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【読書】傑作はまだ/瀬尾まいこ

瀬尾まいこさんの作品はいくつか読んでいますが、noteで確認してみると前回3月に読んだ『そして、バトンは渡された』から10か月ぶりくらいのようです。

今回の作品の主人公である50代で小説家の独身男性のもとに、生まれてから25年間一度も会っていなかった息子が突然訪ねてくるところから物語は始まります。

毎月養育費と引き換えに送られてくる写真で顔は知っているものの、突然の訪問に驚いている主人公は、そのまま息子に押し切られて、しばらく一緒に暮らすことになります。

家でずっと小説を書いていて、実家との連絡も取らずにほぼ引きこもり状態だった主人公が、息子の登場により地域の方との交流など、人とのコミュニケーションにより、人の温かさに触れて変化していく姿が描かれています。

私もどちらかと言うと、あまり他人を信用できない性格ですが、接してみるとそんなに悪い人ばかりではなく、むしろ良い人のほうが多いですよね。

本作を通じて、人間には人との繋がりが大切だということを改めて感じさせられる、瀬尾まいこさんらしい温かい作品です。

気になった方は、是非読んでみてくださいね☆


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