責任を取る、人のせいにしないとは #2 自分編
仕事での責任の話のあとは、自分が言われた自分への責任のお話です。
これについては今も決着ついていないので、ぼんやりとしていますが、お付き合いいただけたら幸いです。
育ちは大事
生育環境とか、育ちというのはその人にとっての一生に大きく影響します。
ネットでも書店でも、育ちとか親子関係に関するものがたくさんあります。
そして、過去の話なので変えられない事柄でもあります。
問題を抱えて、困っていて、その原因を見つけ出したとしてもタイムスリップして過去を変えない限りその事実は変わらない。
なので、一瞬「このせいだったのかー!!」と、原因がはっきりして喜ぶのですが、結局は「自分の考え方を変えないと変わらない」ことにがっかりします。
更にこの作業は楽しいものではないですし、時間もお金もかかる。
ますます親や過去のできごと、人に対して負の感情が湧きたちます。
そうして、すべて嫌になり一度手放してみて…みたいな繰り返しです。
いい年して親のせいにしないで
私も、こんなループを繰り返していて、20代は親も正気じゃなかったのでひどい日々を送っていました。
私のことをよく知る友人に愚痴ったり、相談したり、もがいていました。
出口のない話に、相手もしんどかったのかもしれません。
「いつまで親のせいにしてるの?」
この一言は本当に辛かった。
「親のせいにしている」という言葉には「親に責任転嫁している」といったニュアンスが含まれているからでしょうか。
事実を話しているだけなのに、どうしてまた否定されてしまったのだろうか…これ以上考えることが怖かったので、話すのをやめました。
親のせい、とは?
ここから数年たち、親とは距離を取って「恨むも恨まないも、今は遠い所に住む人」くらいの感覚で暮らしていたのですが、友人に小さい頃の話をしたときに「まだ親のせいにしてるの?」といわれました。
まさに【きょとん】です。
こちらにはみじんもそんな気持ちはありませんし、「あの人たちのせいで苦労している」みたいなことは話していません。
ただただ、自分の子どものころの話をしただけでした。
思わず、「私のどこが親のせいにしているか教えてもらいたい、今はそんな気持ちももっていないんだけど…何かそんなことあった?」と、
責めるわけでもなく聞いてみましたが、「今だって、そうやって昔のこと話すじゃん」と…。
【毒親持ちは過去の思い出話をするだけで、親のせいにしていると思われる】ということが判明しました。
今それなりにやってます
私は今、自分のことは自分でして、悩みもあるけれど楽しみもあり、何不自由ない…ことはないですが、自分にしては上出来かな?という日々を送っています。
自分の育ちに対して、かつてのような恨みつらみはなくなったのですが、世間は「素敵な思い出以外を話すと、親への文句」と取る節があるようです。
過去は変えられません。思い出を「良い」「悪い」と他人にジャッジされる必要もないのですが、世の中は受け入れがたいことは「負」としてとらえるようです。
お盆休みとなると、たまにしか会わない人や会いたくない人に会っちゃう試練の時期だったりしますよね。
心無いというか、何も考えずに話している人が多いので、このような固定概念にゾワゾワさせられないでくださいね!とお伝えしたいです。
お読みいただきありがとうございました。