ニューヨークとキンプリがつながった―”すき”が多いしあわせ―
先日までお笑い、特にニューヨークというコンビにハマりまくっていた私は、
今、ジャニーズ事務所所属グループであるKing&Princeの研究にいそしんでいる。
いろいろな沼にハマってきたが、アイドルというのは初めてだ。
最近話題があったからとか、ミーハーだとか言われるかもしれない。でもそれはそうかもしれない。
ただ、
コロコロすきなものが変わる、飽きる、
ということとは、違うと思っている。
私にとって、
”推し”はコロコロかわるものじゃない。
”推し”は、どんどん増えていくものだ。
そのほうが、人生たのしく過ごせるでしょ?
、、、、、、という、持論。
一度すきになったひと(推し)は、そんなに簡単に嫌いになることはない。
昔ハマっていたアーティストやその曲が流れると、
今でも興奮してうれしくなる。
そういうものなのではなかろうか。
さて。
突然の発表以降、連日ネットニュースなどで取り上げられ、
多分メンバーは今苦しい状況だろうな、必死だろうな、ごはんは食べているかな、、、、、、という、
King&Princeの5人。
私が心配したところでどうにもならないのはわかっているが、
ハマったら研究してしまうタイプのファンになる私は、
5人それぞれの魅力を知っていけばいくほど、ひとりひとりに情が湧いている状態。
(そりゃそうなるだろ)
でも、
そんなとき、
こんな情報が。
わ!
ついに、髙橋海人くんが、あのニューヨークと!!!!!
テレ朝『NEWニューヨーク』は、水曜夜放送、お笑いコンビニューヨークのオールジャンルな番組。
ニューヨークは、
2019年にM-1グランプリの決勝の舞台に立ってから、
M-1、キングオブコント(2020に準優勝)の決勝に続けて勝ち進み、YouTubeチャンネルの視聴者も多く知名度と人気を上げた。
そんな彼らに冠番組ができて、
”バラバラ総選挙”の結果(確かスタッフの評価がよかった)によって時間帯が早くなって、
ついには30分枠に拡大して。
その”売れっ子”になっていく様を感じながら応援できたことは本当にしあわせなことだった。
その中で、ニューヨークのことをすきだと話す芸能人の中に、
King&Princeの髙橋海人くんがいることは知っていた。
TBSの『櫻井・有吉のTHE夜会』という番組に、
海人くんの”会いたい芸人”として、
ニューヨークがサプライズという立場ででちょっとだけお呼ばれした。
そのときにニューヨークと海人くんは面識ができている。
私は番組自体は観られなかったが、
当時はKing&Princeに対する熱がそれほどなかったので、
(あの、赤ちゃんみたいなお顔の子ねー、意外だなぁ)
くらいに思っていたけど、
”毒”とか”皮肉”と言われる芸風ながらも、こんなキラキラなアイドルにまでファンがいることが、イチニューヨークファンとしてうれしかった。
(”ニューヨーカー”という総称では自身を主張できないタイプ)
それから月日が経って、
30分に拡大した『NEWニューヨーク』に、
King&Princeから岸優太くんがゲストできてくれた。
なんでもおいしそうによく食べる岸くんに好感を持ったのを覚えている。
そして、そのとき宣伝していたのが、
のちに私と母がハマって聞きまくることになった、
アルバム『Made in』。
平野紫耀くんのことがすきな母がある日、
「キンプリって今アルバム出してないかな?」
と言っていたので、
そういえばこのあいだ岸くんが、、、、、、と思い出し、
そのときに最新だった4thアルバム『Made in』を、タワレコオンラインで私が検索し、注文したのだった。
宣伝にきてくれるって、いっっそがしいなかだと大変だと思うけれど、
こんな感じで役に立つこともあるから大事なんだな、と今になって思う。
、、、、、、で、今回出演が叶った、海人くんの話。
出演回の収録タイミングはわからないが、
今年のキンプリは2回のライブツアーに、新曲のレコーディングやダンスレッスンやリリースなどに加え個々にドラマや映画の撮影、もろもろ重なっていて、、、、、、
その上、
あの衝撃発表があった後となったら、、、、、、
どういうメンタルで出演していたかわからない。
