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ゆる詩集

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日々暮らしている中で湧き出た感情をそのまま詩にしました。 ゆるい詩でゆる詩の詩集です。 恥ずかしくても痛くてもダサくても私は私。 そんな自分を表現する事を許してあげたい。 ゆる詩…
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#ゆる詩

【詩】悲しい嬉しい

【詩】悲しい嬉しい

悲しいけど嬉しい出来事があった

前途洋々たる若者よ
胸踊る未来が待っているぞ

あなたは本当によく頑張りました
途中でめげながらも進んで行った事が凄い事で
尊敬しています
あなたを責める人は誰もいません
いるかもしれないと思わなくて良いのです
いませんから

あなたは本当に頑張ったのだから
自分を責める事はして欲しくないです
ただ新しい門出に胸躍らせていて欲しいです

あなたの未来が輝かしいもの

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【詩】朝

【詩】朝

朝早く起きられない
朝は眠たい
もっと寝ていたい

頭もボーッとして
ずっと準備中

それでも、
蕎麦は湯がけるし
素パスタも作れる

頭が回転しなくても
朝ごはんの用意は出来るし
食器だって洗える

夫を起こして
一緒に
朝ごはんも食べられる

行ってらっしゃいと
お見送りをしても

体と心と頭は別々に活動している

眠たい

2023.9.24

【詩】逃げた今

【詩】逃げた今

私は逃げた。
逃げたけれど、覚悟はした。

何を言っても、
自分に甘い人間の戯言。

でも、その時の気持ちは本当で。
私は本当に切実だった。

私は嘘つきだ。
自分によく嘘をつく。
自分を誤魔化して思い込もうとする。

そっちの方が良いと思うから。

そっちの方が可哀想で
良い人でいられる。

醜い自分は見たくなかった。

私はそんなに酷い人じゃない。
私はそんなに駄目な人でもない。
私はそんなに

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【詩】何度も何度も

【詩】何度も何度も

何度も何度も逃げ出して
何度も何度も見ないふりして
何度も何度も見殺しにした

私の思いが底にある
澱のように
腐敗して行く

ただの湧き出た思いたちが
底に沈んで
積み重なり腐敗して行く

出さないと
沈めないで

泣いている
小さな女の子

出せないのなら

私はこのまま
朽ちて行きたい

どうかこのまま沈めさせて
光を見ないで
闇の中に飲まれて欲しい

出て来ないで

気付いてしまえば
苦し

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【詩】許し

【詩】許し

許さない、と
許されたい、が
グルグルと
体の中を彷徨う

許したい、と
許されたくない、が
グルグルと
出口を求めて彷徨っている

何だかもう
ぐちゃぐちゃで
バラバラになりそう、と

ぼんやり自分を観察している

この行き場のない
龍のような
グルグルとした物を
どうしら良いのかと

ただぼんやり観察するだけ

許されたい
許されたくない

許せない
許したい

ただ認めたら
楽になれるのに、

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【詩】ふたり

【詩】ふたり

細い道をふたりで歩く

他愛ない会話

暗い顔をする君に 

軽く体当たり

伸ばせば 

手だって顔だって 

触れられるのに

勇気が出ないんだ

恥ずかしくて

でも触れたくて

もどかしくて

でも、でも、でも・・・

問いかけに

聞こえなかった君は

しゃがんで「何?」って聞いてくれる

顔がいつもより近くて

「何でもない」って照れ隠し

先を歩く君

影がふたつ

日が沈んで

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【詩】桜

【詩】桜

散る花びらが

君との思い出のようで

苦しくて

もどかしくて

花びらを掴もうとする

君との思い出を握りしめるように

だけど気まぐれに

舞って消えて行く

