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book #5 「もったいない主義」と、閾値の話。

閾値(いきち)という言葉を、この本で初めて知った。

例えば、にんにくの一口目は強烈な匂いがするのに、だんだん感じなくなる。それは匂いを感知する閾値が高くなるからなのだそう。
幸せの閾値。人の感覚は不思議だなぁと思う。

いわゆる物質的な「もったいない」ではなく、日常の出来事をアイデアにしなくちゃもったいない、というテンポで語られている。
少し視点を変えたら、日々のあれこれがワクワクに変わるかもしれない。

高校の大先輩で、私が通っていた頃にはすでに第一線で活躍されていた薫堂さん。当時からずっと敬意と憧れをもっていたけれど、ラジオに大ハマりしたのは5年ほど前。
そして、著書にも触れたい!と最初に読んだのがこの本。

「くまモンの生みの親」で有名だけれど、私は「W座からの招待状」の詩の例えや、端的でグッとくる言葉の紡ぎ方が好き。そのアイデアの種が生まれる裏側を、こっそり覗き見するような気持ちになる。


⚫︎words
『「幸せの閾値を下げる」…幸せとは、ものすごく大きな塊ではなく、小さな喜びを積み重ねていくもの。』

『男と女の関係はランダリングがいい。』

『日常の小さな失敗を、”無意識のごみ箱”に捨ててしまうのではなく、”もったいないのガラクタ箱”にストックしておくことが大切なのです。』

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