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ひょんなことで、始めてみます。

苦手だと思っていた読書に、最近ハマっている。

社会人になって約10年。
航空、政治、ドイツにちょっとずつ携わり、
ひょんなことで少し立ち止まって、
ひょんなことで積読の日々を過ごしている。

私にとっての「心地よい」って、なんだろう。
読書とともに、なんとなく考えるようになった。

きっかけはたぶん、
恩師から贈られた本に惹き込まれたこと、
「子どもの心の育み」と「V.E.フランクル」をテレビで目にしたこと、
「ゆた(寛)のたゆたに、過ごす」という言葉を知ったこと、
そんなちいさな積み重ねから、だと思う。

少しさかのぼってみると、
「心地よさ」を考えるようになる前に、
私が悶々と苦戦していたのは「好きなこと」探し

歳を重ねるうちに、
くっついたり離れたりしつつも、やっぱり
「書道が好きで、乗馬が好きで、語学が好き」
だと思っていた。

でも最近は、
半紙に向かって表現するよりも、
心のぐにゃぐにゃを「ことば」にしようとすることが好き。

もしかしたら、
馬よりゾウが好きかもしれないし、
「外国語をたくさん使うこと」より
「日本語をじっと見つめること」
の方が好きなのかもしれない。

これまでの私の選択は、仕事にしても趣味にしても、
「こう見られたらカッコいい」の引力が強すぎたのではないか...。
色んな意味で真っ白になって、今ここにいる。

「好き」を知るって、難しい。
きっと、これからもどんどん変わっていく。
だからせめて、「心地よい」を少しずつ記録できたらいいな、と模索している。

曇り空、緑、ひと休み。今の私を表しているようで、気に入っている。

今春から仕事を辞め、少し休憩中。
ありがたくも、時間に追われない日々になり、
心地よいと感じている瞬間がいくつかある。
そのひとつは、

「自分を深掘りしているとき」

ぼーっとしていると、(何故だか特に、お風呂のなかで)
色んな「あれこれ」がうかんでくる。

役に立つようなことばかりではなく、
例えば、
「納豆はいつも大粒だけれど、明日はひきわりにしてみよう」とか、
「四角い部屋はまあるく掃くのに、小さなシミが気になるなぁ」とか、そんなこと。

でもほとんどが、ころころ転じて自分の深掘りにつながっている。

何かにたどり着けなくても、
お風呂を出たら消えちゃっても、
考えている時間が好きならいいや!
なんて思っていたけれど、

消えてしまう前に、なんとなーく
書き留めてみてもいいのかもしれない。

ゆらゆら揺られる舟に乗った気分で、
今日から少しずつ、「あれこれ」ノートを始めてみようと思う。

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