ニューヨークも、世間が思うよりもそういうことにデリカシーを持っているひとたちので、考えながら発言していただろうな。
でも、
海人くんはだいすきなニューヨークの番組に出られたことを本当に喜んでいて、
「この番組だいすきで!」
「やっと出れた!」
「根っからのニューヨーカーで!」
と、ニューヨーク愛を早速語り出す。
あれから月日が経ってもまだニューヨーク熱をもっていたんだ、
忙しい中でも観てくれているんだ、と思っていたら、
「唯一岸くんが出た回だけ観なかった。絶対俺の方がすきなのに悔しくて!」
とまで。
ニューヨーク屋敷さんが
「じゃあもうレギュラーにしよ?笑」
と言うほど、ふたりも喜んでいた。
VTRを観てたくさん発言もしていたし、
何より、
海人くんは、心から、たのしそうに笑っていた。
、、、、、、ように見えた。
Twitterでファンの方々の感想を見てみたら、
「たのしそうに笑っていてほっこりした」
という意見が大半だった。
ファンの方がそう言うのだから、本当にたのしんで参加してくれたのだと思う。
この心身ともに多忙でぼろぼろなはずの状況の中で、
もしかしたら、
だいすきな芸人さんの番組に出るという夢が叶って、
たのしくて、
少し息抜きになったのかな?
だったらうれしいな。
最後まで
「まじ毎週出たいくらい!」
と言っていて、
ニューヨーク嶋佐さんも
「お待ちしてます!」
と答えていた。
、、、、、、だんだん、自分が誰目線かわからなくなってくる。
自分の”推し”が自分の”推し”をすきだと言ったり、
交流が実現したりすると、
観ているこちらの心が躍る。
私の場合、”HYDE×中島美嘉”が、それの最初の実感として大きかった。
L’Arc-en-Cielがだいすきで、それとは別枠で中島美嘉さんの音楽を聴いていて、
映画『NANA』をきっかけにこのコラボが実現したときの興奮が忘れられない。
その後も交流があり、楽曲提供を受けることがある。
要するに、
”推し”は、多い方がたのしい。
”このひと一筋!”
も、もちろん素敵だし、
そこまでハマれる、夢中になれる何かがあると活力になる。
でも、
たまに、
あまりにすきになってほかのひとが見えなくて
いわゆる”盲目”の状態になってしまい、
自分の推しを上げるために他を下げるような言動をしたりするのはよくないし、
信じて激推ししていたひとが突然、、、、、、
ということは、
いつでも起こりうる。
未来の目標などにもいえることでもあるけれど、
ひとつしか道がないと、
その道が絶たれたときにすべて見失ってしまう。
昔、私はミーハーと言う言葉にネガティブイメージを持っていたが、
”すき”が増えていくことは、いいことだ。
にわかでも、すきになっていいじゃないかとも思うようになってきた。
鬱病になって、ひどいときは、
すきなものに対して、意志とは反対にそれに触れられなくなることがあった。
私の場合は、L’Arc-en-Cielがせっかく年末にMステのスーパーライブに出演しているのに耳がおかしくてROCKが聴けなかったり、聴きたいのに曲の歌詞がダイレクトに入ってきすぎて心をやられてしまう、といったことが起こった時期がある。
また、
最近、お笑い熱が少し下がってきたのは、
がやがやした番組が少し耳に触るときがでてきたからだ。
たまたま聴いていたKing&Princeの世界は、明るいきれいな世界で。
アイドルというお仕事って素敵だな、という感じで、
そこから今King&Princeとアイドルのお仕事を研究中である。
何にハマったっていいじゃない。
”すき”が、たくさんあったっていいじゃない。
知識が深くなくても、ファン歴が浅くてもいいじゃない。
そのときだけでも、心が救われるのであれば。
、、、、、、ただ、自己肯定感が低い私は、
ニューヨークのファンの総称”ニューヨーカー”とも、
King&Princeのファンの総称”ティアラ”とも、
自分を呼べない。
それは、個々の自由として、いいことにしよう。
すきなものはすきと、自信をもって言える人間になりたい。
「L’Arc-en-Cielがすきだ」と言えなかった短大時代を思い出してしまう。
自分の”すき”に、自信を持てる人間になれますように。