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1月に読んだ本の感想
こんばんは。
春野つみれです。
2025年の目標に「毎月2冊は本を読む」を掲げています。
せっかくなので読んだ本の感想をnoteに書こうと思います。
※読書感想文はめちゃくちゃ苦手族です。
我が家にある本の入社経路は2つです。
1つは私が自分で購入する。
もう1つは実家から適当に持ってくる。
後者は母が読み終えた本を何冊かまとめてもらい、あらすじは見ずに本の厚さやタイトルで、その時に気になったものを読み始めます。
帯はどうしても目に入るので見てしまいますが、帯以上の情報を得ず、どういう話か一切知らない状態で読み始めるのもなかなか楽しめます。
1月に読んだ本も実家から持ってきた本でした。
あらすじを見ずに読み始めました。
ザ・ロイヤルファミリー
作者:早見和真
社長兼馬主の秘書なった男性が、社長兼馬主に喜んで振り回される話です。喜んでいる描写はなかったのですが、私は喜んで振り回されにいっているように感じました。
社長兼馬主とそれを取り巻く人々と馬が描かれています。
…あらすじって難しいですね。
本家からあらすじを引っ張ってきます。
お前に一つだけ伝えておく。絶対に俺を裏切るな――。父を亡くし、空虚な心を持て余した税理士の栗須栄治はビギナーズラックで当てた馬券を縁に、人材派遣会社「ロイヤルヒューマン」のワンマン社長・山王耕造の秘書として働くことに。競馬に熱中し、〈ロイヤル〉の名を冠した馬の勝利を求める山王と共に有馬記念を目指し……。馬主一家の波瀾に満ちた20年間を描く長編。山本周五郎賞受賞作!
父が競馬好きだったため私にとって競馬は割と身近なものでした。
大学時代に友達と競馬場にも行きました。
たしか父親とも競馬場に行った記憶があります。
お目当ての馬や騎手がいるわけではなく、競馬場には「当たりますように!!!」と、下心100%で行っていました。
当然馬のことはわからないので、パドックでは馬よりも掲示板を見ていました。
人気順を参考にしたり、ピンときた名前の馬を応援したり、強いイメージのある騎手の馬券を買っていました。
(私は人気がやや低い馬の馬券を単勝で買うのが好きでした。当たった時でかいから。保険で人気が高い馬の馬券も買っていました。2頭以上を予想するのは難しいし、複勝は当たっても金額が大きいイメージがないのであくまでも単勝でした。)
こんなにも欲にまみれて競馬場に行っていたのですが、それでもゴール前、馬が走ってくる光景は「すごい、かっこいい」と思ったのを覚えています。テレビでは聞こえない馬が走る音も競馬場だと聞こえます。迫力満点です。
この本を読んで、私が欲に溺れている時も、馬と馬に関わっている全ての人に、ひとつひとつ物語があったんだろうなあと思いました。
数年前のことなので記憶が定かではありませんが、パドックから出走馬がいなくなってからレースが始まるまで30分ほど時間があったように思います。
欲にまみれた私はこの時間が苦手でした。
馬券を購入した後は暇になるからです。
馬もいないこの時間を持て余していました。
この本を読んで、パドックからいなくなった後の時間が、馬とその馬に携わっている方にとって大事な時間があったのだろうと思いました。
本を読んでいる時と読み終えた後は、競馬場に行きたくなりました。
やっぱり馬のことはわかりませんが、パドックでは掲示板ではなく馬を見たいと思いました。
本の感想というより、競馬場の思い出になりました。
お読みいただきありがとうございました!
◾️本日の見出し
せめて雰囲気だけでも賢そうに。
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