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2022年5月の記事一覧
滑琴専用トラック(ベースプレート)のモデリング
2022/01/29(Sat.)
3月に実施予定の滑琴の新作発表会に間に合わせるべく開発作業を進めています。今日は滑琴のトラックパーツにベースプレートの3DCAD作業を行いました。新作のポイントは市販のスケートボードを専用部品に交換するだけで滑琴化できる点です。エレキギターの歴史のなかでテレキャスターがネックのボルトオンを可能にしてコストダウンしたように、細かな職人芸無しで専用部品をボルトで装
サーキットベンディングの論文に関するミーティング
2022/01/28(Fri.)
年末から取り組んでいるサーキットベンディングの論文について、打ち合わせを行い論文の方向性が決まってきました。今回の論文では僕は執筆にかかわらず、著者のアイデアを実装した事例を作成する協力者という立場で作成に関わっています。今日は論文のまとめ方に関するミーティングを行いました。
論文の中では近年注目されている人新世という地質学の概念とサーキットベンディングを接
「スノーボードの誕生」を読む
2022/01/27(Thur.)
本屋で「スノーボードの誕生」という本を偶然見つけたので、秋田での滞在制作中の休憩時間に読んでいました。最近取り組んでいる滑琴の活動ではスケートボードをモチーフにしており、これまでスケートボードについて調べていましたが、スケートボードの親類であるスノーボードやスキー、サーフィンについて調べてきませんでした。そこで冬のスケートボーディングの参考になるかもしれない
秋田滞在の資料を整理する
2022/01/26(Wed.)
久しぶりの滞在制作で写真や音源をたくさん収録したので、データを整理しました。また3日目に実施した秋田市内での演走の記録動画を確認しました。今回の演走の際は観察者という新たな役割を設けて、演走者の行動や街の風景を言葉にして録音しました。これまでは映像と音声によって街を記録していましたが、今回は言葉や文章で記録する試みです。最近はアーカイヴの研究も進んで3D技術な
新屋浜でのフィールドレコーディング
2022/01/25(Tues.)
滞在制作の最終日は宿泊施設の退去や荷物の発送作業を行い、その後の空き時間には新屋浜でフィールドレコーディングをしました。ここ最近はスマートフォンでのカジュアルな録音「デイリーレコーディング」ばかりしていたので、久しぶりにレコーダーを持ち出し、マイクを立てて録音しました。
フィールドレコーディングを始めた当初は耳で聴いたように録音できないことに悩んでいました
秋田での雪道演走(SPACE LABO 2021)
2022/01/24(Mon.)
今日は秋田滞在の本格的に作業を進められる最後の日です。これまで秋田市内の路地を散歩して見つけた面白い景色やサウンドを辿れるルート譜(滑琴用の規範的楽譜)を作成しました。今回の作譜は試作的な意味合いが強く、実際のパフォーマンス作品のためというより、ルート譜・マッピング譜の新しい書き方ようなつもりで市内各所を巡りました。
また実験として、除雪によってできた雪の
秋田市文化創造館での交流会(SPACE LABO 2021)
2022/01/23(Sun.)
以前にも秋田市に滞在した経験があり、秋田駅周辺に宿を借りていたので秋田駅周辺の楽器屋さんと末廣ラーメンが懐かしくったので、午前中は秋田駅周辺を散策していました。秋田市内は電熱線による融雪歩道が発達しており、秋田駅周辺は特に市内中心部ということもあり大変歩きやすい環境でした。一方で少し路地に入るとなかなか除雪が進んでおらず地域による除雪の優先度がビジュアライズさ
秋田市文化創造館での滞在調査がスタート(SPACE LABO 2021)
2022/01/22(Sat.)
秋田市に滞在して市内の調査を始めています。昨日は夜遅くに秋田市に到着しましたが、ちょうど除雪作業が行われており、見学がてら宿泊施設の周辺を少し散歩していました。今日からは昨年3月にオープンした秋田市文化創造館に滞在して調査活動を始めます。今回の滞在ではスケートボードとエレキギターを合体させた楽器「滑琴(かっきん)」を使って市内を演走しつつ、新たな滑琴の開発と録
Zineホルダーの組み立て作業
2022/01/19(Wed.)
先日制作したZineホルダーの切り出しと組み立てを行いました。はじめはデータにミスがあり、足が短かったり、はめこみ精度が甘かったこともあり、うまく組み立てられませんでした。そこから素材やデータを修正して、最終的にはうまく自立するピンクのあいつホルダーを完成させました。これから量産するぞ〜
Zineホルダーの制作
2022/01/18(Tues.)
週末の秋田での滞在制作に向けて準備を進めています。今日は展示するZineのホルダーを作りました。これまでは机の上にポンと置いているだけでしたが、ピンクのあいつを模したホルダーを作ったらそうかと同僚さんが提案してくださったので、早速作ってみます。
ホルダー制作のポイントとして量産と収納を考慮したものにするため、カッティングプロッターやレーザーカッターを用いた
Living Instrumentsを意識してベンディングする
2022/01/12(Wed.)
先日より論文のためにサーキットベンディングの作品例を作成しており、今日も回路に触れて面白いポイントを探りつつコンセプトについて考えました。今回の作品では、リード・ガザラが提唱している「Living Instruments(生きている楽器)」の考えに則り、直接回路に触れるような感覚や電子部品の磨耗や老朽化による音の変化(老化)を感じることを意識して設計しています