今話題の「1 on 1 ミーティング」とは?
ここ数年注目されている
1 on 1 ミーティング。
上司と部下の間で実施する「面談」に、
カッコいい名前を付けただけなのでは?
当初はそのように感じていた。
しかし、数年前から割と頻繁に聞くこと
が増え、ここまで話題になるからには、
きっと何か普通の「面談」とは異なる
秘密があるのではないか?
そんなことを思っていた矢先に、
1 on 1 エバンジェリストを名乗る
方とのご縁で、オンラインにて
基礎を教えてもらえることに。
正に、求めれば与えられる。
ラッキー!とばかりに申し込み、
数日前に拝聴と相成った。
エバンジェリストの名前は、
堀井耕策さん。
本業としてヤフーでお仕事をされて
いる外、1 on 1 の「伝道師」としての
仕事を複業でなさっているという、
とても優秀かつ行動力のある方。
説明いただいた内容を、
自分なりの枠組みに沿って
大雑把にまとめてみると、
以下のような感じだ。
<定義>
1対1でのコミュニケーションの総称。
上司が部下を支援するための「対話」と
いう点で、単なる「面談」と異なる。
<目的>
直接的には、部下を成長させること。
間接的には、部下の成長を通じて組織を成長させ、
それによってより良い成果を生み出すこと。
<背景>
VUCAと言われる不確実性の時代にあって、
従来のトップダウンが通用しなくなり、
コラボレーションで価値を共創していく
必要性が高まっている。
このコラボレーションをする上では、
「対話」スキルが必要不可欠。
<具体的スキル>
部下の状況並びに目指す状態に応じて、
「対話」を行う基礎となる
「傾聴力」
「観察力」
「承認力」
を発揮しつつ、以下の3つのテクニックを
適切に使い分ける。
➀コーチング:「質問力」
⓶フィードバック:「伝達力」
③ティーチング:「指導力」
コーチングやリーダーシップという
名の下で学んできたことが、
少し角度あるいは軸を変えて
まとめられている、そのような
印象を受けた。
どこかで聞いたことのある内容が
多く含まれる分、非常にとっつき
やすくて理解しやすいと感じる反面、
「あぁ、知ってる知ってる」
という感じで油断してしまい、
表面的な浅い理解に留まりかねない
危険性もある。
上に書いたことは、結局のところ
理論、理屈であり、これに基づいて
いかに現場で実践できるかが大切。
実践の中で、具体的な気付きを元に
新たな実践を積み重ね、ポジティブな
フィードバックループを創り上げる
ことができるか。
当日は、ZOOMのブレイクアウト
機能を使って適正人数のグループに
分け、実際のロールプレイも体験
することができた。
やはり、理論と実践をセットで体験
しておくと、理解の深まりが断然
異なってくる。
毎月実施している自分の部下との
1 on 1 で、学んだ要素を活かす
チャンスが、早速来週やってくる。
メモを読み返して、ポイントを再度
頭に叩き込みながら、部下の支援を
行うつもりだ。
己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。