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36歳、裸眼デビュー―遠視が治ってた話―
幼稚園の頃、私は分厚いメガネをかけ始めた。
絵本がだいすきでよく読んでいたらしいけれど、気づいたら絵本と目の距離がめちゃくちゃ近くなっていたらしい。
幼稚園、小学生、中学生時代。
ずっとメガネだった。
「メガネとってみてー」
と言われることがなんだかすごく嫌で、かたくなに外したがらなかったのを覚えている。
おまけに天パだったし、ひょうきんな性格でもなかったから、
いわゆるクラスの1軍みたいなポジションにはいたことがないし、
思春期になっても恋愛とか自分にはないものだとして生きていた。
高校になってからコンタクトレンズに変えた。
ストレスだった天パも縮毛矯正をするようになって、
わかりやすく高校時代は唯一のモテキだった。
(あれ以来きていないけれど)
見た目って大きいというか、それによって自分の気持ちが変わることがまた大きい。
私はポンコツで、
高校時代のある日、見え方が変で耐えられず部活休んで眼科行かなきゃと思っていたら、
片目に2枚コンタクトを入れていたことに気づいたことがある。
(最近わかったけれど、同じ経験をKing & Princeの平野紫耀くんもしていたことがあるらしい、仲間がいてびっくり)
そして、私、
裸眼でも生活自体にそれほど支障があるほどの視力ではなくて、
時々コンタクトを入れるのを忘れたまま生活していたことに気づく日もある。
それは、
私が遠視だからだと思っていた。
遠視ってなかなかレア。
手元のもの(書類、勉強、スマホなど)が見えづらかったので矯正していたが、
それ以外は特に支障はない。
また、
裸眼だと光がまぶしく感じる。
コンタクトやメガネだと楽な気がする。
これは、鬱病などメンタルの問題なのかもしれないし、どうなのかわからなかった。
高一でコンタクトレンズを入れ始めた私。
社会人になってから眼科を変えてみたら視力があがっていたことがわかった。
左目は裸眼でOK、右目にのみコンタクトを入れることになった。
その眼科、提携するレンズセンターのコンタクトレンズの値段が安いので通っていたが、
眼科の医師が適当で、、、、、、
最近、もらう目薬も合わなくなったりしてきていたので、
昨日、
また新たに別の眼科にチャレンジしてみたのだ。
視力検査をしてくれる技師さん(なのかな)が、本当によく話を聞いてくれるお姉さんだった。
鬱病の酷い時期で支離滅裂なことを話したり、面倒くさい患者だったと思うが、終始やさしく明るく聞いてくれた。
視力検査では裸眼で、1.0見えていた。
私は、遠視だからだと思っていた。
「いや、遠視がないんですよね」
「むしろ左目(裸眼)が若干近視が入っている感じではある、乱視が少し、、、」
ええええ、
遠視治ったの⁈
医師にも、
「コンタクト、いらないんじゃないですかぁ?」
えええええええええええ
とりあえず、裸眼で過ごせることに越したことはない、
コンタクトにお金をかけなくていいし、
無駄に目を傷つけたり目が乾いたりすることもない。
眩しい感じがすることも話したが、
医師の見解でもそれは視力とは関係ないらしい。
手元やPC作業用にメガネを作ろうとも思っていたが、
また技師のお姉さんに見え方をじっくり調整してもらって、
右目にいちばん弱ーーーい度数を入れてもらい、それでメガネの処方箋を作ってもらった。
「一回、何も考えずにコンタクトもメガネもない生活をしてみて、もしどうしても気になるときには処方箋を持って一カ月以内にメガネ屋さんに行く、という感じにするといいと思いますよ!」
と、素敵なススメをしてもらった。
「作ってもいいんですけど、お金かかっちゃうじゃないですかー」
と。
患者ファーストで考えてくれる眼科なのかな、適当診察で金ばかりとる眼科より絶対いいなあ、、、、、、
というわけで、裸眼チャレンジDaysが始まっている。
見え方が変わるので、夜には少し目が疲れているし、
手元から遠くへ目線を移したり、外から店の中へ入ったりすると少し焦点が合いにくいが、
矯正をしていないことに慣れれば、なんとかなりそうな気がした。
今後特別異常がなかったら、もう、この眼科へ行くことはないかもしれないが、
行ってみてよかった。
話を聞いてくれる、というだけで、
こんなに安心できるんだ。
母に、実は
「もうコンタクトなんていらないんじゃないの⁈」
とブチ切れながら時々言われていた。
鬱病無職でお金もないので、コンタクトよりメガネにしなさい、遠視でメガネあわないなら裸眼ですごしなさいと。
くどくど言われてきて、言い方もそうだし親子なので素直に聞き入れるのは無理だったが、
母、当たっていた。
メンタルの不調って体のどの部位にも出るもので、
鬱病の前兆で光が眩しすぎて一日中目が開けられない日があった。
親身に話を聞いてもらい安心できたからか、まぶしさも、若干はあるけれど気にならなくなってくる気がする。
幼稚園時代にメガネ。
高一でコンタクトレンズ。
その後片目コンタクト、
からの、36歳で裸眼に還るとは。
人生っておもしろいかもな。
そもそも、
私は勘違いしていた。
遠視。
遠くのものは見えるけれど、手元のものが見えづらい。
と、
今の今まで思っていたら、そうではなかったようで。
目に入る光は、角膜と水晶体を通るときに屈折し網膜上に焦点が結ばれますが、この屈折の度合いと眼軸長のちょうどよいバランスが崩れることを、「屈折異常(くっせついじょう)」といいます。
網膜の手前で焦点が合ってしまうものを「近視(きんし)」、逆に網膜の後ろで焦点が合ってしまうものを「遠視(えんし)」、“レンズ”にゆがみがあり、光の焦点が目の中で1点に結ばれず、見たものがダブって見えてしまう状態を「乱視(らんし)」といいます。
遠視は“遠くがよく見える目”だと思われがちですが、それは誤解。「遠視」は、自然な状態では網膜にピントが合わず、クリアにものを見るためには常に水晶体の厚みを調節する必要があります。
裸眼だと、
夜の星空が綺麗に見える。
遠視だからではなかったんだなぁ。
遠視だと、それも見えなかったんだ。
結構前から遠視治ってたのかな?
幼稚園時代に眼科で、
「この遠視は一生治りません」
と言われたらしいのだけど、
治ったらしい。
すごいね。
結構、治らないと言われていたものが治る例って多いけど、
ずっと視力を矯正して生きてきた私が、
この年齢で裸眼になるとは思わなかった。
あとは、老眼になっていく、、、、、、
ことは、
一旦おいておこう。
今日、PCでは一部しか書いておらず、ほぼスマホで書いているが、
PCはこれからもっと使いたいので、無理はないように気をつけよう。
よく見える目に産んでくれた両親に感謝。
特に色彩がすきな私としては、綺麗な色が見える目に生まれてしあわせだ。
自分の目、体、心、大切に生きていけますように。
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