僕の気持ちなんておかまいなしに

ひらり ひらり

ひとつ ふたつ

満開の花たちが消えて行く

枝から花びらが離れて行く

みっつ よっつ

花びらが舞い踊る

気まぐれに僕に触れて落ちて行った

掴み損ねた指を閉じる

いつつ む

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【詩】混沌

【詩】混沌

私は今、迷っている。
混沌の中にいて
抜け出せそうにない。

グルグル、渦巻いていて
気はそぞろ、
落ち着いてなどいられない。

動き回る方が気が楽で
当てもなく彷徨う。

頭の中もグルグルで
体もグルグル動いている。

心身ともに混沌としている。

息を吐いて、吸う。

息を吐いて、吸う。

息を吐いて、吸う。

繰り返すうちに、
落ち着いてくる。

曲がりくねった思考から
当てもなく彷徨ったよ

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【詩】花が嵐に

【詩】花が嵐に

花が嵐に

桃色の花が咲く木の前に立ち尽くす

花弁ひとつひとつに
楽しい思い出が映る

はらりはらりと散る姿が美しい

花弁が雨のように降りそそぎ
大地に積もる

風が吹いて
花が嵐に

敷き詰められた花びらを
踏む事など出来ず
立ち尽くすだけ

美しい記憶を
愛おしい記憶を
汚さないように
立ち尽くすだけ

2021.2.20

【詩】悲しみ

【詩】悲しみ

悲しい時に悲しいと言える

素直な人間だったなら

あなたとの未来は変わっただろうか

苛立ちをただぶつけて

言う通りにしろと喚くのではなく

ただ素直な気持ちを言えたなら

あなたはもっと優しくしてくれただろうか

寂しく疎外感を感じると

素直に言えたなら

あなたともっと穏やかに過ごせたのだろうか

ただ自分の家族が欲しかった

憧れなのか

過去に手に出来なかった

焦燥感からなのか

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【詩】会いたい

【詩】会いたい

会いたい会いたい
あなたに会いたい

毎年同じ季節に
焦がれるほどに
会いたくなるのは

あなたが同じ気持ちだったからだろうか

会いたい会いたい
ただひと目会いたい

ひと目何て嘘だ
会うだけなら夢で会ってる
白昼夢で見てる

映像だけなら思い出せる
過去の記憶なら思い出せる
一言一句思い出せる

会いたい会いたい
会って今を話したい

記憶に残らないくらい
くだらない話が聞きたい
ずっとずっと

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【詩】不自由な足

【詩】不自由な足

悲しみは通り過ぎ
虚しさを感じる

手をすり抜けて
床に落ち割れた宝石

ただそばに置いていたかった
だけなのに

ただひとつの、、、

不滅の光に散った花に
手向ける言葉はなく
もうすぐ思い出す事も
無くなるだろう

愛(かな)しい気持ちなど
遠の昔に忘れた

はずだったのに、、、

不滅の光に晒されて
面影が重なる
景色は鮮やかに映る

愛(いと)しい気持ちが蘇る
残酷な程に

愛(かな)しい

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【詩】見える 見えない 見てみたい

【詩】見える 見えない 見てみたい

あなたの高さから見た世界は
何が見えるのかな

わたしからの高さでは
見えないものがあるのかな

あなた目にはどんな世界が映っているのかな
わたしも見てみたい

あなたの世界を

わたしはあなたになれない
あなたの世界がわたしには見えない

当たり前のことがとても寂しいの

同じものが見えて同じように感じれたなら
あなたを悲しませることも

傷つけることもないのにな

喜びもないかもしれないけど

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【詩】蚊に好かれやすいタイプ(憤怒)

【詩】蚊に好かれやすいタイプ(憤怒)

生ぬるい風。

肌に絡んでまとわりつく風。

風がやむと今度は水分多めの空気が流れて行く。

遠くで蝉が鳴いている。

紫陽花も色褪せた。

嫌でも伝わってくる。

梅雨から夏に変わろうとしている。

奴(蚊)が来る。

おそろしい季節の始まりだ。

2019.7.24