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【あと590日】東京都港区にプリスクールを開園するママが娘との二拠点居住に挑戦した話。~その②~

2025年春、東京都港区にプリスクールを開園するナカガワです。2歳9か月になったプリンセスのママをしています。
8月下旬になりましたね。暑い日が続いていますが少しずつ日が落ちるのは早くなり、夕方は過ごしやすく残暑の趣も感じられるようになってきました。


自然暮らしから東京へ戻ってきました

私たちは佐賀県にほど近い福岡県の海のそばの町で、7月の一か月間と少し、二拠点居住のために山の麓に建てた家でひと夏を過ごしました。

自然に囲まれた暮らしを終えて東京でのこれまでの生活が戻ってきました。朝は慌てて起きて、スカートを履いていきたい娘と格闘し、ママチャリを飛ばして保育園へ送る。スーパーで特売品を買い、家の掃除をしながら事業準備のあれこれをし、コープのミールキットでご飯を作り、ママチャリを飛ばしてお迎えへ行き、少し暗くなった公園で滑り台とお砂場で遊んで帰宅。週末には近くのイベントや室内テーマパークを探して涼みにいく、そんな私たちの変わらないいつもの暮らしです。

娘と私たちのニューライフ、続き。

~その①~では書ききれなかった、自然暮らしの後編です。

滞在三週目*梅雨が明け真夏到来

園生活は悪くないようで、相変わらず朝はすんなり車に乗ってくれます。一時預かりをお願いした園からは、毎日細やかにその日のできごとや娘の様子がアプリを通じて届きます。また降園時にもゆっくり時間をかけてお話ししてくださるので、娘がどんな過ごし方をしているのかよく知ることができますし、優しくサポートしてくださっているのが伝わります。

ちょうど新しい園に慣れてきたころに梅雨が明け、待ち望んだ外遊び中心の暮らしが始まりました。2歳児はまだ海遊びには参加しませんが、みんなで行先を決めて探検し、年長児さんに混ざって海遊びを見学したり、いっちょまえに虫取り網を持ってセミを探したりしているようです。

流れてくる葉っぱを捕まえたい

今週金曜日は月1回のお弁当デー。公園に行って川遊びをして涼み、木陰でお弁当を見比べながら食べたそう。青春してるな!

こちらでの生活では今までにない数の怪我をしているように思います。絆創膏の出番がぐっと増えました。転んだり雑草でかぶれたり擦りむいたものも増えましたし、取り合いなどの戦いの跡も。縦割り保育の影響でしょうか。東京の園では取り合いなどで手が出た報告を受けることもある娘ですが、こちらの園では一度も手を出して応戦していないそうで、相手を見ているのでしょうか。興味深いのでまた福岡に戻ったら先生に伝えたいと思っています。

滞在最終週*また会おうね

週末には友人家族がやってきて、海水浴やバーベキュー、おうちプールや花火と、夏らしい遊びを満喫しました。最終週にはじいじとばあばがやってくるので園はお休みがちになります。新入園児を一時保育で受け入れていただき園にご負担をおかけした我が家ですが、先生方も娘との別れが近づき寂しいと仰ってくれていることが有難く、嬉しく感じます。

最終週には園での自分の好きな遊びがはっきりとしてきて、お気に入りの太鼓やボール、好きな遊びを選択して過ごしている様子が見られるようになってきました。そしてここでなんと・・なんと好きな男の子ができた気配がみられるように!

最終日には先生も協力し、可愛らしく笑い合うツーショットをカメラに収めてくださいました。数ヶ月年上の優しそうな男の子。それから娘の笑った写真入りのメッセージカードもプレゼントしてくださいました。お別れの際には先生たちが門まで出てきていつまでも手を振って見送ってくれました。私たちの願いを聞き入れて素晴らしい時間にしてくださった園には本当に感謝しかありません。

自然暮らしが娘にもたらしたもの

たった一ヵ月と少しの間でしたが、戻ってきてから娘のお顔つきが変わったね、と言われることが何度もありました。もともとの娘は慎重派なところがありましたが、前よりも少し積極的に何事にも取り組むようになってきたようにも見えます。自然暮らしだからというだけではなくて、暮らしの環境が変わったことから育まれた成長も大きいと思っています。

ただ、自然暮らしのなかで克服したナスやトマトは、東京へ戻ってきてまた食べられなくなってしまいました。そんなもんですね!

子どもの生活環境を変えることの留意点

娘がベイビーだった頃から日々彼女の順応する力の高さを感じ続け(私よりずっと得意)、2歳にして挑戦させてみようと決めた今回の試み。自然暮らしを選択したことによってポジティブな変化がたくさん見られた一方で、東京へ戻ってからしばらくは以前に比べて激しめのイヤイヤに悩まされる日が続きました。

娘の場合、今までより少し強い”登園しぶり”をするように。朝日を浴びなくなり睡眠サイクルが崩れたり、逆に疲れて変な時間に眠ったせいで夜遅くまで起きてしまったり、今までにはなかった(大人にとっては)小さな理由で激しいイヤイヤが出ることもありました。

ぐっと成長が促されたからなのか、自己主張する力が育まれたからなのか、やりたいことが増えてできないことの間でもがいているのか、生活環境の変化によるストレスがあるのか、たまたま成長のタイミング的なものなのか、その全てなのか。思いつく要因は色々と考えられますが、子どもの生活環境を変える際に親として気をつけてあげられることはあると、経験してみてより強く思うようになりました。

環境を変えることでのストレスを理解すること。何日も前からこれから起きることを丁寧に繰り返し会話すること。子どもをよく観察すること、疲れが見られるときはできるだけ平穏な、安心して落ち着いた毎日を送ることを優先すること。それぞれの子どもに合わせてストレスの溜まりすぎない範囲で取り組むこと。そしてもう少し年齢が上がったら、一緒に考えて相談して計画して決めるほうがずっと良いし、もっと楽しいはず!

子どもも大人と同じ。無理をせずそれぞれに合わせたスモールステップを踏むことで、世界を広げていくことができるようになると思っています。そして頑張って挑戦したあとはゆったりと身体を休めることもまた大切。

これからの暮らしのなかで

これまでより少し自信をつけて、これまでより少し虫たちと仲良くなって、これまでより少し空を見上げるようになった娘。

朝日だね、セミが鳴いてるね、ねこじゃらしだね、強い雨だね、涼しくなってきたね、と自然のなかでの感覚を思い起こして日々の暮らしにつなげられるような言葉は積極的に伝えるようにしています。Youtubeを見ていても、「雨だね、濡れちゃうね!」と自然のなかでの経験とつなぎ合わせてイメージを膨らませている姿が見られ微笑ましいです。

子育てにおいては、経験したことを記憶しておくこと自体が重要ではない、と思っています。彼女の五感を通じて広がった好奇心や興味のつぼみを大切に、また色々な挑戦を一緒に楽しんでいきたいと思います。

おまけ:
私の成長ですか?戻ってきた私はなんだか土が恋しくなってしまったようでガーデニングに費やす時間が増え、飽きてきていたコンポストもゆるく再開しました。良いことです。

ナカガワ

大手外資系IT企業人事を経て、2025年春、子どもたち自身だけでなく、家族、教職員がともに『心地よく』過ごし『学び』続ける英語環境のプリスクールインターナショナルプリスクールを東京都港区に開園予定。

人事採用業務で感じたこれからの人材育成や、多様な一人ひとりの個性を大切にした選択肢としての幼児教育環境を提供していきたいと考えている。

園に関するお問い合わせはこちらからお願いします。info@pikkasinternational.com

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