2021年3月の記事一覧
波にゆられて、足し算をする。
そんなことより、春を探しに行きませんか。
左耳の空気が、甘酸っぱく震えた気がした。
『立ち止まりしゃがんでみようたんぽぽが世界をみている高さになって』
右耳の空気が、俵万智をうたう。最近桜ばかり見上げていたし、たんぽぽとしゃがむのも悪くない、気持ちになって、ふらりと春に踏みだした。
たんぽぽをみつけるたびにしゃがみながら、ばしゃばしゃと写真を撮って、すすむ。時折レンズを、たんぽぽの視点にし
やがては消えゆく廃星ならば、いっそのこと仄かに発火し、消えろ。
「もしも時間が道ならば、それは傾斜や、犬の足のごとく急な角や、
でこぼこの起伏に満ちた、スパゲッティのごときもの」
(Ciaran Carson ”Ambition” より私訳)
1. 僕のこの恥じらいと、破壊性と。書き手の意識がそうさせるのか、
それともnoteというフォーマットに文字が載るとたちまちそう見えるのか、
「note語」ってありません
スカラベテーブル‐残像から生まれるもの-
私は残像を愛している。
たまりばというシェアハウスを始めて5年。様々な人が集う場に住み続けていると、日常のそこかしこで今までこの場に集った人々の残像に出会う。私はその残像たちと日々会話をし、癒され、また新たな発見をもらいながら日々を進めている。
残像というのは私にとって大きなテーマであり、私が気になってしまうもの、例えば文化や街、言葉や表現は、すべて残像の結晶であると思う。人々が生きた名残が文化