#81 「キャベツ」のガチ解説
こんにちは。
もうすぐ梅雨ですね。
梅雨は1年の中で
一番好きではない時期ですが、
梅雨があるから水源を保つことができ、
植物や生物が成長することが
できる恵みの雨でもあります。
そう考えると
少しは梅雨のことを好きになれそう…
にはなりませんが。笑
まあでも、適度な雨は必要ですからね。
○「キャベツ」の栄養価と効能
今回は「キャベツ」について解説していきましょう。
・ビタミンC
「キャベツ」には、『ビタミンC』が
含まれています。
『ビタミンC』には、疲労回復効果や
肌荒れ予防、体の免疫機能向上、
アンチエイジング効果、生活習慣病の予防など
”健康”や”美容”、”美肌”と言ったことを
気にされる方にとっては
欠かすことができない栄養素です。
『ビタミンC』は、”水溶性”のビタミンなため、
体内に貯蔵することができず、
消化吸収されても使われなかった分は
体外へ排出されてしまいます。
そのため、一回に多くとるのではなく、
毎食時に適量をコンスタントに
取り続けることがとても大切です。
また、”水溶性”なので、
水に溶け出しやすいという特徴もあります。
『ロールキャベツ』や『鍋』などで
「キャベツ」を煮る場合、
「キャベツ」自体に含まれる『ビタミンC』は
煮汁に溶け出していることが多いです。
そのため、煮汁を一緒に飲むか、
もしくは調理方法を”煮る”から”蒸す”などに
変えることで効率よく摂取が可能になります。
・ビタミンK
『ビタミンK』は、血液凝固に関与する栄養素です。
怪我をした時に素早く出血を止めてくれるのは、
プロトロンビンなどの血液凝固因子が必要ですが、
そのプロトロンビンなどが肝臓で生成される時に
補酵素として必要になるのが『ビタミンK』です。
『ビタミンK』が不足すると、
血液中のプロトロンビンが減少し、
血液凝固に時間がかかり、
なかなか止まらないという状態になります。
また、『ビタミンK』は
丈夫な骨の形成にも不可欠な栄養素で
骨に存在する”オステカルシン”という
たんぱく質を活性化させることで、
カルシウムを骨に沈着させて
骨の形成を促す作用があります。
骨粗しょう症の治療薬として
『ビタミンK』が変化してできる
”メナキノン–4”が処方されることもあります。
他にも動脈の石灰化を抑制する効果もあるため、
血管系の疾患予防にもつながると
考えられています。
・キャベジン
「キャベツ」といえば
『キャベジン』という言葉を
聞いたことがある方も多いはず。
この『キャベジン』とは、
”ビタミンU”のことを指しています。
しかし、なかなか”ビタミンU”という
言葉を聞くことはないと思います。
『キャベジン』は、
胃腸の粘膜の新陳代謝を活発にするビタミンで
胃の粘膜を守り、潰瘍を抑える作用があります。
そのため、年齢を重ねて胃の粘液量が少なくなり、
脂っこいものなどを食べると
すぐに胃もたれなどを起こしやすい人が
『キャベジン』入りの胃腸薬を飲むことで、
胃もたれを防ぐといった効果をもたらしてくれます。
また、脂肪肝を予防する働きや肝臓の解毒作用を
助ける作用があるため、肝臓の機能のバックアップを
する働きがあると言われています。
この『キャベジン』は、
加熱処理をしてしまうと、
含有量が減少することが判明しているため、
『キャベジン』を多く取りたいときは、
生で食べた方が良いでしょう。
なので、トンカツや唐揚げなどに
「キャベツ」の千切りがついているのは、
非常に効率的ということになりますね。
ぜひ、ご自宅で揚げ物などを食べる際は、
「キャベツ」も一緒に取りましょう。
・アントシアニン
これは『レッドキャベツ』
いわゆる『紫キャベツ』に多く含まれています。
あの赤い独特な色の正体が、
この『アントシアニン』です。
『アントシアニン』は、
ポリフェノールの一種であり、
抗酸化作用を持っています。
抗酸化作用とは、
体が酸化する現象を抑えてくれる効果です。
年齢を重ねると現れる
しわやしみ、そばかすなどは、
紫外線やストレス、呼吸、環境汚染などの
影響により、体が酸化(いわゆる老い)することで
表に現れてきます。
美容・美肌に気を使っている方にとっては、
体の酸化はなるべく避けたい状態なので、
抗酸化作用を持つ食材や栄養素を
積極的にとっていくことをおすすめします。
・ジアスターゼ
「キャベツ」には、『ジアスターゼ』という
成分も多く含まれています。
『ジアスターゼ』は、大根に多く含まれている
成分と言われることが多いですが、
実は大根以上に「キャベツ」には
多く含まれている成分です。
『ジアスターゼ』は、主に炭水化物を分解して、
麦芽糖などに変換してくれる働きがあり、
食べ物の消化を助けてくれます。
食べ物の消化が悪いと、
消化不良を引き起こし栄養素を
十分に吸収することができなくなるだけでなく、
胃がもたれたり、便の調子が悪くなったりと、
様々な影響が現れます。
消化を助ける働きがあることから、
市販の消化整腸剤として
活用されている成分です。
消化機能が落ちているときなどには、
「キャベツ」をうまく活用すると
良いかもしれません。
○まとめ
「キャベツ」の解説は以上になります。
葉物野菜は、緑黄色野菜とは違い、
色味が薄く、栄養素も少ないという
イメージがありますが、
実は「キャベツ」には様々な栄養素が
含まれていることがわかりましたね。
ただ、加熱するよりも生で食べた方が、
『キャベジン』も余すことなく摂取でき、
『ビタミンC』も流れ出ることなく
摂取できるので、良いかもしれません。
価格も比較的安く、スーパーに行けば、
ほぼ確実に売っていますので、
特に揚げ物をする際には用意しておきましょう!
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