43. ゴールインの準備

地元の仲の良い男友だちがストーリーに
可愛い彼女との写真をあげていた。

この前会ったときに仲良くやっている、
という話を聞いていたのでほほえましいなあと
思いながら「かわいすぎ！！」とコメントをした。

友だちからは「眼福！毎日美人で最高です！」と
お惚気返事が来てハイハイ〜となりながらも、
あわせて「ゴールインの準備しました」
「指輪は買いました、あとはもうやるだけ」と。
もうこれはアチい展開ですよーー！！！！！！！！

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この友だち、夏に約2年ぶりに会ったけど
2年前は別の方とお付き合いしていて。
記憶にある限りでもまあまあ長かったし
同棲ももう2、3年くらいはしてた気がする。
だからそろそろ「結婚します〜！」の報告が
聞けるかと思いきや、それはそれは驚いた。
まあよくよく話を聞くと、彼女が海外に行く、
ついてきてほしいと言われたけど
色々と現実的ではなく断って、とのこと。

何を否定するまでもなく、お互いがお互いに
しっかり考えて決断して乗り越えたんだと思うと
それはそれはもう素直に尊敬だった。

そしてここで思ったことがいくつかある。

多分今の彼女とはまだ一年経ってるか経ってないくらいかだけど、前の彼女と何年付き合っていようが今付き合ってる期間がどれくらいだろうが、「この人！」だと思ったら男の人の決断が早い、っていうのは本当なんだなあ、と。これは良くも悪くもない話で怖いですねー。まあ友だちの場合彼女が年上っていうのもあってしっかり考えなきゃと思っていると言っていたのでそこのバランスが取れてるというのも大きい気はする。

そして友だちが選択しなかった前の彼女についていかないという選択。まあ海外ともなれば自分の生活もガラリと変わることになるし割と大手に、そして新卒からずっと勤めてる友だちからしたらそれらを手放すにはいくら長く付き合ってる彼女がいようと悩ませるものだったと思う。まあ仕事のことが、と言っていたので決めては本当にそこだったんだと思うけど。

でもいま遠距離しているわたしからいうとどちらかが仕事を辞めてどちらかについていくというのは避けて通れない道だ。わたしは仕事なんていつでも辞めますついていきます！の人間だからいろいろとあれだけど。

でも現実的な話、いま仕事めちゃくちゃ辞めたいけど、彼氏は本当に仕事辞めるらしくてそして地元に帰るらしい。彼氏についてきてなんて全く言われてないし言われることもないだろうけど、もし言われたとしてついていけるかと言われたら正直うーんである。彼氏にとっては全てが揃っている大好きな地元でもわたしには何の縁もゆかりもなくて友だちも誰一人いなくて、近くに家族も友だちもいない、なんなら今より会いに行くのに時間がかかる、となると全くついていく未来は想像できない。

でも、でも、わたしが今一番何を望んでいるかというと「好きな人としあわせになりたい」だから、そこは実際に動いてみて考えるしかないのかなとも思ったりする。よく人生はタイミングっていうけどタイミング見計らって逆に今までいろんなことを逃してきた気がするし（それこそタイミングではないんだろうけど）多少のことは実際に動いてみて拾い集めるしかないな、と思う。仕事がやめたい私に仕事を辞めるきっかけとしては100点だし、動かず後悔するより動いて後悔したいし、26歳いくらでも修正は効く、なんて思ったりもしている。まあ現実的なことを考えると何が正解なのわからないけど。ただ自分の中でぜったいこれ！！という考え方じゃなくていろんな考え方を広げていけたらいいなと思う。

あーあわたしもしあわせになりたいよ。
毎日いろんなことを思っては
悩んで悩んで落ち込んでいるけど、
わたしにもしあわせの順番は回ってくるのだろうか。

時間がかかりそうなので、
まずは友だちのプロポーズが成功することを
心の底から祈っておこう。