ワインと自由、愛すべき2つのもの。
これは年間で一番数多くスマホのカメラロールに納まる光景かもしれない、私の家での「ワインのある夕食」です。
私はワインの味そのものが好きなので、放っておくと「ごくごく」と飲んでしまいます。なので、家ではロックアイスをたっぷり買って常備して「ウイスキーのロック風」で飲むのが基本。
俗に「かち割りワイン」と呼ばれているのですが、私の場合、これは実家の父譲りの飲み方で、なんとなく引け目を感じてきました。
フランスの現地情報に関してはこの目で確かめないと信じられない
ワインラバーの方々に見聞きさせたら、なんたる「邪道!」と言われそうだと思っていたのですが「プロヴァンスでは夏の定番」などと書かれているのを見ていたら、あれ?邪道は私の先入観?と気が紛れてきました。
でも記事の「南フランスのリゾート・プロヴァンスでは、夏はロゼワインに氷を入れて飲むのが常識なんです!」の上の写真は薄くて繊細なグラスに、氷なんて入ってないけどな・・・
ということで、情報ではなく、家庭環境の記憶を頼りに、自分の愛好の理由を探ってみました。
酒好き父から刷り込まれた、一見不道徳な「かち割り」スタイル
この飲み方の身近な愛好家で、ワイン以外も大の酒好きな実の父がワインを ”かち割る" ワケは確か・・・「冷えてないワインなど許せない」「ワインはキリッと冷えていてこそ美味い」。
同居していた頃から「買って帰ったばかりのワインは速攻で冷蔵庫行き!」と急ぐ習慣がありました。
不思議なことに、これは母も私も。フランスで対抗馬的に愛食されるチョコに関してもそう。メゾンのショコラも板チョコでも「買って帰ったばかりのチョコは速攻で冷蔵庫行き!」となるのは同じく。そんな我が家のスタイルです。
これは希少な風景なのでしょうか。
さておき、私のワイン付き合いを解説します(STEP2まで約10秒)
STEP1は、「厚くて割れないグラスに氷たっぷり、適量注ぐ」。
氷だけは太っ腹に、製氷器の小さなカケラでなくごりごりの「ロックアイス」を2kg袋を最低1〜2袋用意して、お代わりします(食養生精神はどこへ?と刺されそうですが、必ず傍にスープ料理があるので免罪符。)
そしてここは父譲りではないのですが、
STEP0で「できれば低アルコールと記載のあるものを選ぶ」。
以前はオーガニック、ビオワインの認証ラベルといった質にこだわっていた私も、最近ではこのような選び方になりました。
STEP2で「ワインと一緒に好きな食事をたっぷりいただく」。
お酒が食事に包含される形で(時に作る前・作りながら飲み始め、時間差はありますが)一緒に腹の中に入る訳。
なんといってもこれが朝5時発で明日も元気に活動するためのセルフマネジメントにグッドな工夫なのです。
STEP3? ありません。笑
家ならソファにでも寛いで、あとは自前で用意した食事を楽しむだけ・・・
今日もボナペティ!
自宅で食事と一緒ならどんなに遅くなっても夕食と共に終了し、今では平日でも心置きなく飲めるし、土日の仕事にも弾みがついてしまいます。
#仕事について話そう のタグを入れてしまったので、何かしら締めくくりを真面目に整えなければなりません。笑
最後に「ワイン」と「自由」をかけまして、パリジェンヌとニューヨーカーの女性著者から学ぶ私の愛読文庫本も一冊ずつ紹介します。
ワインと合わせて「自由」を学べる本たち
そう、これも30代になって味わえるようになった楽しみの1つですが、20代まで「夜の宴だから飲む」という固定観念のあった時間感覚を一度外して、自由に捉え直したら、なんとも素敵な世界が広がっていました。
大のコーヒー好きで知られる私も「なにがなんでも朝はコーヒー」と決めてかからず、時間と人と気持ちが許せば、朝からワインだって飲むんです。
この先も私にとってワインは「自由」を教えてくれる象徴になりそうです。
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