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フィンランド🇫🇮プロレスで日本人🇯🇵レスラーに会う
ネット配信で人気の日本女子プロレスドラマが最近うちのブーム。
ダンナに「フィンランドにプロレスリングあるの?」と聞くと、得意げに「あるよ」と言われ「行くか」ということになりました。
フィンランドの老舗FCFレスリング
フィンランドにはFCF Wrestlingという長い歴史を持つショープロレス団体があり、レスラーは国内に留まらず、世界中でも活躍しているのだとか。
今回は、フィンランド国内外の女子レスラー、マイノリティレスラーが戦う「Northern Queens 2024」というイベントを観戦します!
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いざプロレス会場へ
到着したのはヘルシンキ大聖堂のそばにある建物の中のイベント会場。
ダンナもわたしもプロレス観戦をするのは初めてでドキドキします。
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会場は、普段は結婚式やコンサートなどに使われているホールでクラシカルな内装です。
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開始前からバーカウンターでお酒を楽しめます。
もちろん、席で観戦しながら飲むことも可能です。
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各レスラーや団体の公式グッズ販売もあります。
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試合開始のリングが鳴る!
さあ、ついに試合が始まります。
MCの女性が会場を盛り上げますが、フィンランド語なのでわたしにはさっぱりわかりません。
しかし、ユニークなキャラクターのレスラーたちが現れてパフォーマンスや試合が始まると目まぐるしく変わる展開に興奮し、言語など関係ありません。(何人かの選手はドイツやイギリスからの参戦で英語を話すレスラーもいます。)
以下に写真と、公式サイトにある試合紹介の一部を適当に要訳してならべていきます。
レスリングの魔女はチャンピオンのベルトを奪えるか?!
ドイツのスーパースター、黒魔術を操る「レスリングの魔女」、ベイビー・アリソン(Baby Allison)が、フィンランドで最も輝かしいスター、ステラ(Stella)とチャンピオンベルトをかけて戦う!
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クイーン・オブ・ザ・ヒルの頂点に立つのは誰?
5人のレスラーによる勝ち抜き戦!
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スコットランドの破壊兵器がフィンランドのクラッシャーに挑戦!
スコットランドのスーパースター“生意気な破壊兵器”チェ・モネ(Che Monet)が、タフなレスリングスタイルで相手をぶち○めすフィンランドのクラッシャー、ジェシカ・ラブ(Jessica Love 戦った相手は歯しか残らないらしい!こわい!)に挑戦する。
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レスリング・エンジニアはニッポンのホープを倒せるのか?!
英国の“レスリング・エンジニア”ロニー・ノックス(Ronnie Knocks)とダイナミックなハイロープジャンプやパンチで観客を魅了するレイミが対決!日本の力を証明できるのか?!
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女王の帰還!ビタミン爆弾とタッグを組み悪を成敗する
怪我で表舞台から姿を消していた絶対女王レジーナ・ローゼンダール(Regina Rosendahl)が復帰。
女王は“ビタミン爆弾”ニキータ(Nikita)とタッグを組み、8度のチャンピオンを保持した強敵ニーナ・サミュエルズ(Nina Samuels)と姑息な手で相手を翻弄する“ネオンエクスプロージョン”カシアス(Cassius)のペアを迎え打つ!
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観客のフィンランドギャグにニヤリ
女王レジーナが登場し、観客の歓声に応えてポーズをしている最中、大きな声援が面白くないヒール役のニーナが、
「Are you "finished"?」(もう終わった?)
と、さっさと試合しましょうよと急かすシーンがあり、そのセリフに観客が飛ばしたヤジに、
「Yes! We are "Finnish"!」(そうだ!俺たちはフィンランド人!)
というのがあり笑ってしまいました。
英語で、終了を表す言葉の「Finish」とフィンランド人を表す「Finnish」が似ていて、その認識はフィンランド人も持っているので、この二つをかけてユーモアにすることがたまにあります。
フィンランド語で「1!2!3!」
ご存知の通りプロレスでは3カウント以内に立ち上がらないと負けというルールで、日本では英語で「ワン!トゥー!スリー!」でカウントすることが多いです。
このルールはフィンランドのプロレスでも同じですが、カウントはフィンランド語ですることがほとんど。
フィンランド語の「1!2!3!」は以下のように言います。
「ユクシ(Yksi )!、カクシ(Kaksi )!、コルメ( Kolme )!」
フィンランドでプロレスを観戦に行ったら、ぜひ大きな声でレフリーと一緒にカウントを叫びましょう!
リングの構造がおもしろい
試合が終わると会場の撤収が凄まじく早く、スタッフがリンクに駆け寄ってから15分程度でほぼ全てがバラされていました。
なんとなく見入ってしまったのでその様子をお届けします。
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フィンランドファンに人気!日本人レスラーREIMI
試合の中でも「レイミ!」と名前のコールがひときわ大きかった日本人女子レスラーのREIMI(玲実)さんに試合後あいさつできました。
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彼女はフィンランド在住でフィンランド語ももちろんご堪能。
気さくに写真撮影にも応じてくれて、私との会話中もサインを求められていました。
レイミさんに「試合どうでしたか?」と聞かれて興奮して「良かったです!」としか応えられず、今度行ったらもっと気の利いたことをお話ししたい。
レイミさん以外でもレスラーは試合後、ファンとの交流を楽しんでいて、和気藹々としていました。
おわりに
ショープロレスを観戦に来たのはわたしは初めて。
会場にいると選手もレフリーも観客も一緒になってその世界を盛り上げていて、自分もその世界の一部になったようで臨場感があります。
テレビではリング上ばかりがクローズアップされるので観に来ないとわからない体験です。
観客には子供も、大人も、また、今回はマイノリティレスラーというカテゴリの選手もいるためか、体に不自由がある人も多くいて、各々が食い入るようにリング上の試合を見つめ、一緒になって声援を送っていました。
いろんな人に夢や元気をくれる、そんな場所なんだなと感動。
正直、マイノリティが、とか多様性が、とかいうとややこしいイメージですが、今回のイベントの選手の皆さんはみんなユニークでキャラクターが枠にハマらない良さがあってカッコよかったです。
ほんとに多様性があっていいな!と思いました!
日本のプロレスもまた盛り上がっているようなのでぜひ観戦しに行きたいと思います。