal
糖質:4kcal
これを自身の基礎代謝や活動代謝を元に計算し、
1日どれぐらいのカロリーに抑えておけば痩せるのかが概ね分かります。
しかし、大半の人は方法を間違え、何とか痩せたと思ったら
リバウンド
肌がボロボロ
顔がこけた(不健康な意味で)
という事になります。
では、なぜこんなことが起きるのでしょうか?
それには3大栄養素の役割を知る必要があります。
タンパク質
筋肉、内臓、皮膚、髪、骨、歯、血液やリンパ液などの体液、食べ物の消化・吸収をはじめとする体内の化学反応に不可欠な酵素を作ります。
脂質
ホルモンの生成、細胞膜の生成、脂溶性ビタミンの吸収を促す。
糖質
ここではブドウ糖として書きますが、摂取することで素早くエネルギー源に変わり、特に脳でエネルギーが多く使われる。
ここで何となく1番重要なのはタンパク質だと分かりますよね。
では、タンパク質の摂取を怠ると何が起こるか?
まずは筋肉量の減少による基礎代謝の低下です。
これはリバウンドの原因の一つです。
タンパク質は一番抜いたらヤヴァイ栄養素なのです。
必須アミノ酸(タンパク質を構成するもの)と言われるように、人間の生命活動には必須の栄養素であり、極端な話、摂らないと死にます。
そして次に必要なものは脂質です。
カンタンに言えば、脂質を摂らないと肌がボロボロになります。
ただし、使う場所が基本的にホルモンの生成と細胞膜のみなので、重要度としてはタンパク質に劣ります。ただし、必須脂肪酸という人間の生命維持に不可欠の栄養素になるのでこれも完全に断つと死にます。
そして、3番目に必要なものが糖質(炭水化物)です。
エネルギー変換の即効性としては他に勝るものは無いかもしれないですが、
無くても生きていけます。
個人的には3大栄養素に入っている意味が分からないのですが笑
理由については別項で示します。
そして過剰に摂取すればどの成分も太る要素、体重が減らない要素になるのですが、糖質と脂質を同時に摂取することによって特に太りやすくなります。(詳しくは生化学の説明で難しいので割愛します)
すなわち、ダイエットにおいては
糖質か脂質どちらかを減らせば、うまく痩せることが出来ます。
これ以外のダイエットの原理原則はありません。(断言)
ただ先ほどにも示したように、脂質を断つと肌の見栄えにも影響が出てくるので、個人的には糖質を減らすダイエットをお勧めとしています。
②脂肪燃焼の唯一のルール
さて、ダイエットにおいて減らすべき栄養素は大体ご理解いただいたと思います。
でも、どうやって脂肪が無くなるか?
を理解しなければ、冒頭にも挙げたような妙な流行ダイエットに惑わされて結果が出ないという事になってしまいます。
簡単に説明しますね。
まず蓄積された中性脂肪は生活していれば勝手に分解されるのですが、やはり条件というものがあります。
条件1.糖が無くなった状態を作る
体に蓄積したグリコーゲン(糖)を使い切ると、体に蓄えられた脂肪が分解され、各器官のエネルギー源として使われるようになります。
つまり、体から糖が無くならない限りは脂肪燃焼のサイクルはスタートしないのです。糖が無くなった状態で初めて中性脂肪は分解を開始しだします。この分解サイクルをケトジェニック状態と言ったりします。
条件2.脂質とタンパク質が過剰摂取になっていない
脂質とタンパク質の過剰摂取はかえって難しいかもしれません。
そして前項にも挙げたように何より太る代表的な原因は、糖質と脂質を同時に摂取することです。
糖が太る原因ですが、例えばご飯やパンを食べると体内でブドウ糖に変換され、血中に入ってきます(血糖値が上がる)。
そしてエネルギーとして使い切れなかったもに関して脂肪になるといった具合です。
脂質はそれだけでは小腸からなかなか吸収されづらいのですけれど、脂質と糖はとても仲がよろしいようで、タッグを組むと脂肪の蓄積を爆裂に促進します。
イメージとしてはこんな感じです。
からの
ドラゴンボールが分からない方はすみません。(強そうでしょ?笑)
というわけで、脂質とタンパク質に関しては過剰摂取は控えた方が良いが、大して気にしなくても良いという事です。
