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「越境」歴を掘ってみる

BaseQのオンラインセミナー「越境とイノベーションを考える」に参加し、イノベーションと越境の関係について学んだ。
井上功氏によれば、経営学の大家たちはかねてからイノベーションに越境は欠かせないと論じてきたということだった。

越境とは現在の心理的または物理的な居場所・所属から身を移し、新たな場所で受ける刺激から変容的学習を行うという営み。
この学習から新たな価値が創造されるということでイノベーションとの関連が指摘されていた。

学校教育における「越境」とは?「イノベーション」とは?
というところについては今後も多くの人との語らいの中で考えを深めていきたい。

学校職員が容易にできないものとしては
・職種間越境
・業種間越境
・労使間越境
あたりが挙げられる。
ワーキングタイムの中でこれらを実現するシステムを掘るのと合わせて、勤務時間や職場での実現に拘泥しない柔軟な姿勢も必要かもしれない。

自分はこれまでの勤務校を全て最短で転勤してきたが、「越境」志向が強かったと捉えることもできる。
(それぞれの職場での居心地はむしろ良かったので、人間関係から逃げ出したわけではない)

これらも含めて越境歴っぽいものを掘ってみる
・組織内越境
 任意参加の研修会
 校務分掌外のプロジェクトの進行
・組織間越境
 転勤
・職種間越境
 異校種異動希望、支援プロジェクトによる異校種経験
 担当部活動の競技団体、体育連盟
・産官学越境
 教職大学院派遣
・世代間越境
 町内会、祇園祭
・地域間越境
 ホームステイ(米国)
 教職員組合視察(中国)
 旅行(いろいろ) 

自分で飛び出したのも、偶然越境になる形になるのもあったが、それぞれが細く、浅く、「学習」というほどまでには変容があったのかは定かではない。
あと1年弱の生活の中では時間を武器にして「越境」の視点で学習を進めていきたい。もう半分しかないと思うと焦る部分もある。

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