学校に行きたくないと言っている子どもの親は一体何を考えているのか
小学1年生の子供が学校に行きたくないと言います。
理由を聞けば「面倒くさい家でYoutubeかゲームしてたい」との事です。あなたはどのように説得し学校に行ってもらいますか?
この手の質問はよく来るのです。
いかにも最近は学校に行かない権利を主張する方も
見受けられますが、
教育基本法というのがあります。
すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負う。 義務教育は、これを無償とする。 保護者は、子女を満6才から満12才まで小学校に、その修了後満15才まで中学校に就学させる義務を負う。
そしてこんな判例があります。
「けだし、憲法がかように保護者に子女を就学せしむべき義務を課しているのは、単に普通教育が民主国家の存立、繁栄のために必要であるという国家的要請だけによるものではなくして、それがまた子女の人格の完成に必要欠くべからざるものであるということから、親の本来有している子女を教育すべき義務を完うせしめんとする趣旨に出たものである」(昭和39年2月26日最高裁大法廷判決)
親は子どもを学校に行かせる義務があるのです。
これを曲解している方のなんと多いことか。
自分勝手でわがままな親、そして子が増えるわけです。
学校は知識を教えるところであるとともに
知恵を授けるところです。
また集団生活で社会が成り立っている以上、
いろんな人間がいて、いじめはあるし嫌な勉強もあるし
いろんなことを体験するのが学校なのです。
いいことも悪いことも体験させる。
裏を返せば
子どもは学校に行ってこそ社会性を培い
人対人の関係を学び、社会生活の基礎を得るのです。
だから
学校に行くことは当然の行為であり義務なのです。
最近、人権人権と騒ぐ人々がいて
「学校に行かない権利」なんていう方もおられますが
そんなものはありません。
日本の国が落ちぶれた原因はここにもあります。
将来の日本人が安定した社会生活を営むためには
学校という機能が一番大切であり子どもは国の宝と
言われるように教育にこそお金をかけるべきなのです。
楽しい授業をすれば子どもは学校に来ます。
教師にゆとりを持たせることがとても大切ですね。