条件3.分解された活性化エネルギーを消費すること
さて、やっと体に糖が無くなった状態で、初めて中性脂肪は分解されます。
こんな感じ↓
そして、分解された脂肪酸はアルブミンと結合し、遊離脂肪酸へ変わります。
この段階では元の脂肪から質量は変わっていません(減っていません)。
遊離脂肪酸が血中に流れている時、(ケトン体が出まくっている時)
活性化エネルギーが加わると細胞に運搬され、そこで最終的にエネルギーが放出されて、最終的に二酸化炭素(CO2)と水(H2O)に変わり、めでたく体外へ放出される。
これが脂肪が燃焼する(痩せる)メカニズムです。
ちなみに活性化エネルギーとは空腹状態、暑さ、寒さ、活動、運動などで生じるエネルギーのことです。
③私が1か月3kg落とした方法
上記の説明だけだとイメージしずらいかもしれませんので、私の実例としてお伝えしましょう。
とある1日
朝、7時起床
朝食
青汁とMCTオイルとホエイプロテインを投入で割ったシェイクを飲む。
※プロテインでタンパク質と少量の脂質を摂取し、青汁でミネラルや不足しがちなビタミンの摂取、それと便秘予防も兼ねています。
↓
デスクワークでの仕事。移動はほぼ無し。
↓
昼食
コンビニにてゆで卵2個、唐揚げ3個(サラダチキンの時も)、青汁200mパック(無糖)
※タンパク質と脂質をメインに摂取。整腸作用も兼ねここでも青汁を摂取。
↓
17時まで仕事
↓
帰宅後、夕食づくり
夕食
ゆで卵1個、青汁MCTオイルプロテインシェイク、コンソメで作ったわかめスープ、アジフライ、納豆、糖質0ビール等。
こんな感じです。
ちなみに糖質制限とビタミンC摂取は相性が良いので、粉末で溶かしたビタミン水を一日中飲んでました(今も)。
『唐揚げとかアジフライ食べてカロリー大丈夫かよ?』
と思われるかもしれませんが、私は基本的にカロリーは気にしていません。
糖質抜きダイエットというよりは、糖質抜き健康法という方が正しいでしょう。
私の体質になりますが、パンやごはん、ラーメンを食べると便秘・下痢になり、血糖値が上がると眠くなり仕事のパフォーマンスも落ちるので、基本的に日中は糖質を摂取しません。
脂質制限ダイエットを行う場合はカロリーは気にしたほうが良いですね。
『糖質摂らなかったら血糖値下がって危ないんじゃ?』
全然危なくないです。
未だにこんなこと言っている医者や栄養士などがいますが、糖質は唯一のエネルギー源ではありません。
前項で中性脂肪分解後の過程において、ケトン体が出てくると一瞬触れましたが(笑)、ケトン体も脳や体のエネルギーになるのです。
つまり糖が無くても、脂肪でエネルギーは賄えるということです。
赤ちゃんも母乳からケトン体を作り、それをエネルギーにします。
もっと言えば、胎児の時も胎盤からのケトン体をエネルギー源として成育していくのです。
つまり、糖は無くても危なくない。絶対必要なものではないのですよ。
ですので、皆さんも脂質制限ダイエットではなく、糖質制限ダイエット実践を実施するときは安心してください。
なお、ダイエットを開始してから1か月程度もしかしたら少し体調が芳しくない時があるかもしれません。
腸内環境の変化も含め好転反応と考えて良いのでそのまま続けてみるのが良いでしょう。
④おわりに
今回は痩せる仕組みをテーマに書いてみました。
蛇足で糖質制限について少し書いてみましたが、今後脂質制限・糖質制限の完全マニュアルと言えるような記事を書いてみたいと思いますので、興味のある方はフォローしてくださいね!
次回は痩せる健康食品の罠についてでも書こうかな。
では、最後に復習して画面を閉じてください。
ダイエットには2種類しかない。
それは糖質か脂質を減らす方法です。
なぜなら、糖と脂質がくっつくと余計に太るからです。
ダイエットする場合、タンパク質は絶対に減らしてはならない。
筋肉の減少に伴う代謝の低下、そしてリバウンドします。
脂肪は体の糖が無くなってはじめて分解を開始し、運動や寒さ、生活の動きなどによってやっと消費される(痩せる)。
脂質の摂取を減らしすぎるとお肌に影響があります。
女性には特に注意で、糖質制限が理にかなってます。
ではまた ノシ