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【読書】連作短編集2冊
たまたま連作短編集を2冊続けて読みましたので、感想をまとめて書いていきます。
小説の中でも連作短編集は特に好きなのです。
まず一冊目はこちら。
お願いおむらいす/中澤日菜子
本作は、ぐるめフェスタ(通称ぐるフェス)を舞台にした作品となっています。
短編それぞれの主人公が、ぐるフェスの出店者、お客さん、運営スタッフ、イメージソングを担当するアイドルとなっています。
それぞれの悩みや願望がとてもうまく表現されている作品でした。
そんな中で私が一番印象に残ったのは、ぐるフェスにお客さんとして来ていた人気漫画家さんのお父さんの言葉です。
少し長い言葉だったので要約すると、
・人生にはいろいろなことが起こるが、あまり悲観的に捉えるな
・じぶんではどうしようもないこともあるが、その場合は無理に足掻かずに放っておけ
・今できること、自分が動けば変わることをする。考える前に動くんだ
うまくいかないとつい悲観的に考えてしまいがちですが、どうにもならないことにウジウジしてても何も変わりませんからね。
そういうときはそのことを忘れられるくらい、今自分にできることに集中していこうと思います。
全体をとおして、それぞれの悩みに共感しつつ、少し前向きな気持ちになれる素敵な作品だと思いますので、気になった方は是非読んでみてくださいね☆
二冊目は、こちらです。
スイート・ホーム/原田マハ
原田マハさんも好きな作家さんの一人です。
本作は、作家さんらしい美術系のお話ではなく、地元で愛される街の洋菓子屋さんが舞台となっています。
パティシエのお父さん、看板娘のお母さん、性格は違う美人姉妹の4人家族で、家の玄関前のキンモクセイと一緒に毎年家族写真を撮るとてもあたたかい家庭です。
スイート・ホームというだけあって、素敵な街の素敵な方々の幸せなストーリーにほっこりあたたかくなる作品ですので、こちらも気になった方は是非読んでみてくださいね☆
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました☆