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高校「情報」授業の参考に!〜「データサイエンス」領域を手厚く指導〜

情報教育支援プラットフォーム ELDI(エルディ) 事務局員の寺西です。

ELDI は、会員の皆様からの情報提供により、「情報」「探究」「技術」について参考となる記事を本noteにてお届けしています。

ELDIに寄せられる声を拝見すると、高校「情報I」の4つの領域の中でも、とりわけ「コンピュータとプログラミング」と「情報通信ネットワークとデータの活用」の領域の授業例を知りたい方が多いようです。
そこで今回は、前回のプログラミングの授業の記事に引き続く形で、「情報通信ネットワークとデータの活用」の領域を扱った授業から、「豊富な資材でSSHの課題研究に活かせるデータ活用能力を指導!」という、新潟県立柏崎高等学校布施先生の記事をご紹介した上で、参考になる文章を引用いたします。

本校はスーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校です。総合的な探究の時間を代替し、3年間を通じて課題研究に取り組むため、データサイエンスの分野を重要視して指導しています。

豊富な資材でSSHの課題研究に活かせるデータ活用能力を指導!

「情報I」は2単位である上に、理解しなければいけない基礎知識も多いため、プログラミングやデータ活用を実践する時間の確保が十分にとれない、という声も伺います。
加えて、高校1年生で「情報I」の履修が済んでしまった生徒は、大学入学共通テストまでの期間において、学校内の授業で「情報I」に触れる機会がなく、せっかく身に付けた基礎知識や、プログラミングやデータ活用の仕方を忘れてしまう危険性があります。

たとえば英語についても、受験で学んだことを活用しないため、すっかり忘れてしまっている方も多いかと思います。
同じような現象が起きやすいのが、プログラミングやデータ活用の領域なのです。

新潟県立柏崎高等学校では、「総合的な探究の時間」を利用して、データ活用の実践を続けることで、情報を活用する能力を磨き続けるとともに、「探究」の学習を通じて得られる様々な力を身につけ、そしてそれらが大学入学共通テストの対策にもつながっている、という、まさに、カリキュラムマネジメントをしているようです。

データ活用の時間を教育課程内でとりにくいことは、次のコメントにも表れています。

課題研究のためには、データを活用するための手段をたくさん覚えることが重要です。一方、情報Ⅰは授業で取り扱う範囲が広いため、データ活用に特化した授業を一定時間確保することや、教師側の授業準備時間を確保することが中々難しいです。

豊富な資材でSSHの課題研究に活かせるデータ活用能力を指導!

ご紹介した記事が、データ活用の時間を確保するヒントになれば幸いです!

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